スーパーアライキッズの育て方〜6色レインボーの意味を教えてみました
ALLYを増やしたい。そして、LGBTQ、セクシャルマイノリティの人々が生きやすい社会を作りたい…
チャンヌの願いであり、夢のひとつ。
そこで、自分ができることとして、まずは我が子をALLYに育てることを目標とし、日々子育てに織り込んでいます。ALLY(アライ)というのは、セクシャルマイノリティ・LGBTQの人を理解し、味方になる人のことです。
スーパーアライキッズ・長男
もっとも人ってぇのは生まれたときはみんなまっさらで、人を差別する気持ちも理解を遠ざけようって気持ちもない。人を理解しようって気持ちもない代わりに。
だから、プラマイゼロの小さなうちから、多面的な物の見方と、人との違いを認められるというこの2点を身に着けさせれば、必然的にALLYになると、チャンヌは思っています。LGBTQに限らず、マイノリティの人たちを差別することなく、受け入れることができるようになるはずだと考えているのです。
だから、うちの長男には、10歳くらいまでLGBTQについて一切教えたことはありませんでした。しかしながら、幼い頃からチャンヌが上記の2点をシッカリと仕込んでいたためすんなりとALLYになりました。さらに、LGBTQに関する本や動画を見せたところ、LGBTQに関する知識もかなり正確に持っている模様。そこでチャンヌは、多面的な視点と個人の違いを認め、更にLGBTQの知識も持ち合わせた子供を「スーパーアライキッズ」とし、長男を早速スーパーアライキッズに任命しました!
今では同性婚実現が進まないという話題になると烈火の如く怒り狂うスーパーアライキッズになりました。スーパーアライすぎて普通に「うちのお母さんレズビアンでな」とか言ってしまいそうな感じ。てか、もう言うてもてるかもわからん。かなりナチュラルにアウティングしてもてる可能性は高いが、そんくらいレズビアンオカンは長男にとってなんてことないことみたいです。
6歳次男をスーパーアライキッズにする!
さて、今度は次男。
次男、来年小学校に上がります。
保育園より人数も増える分、色んな価値観や考えにぶつかるでしょう。そのときに、きちんと自分の指標を持っていて欲しいし、他者との意見とぶつかった時でも、きちんと説明ができる知識を身に着けさせる必要があると考えています。
もっとも、現在も既にALLY。
男の子だとか女の子だとか、そんなの気にしなくていいとか、誰が誰を好きになってもいいとか、ザックリとは教えて来たので、教えた限りは理解しています。ウチも女2人と子供2人の家族、だとわかっているみたい。
アライキッズを育てるには、上記の2点の視点と共に、LGBTQやセクシャルマイノリティに対する正しい知識を身に着けさせる必要があります。だけど、何もない時に突然「LGBTQについて教えるわ!」とアプローチするより、日頃の生活の中で、LGBTQに絡めて話できる機会を探して話した方が子供に取って印象に残りやすいと思うので、ニュースやテレビ番組、絵本など、セクシャリティやジェンダーについて話せる話題は割と常に探してます。
アクセサリー作りからLGBTQの話題に
その日はチャンヌが、レジンでアクセサリーを作っていました。レインボーカラーをモチーフにして、セクシャルマイノリティ当事者もALLYも身に着けられるアクセサリーを考えていたのです。
すると、次男が「次男ちゃんもそれ作りたい」と。
長男に比べて興味の対象が広い次男。興味はそう持続しませんが、「やってみたい!」ということが結構あるようです(あれ、これチャンヌかも笑)。
そこで、チャンヌがお手伝いをして、ペンダントを作ることに。色は何色でもいいよと言ったのですが、チャンヌが作ってるのを見て「次男ちゃんも虹色にしたい」と言いました。
おっ!!!
これ到来じゃない!?
アライキッズになるお勉強のタイミング!!!
そこでチャンヌ、次男に。
「次男ちゃん、この6色の虹色って意味があるねんで」
「どんな意味?」
「これはね、男の子と男の子が結婚してもいいよ、女の子と女の子が結婚してもいいよ、赤ちゃんの時男の子って言われても女の子になっていいよ、赤ちゃんの時女の子って言われても男の子になっていいんだよって意味」
できるだけ短い説明を心がけているので、LGBTQの細かいニュアンスまでを全ては盛り込めませんでしたが、ひとまずこんな風に話しました。
同性間の結婚は今のところできないけれど、好きだとか愛し合うというワードを結婚という言葉に変えて使いました。(取っ掛かりとしてザックリしたニュアンスをいかに6歳にわかりやすく伝えるかってところにフォーカスしたので、言葉のチョイスはベストではないと思ってます!お許しください)
「へぇ〜そうなんやぁ!次男ちゃんいいこと知ったわぁ」
説明を聞いて、そんな風に言っていました。
次の日、次男がこんな事を言い出しました。
「次男ちゃん、6色の虹色の意味を紙に書いて保育園持っていこうかなぁ」
保育園はそれぞれのやりたい事をかなり受け入れてくれるので、個々が興味を持って調べたことなどを発表させてくれるような時間を設けてくれるそうなのです。
結局紙に書く時間はなかったのですが、帰りに「今日次男ちゃん、お友達に6色の虹色の意味教えてあげた〜」と言っていました。
子供って、やたら虹色が好きです。
日頃、子供と関わる仕事をしているのですが、体感として虹色が好きな子は多いです。色んな色が入っていてカラフルだし、キレイだなぁって思うからでしょうかね。
子供たちの好きな虹色、「実はこんな意味があるんだよ」って教えてあげること、これもアライキッズを増やすひとつの方法ではないでしょうか。
6色のレインボーカラーが入ったペンダントを、次男は嬉しそうに首からかけて登園しました。先生に見せて、嬉しそうにしていました。家の、次男専用のお宝引出しに今も大切にしまってあります。
クラウドファンディングに挑戦中です
10/20まで、ALLYを広める人・ひかるんこと、新生光さん率いる「ALLYES」が「Trans Lifeプロジェクト