コロナ渦で頑張る妊婦さん
こんばんは。
ただいま里帰り出産をする為帰省中の私です。
今回はコロナ渦の中、出産を経験する妊婦さんの気持ちを想像して綴りたいと思います。
想像と言ってますが私もそのうちの一人です。
ですが、緊急事態宣言が発動されていた時期や、メディアでの情報がコロナだらけだった時に出産された方に比べたら、状況が少し違うかもしれませんが。
コロナ渦で何が変わったのか。(病院側の対応)
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◉付き添いの妊婦検診が受けられない
私の場合は初回のみ夫も一緒に行く事が出来ましたが、その次にはもう付き添いは病院の意向でNGとなっていました。まだお腹にエコーを当てて見る前の段階です。
女性は実際にお腹の中で成長していく過程を身をもって体験しますが、男性は女性に比べて自分に子供ができるという「実感」を持てるまで時間がかかるのではないでしょうか?
その上赤ちゃんのたった今の状態を知り、感じられるエコー検査を見られないとなると、またその男女の差も大きくなってしまうのでは。
そう考えたら、付き添いでの妊婦検診は両親お互いの為に必要なものかと思うのです。
◉両親学級が受けられない
私が住んでいる地域では両親学級の中止が相次ぎ、しばらくした後に開催できるようになったものの、対面での講座は人数制限があり、時間も短縮。
その中で何回期申し込んでも私は落選し(笑)その後オンラインで受講が可能になりましたが、こちらも開催日数も少なくなぜか人数制限もありで受けられず。
結局私は両親学級を受けていません。
(子供が2020年生まれの妊婦さんは、例年に比べて両親学級を受けていない方が多いのではないでしょうか。)
昔はそういう講座が無かったんでしょうが、やはり受けられるものなら受けたい。そして何より、パパになる男性の為にとても大事なんじゃないかと私は思います。
これは付き添い検診にも繋がる話でもあります。
付き添い検診ができなかった分、両親学級で少しでも自分の子供を近くに感じらるようになって欲しいですし、産後の子育てにも影響してくるはず。
どちらも受けられなかった方はどんな気持ちなのでしょうか。
◉立ち合い出産が出来ない場所もある
私の場合は里帰り出産なので、地元に住んでいる家族1名だけなら立ち合いが可能との事。
夫の場合は県外なので、地元に来て2週間待機をすれば可能と聞きましたが、夫も仕事をしている身、2週間待機はできないので、結局夫の立ち合いはできない事になりました。
(追記:実は最近決まりが変わって、再度立ち合いNGとなってしました💦)
◉里帰り出産を受け入れてもらえない所も
私は世の中がコロナコロナと話題になる少し前に病院を予約できましたが、現在はこの病院も里帰り出産を受け付けていないようです。
あと電話したところでは、個人病院、そして大学病院はNGでした。数ヶ所しか連絡をしていないので後の詳細はわかりませんが、その地域毎によって違うかと思います。
私は違いますが、例えば初産で里帰り出産出来ない方、もしくは両親やご兄妹がいらっしゃらない場合での自分たちのみでの出産の場合、大変な苦労があるかと思います。
◉基本的に2週間待機をしてから病院へ(里帰り出産の場合)
私は【2週間の自宅待機(県外から来た人に限り)】を病院から言い渡されました。加え、妊娠30週までには地元に帰ってきてくださいとの事。
(私の場合はコロナが流行りだす前に病院の予約をしたので32週までに帰ってきてくれればいいとなりました。)
コロナが特になければ、34週までの検診に間に合えば良かったので、今一緒に暮らしている家族との時間もまだ取れたし、私の場合はヨガインストラクターをしているので、もう少し現場でレッスンをできたなぁという思いがあり、仕方ないとは分かりつつも心の中ではモヤモヤな気持ちもありました。
◉面会ができない
これはどの病院でもまだ続いているのではないでしょうか。私が今受診している病院も基本的には面会NGです。
(妊婦さん関係なしにも今は入院している方との面会は殆どがNGかと思います)
陣痛が始まり、出産を迎え、子供が生まれたあとは何日か病院に入院するわけです。本来ならその入院の最中も家族が会いにきて、お世話をしたり触れ合ったりできるでしょう。ですがそれは今できません。
出産直後に家族と会えないのは心寂し過ぎると私は思います。
と、これは通常のパターン。
もしその妊婦さんが早産等の理由で長期で入院することになったら?
もし産まれてきた赤ちゃんに何かあって、NICUに入ることになったら?
そんな中で面会ができないなんて、家族にとっては心もたないことばかりです。もしかしたら今後の親子関係に影響が出るかもしれない。
そして先ほども書いたように、家族の協力がとても大事になってくる子育てを考えると、里帰り出産をしない方にはこの「面会ができない」ということも大きな問題かと思います。
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以上が、私が経験している、もしくは人から聞いた大まかな変更点です。
このコロナ渦で出産を経験する妊婦さんはきっと様々な葛藤があるかと思います。
私はこれから出産ですが、コロナ渦でもう出産された方のお話を聞くと、凄く孤独感を味わったという方もいれば、一人で大変だったという声を多く聞きます。
それほど、この2020年に出産をする妊婦さんにとっては、大きな試練なのではないでしょうか。
【新たな流れ】
かと言ってネガティブな話題だけではありません。
コロナ渦で今まで以上に当たり前になってきたインターネット、そしてオンライン化。住む場所が離れていても、直接は会えなくても、インターネットによってコミュニケーションが可能になりました。
それに今はオンライン出産・面会なるものがあるそうで、立ち合いができない代わりにテレビ電話等を繋いでの立ち合いや面会が、病院によっては可能だそうです。
(病院の施設としててはなく、自身の端末を使ってが今のところ殆どかと。)
私もこれはやる事にしました。
これには新しい時代の流れを感じます。出産の立ち合いをオンラインでやるなんて発想、全くありませんでした。
もちろん直接会って触れ合いを感じる事が一番なのは変わりませんが、何かしらの理由でそれが叶わなかった場合にはとても便利なツールですよね。
これに関しては今後、病院に普及されていくであろう内容かと思うので、各病院での課題になるのかと思います。
【今後の課題】
◉各自治体の対応
私は両親学級を受けていません。
受けたかったけど受けられませんでした。
正直私の住む自治体に関してはもっと今後の対応を考えて欲しかったです。実際に担当の方と話した時に少し切ない気持ちになりました(笑)
例えば、受けたくても受けられなかった方の為のフォローや、講座のアーカイブや動画を残したりだとかあっても良いのにな、というのが感想。
現状に追いつけない気持ちもわかるのですがね。
その場所に住むことになる子供(新たな命)や家族をもっと大事にし、守ってくれる仕組みや対応をして欲しい。これは今後に期待します。
◉産後の子育て支援
妊婦さんや産後のママさんはきっと気持ちも不安定になるのでしょう(私はこれからなので)とてもデリケートだと思います。
通常でもそうなのに、このコロナ渦で出産を経験する方々には、多くのサポートが必要とされると思います。
コミュニケーションのツールも段々と増えてきている近年、サポートの内容をもっと手厚くする事も大きな課題にはなるのではないでしょうか?
その為には、自治体や行政がもっと率先してその環境を整えていかなければならないかと思います。
◉病院側の対応
妊婦さんもそうですが(それとは関係なく入院する方も含め)ただでさえ入院するとなると不安を抱えている人は多いはず。
そしてそれはコロナ渦だと、通常とは状況が変わってくると思います。
そんな時、病院側に求めることはただ一つ。
その方々を安心させてほしい。
お医者さん、看護師さん、助産師さん以外もそうです。入院手続きを説明する事務の方だったり、受付やお会計をする方もそうだと思う。(私は入院説明の時に、あまりにも事務的な対応で少し嫌な気持ちになったから。)
どんな職務立場でも結局は対人同士。
その人の気持ちを少しでも汲んで対応して欲しいと思います。
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ここまで読んでいただいた方、ありがとうございました。
長文になりましたが、
今回はコロナ渦で頑張る妊婦さんや変化した環境、そして今後の課題について綴らせていただきました。
あくまでも私の視点からの意見です。
コロナ渦での妊婦さん、みんな色んな葛藤と戦って頑張ってます!
新しい時代の流れを感じる今、病院や自治体、行政も、その流れを感じながら、未来を見据えた新たな道を作っていってくれたら嬉しいです!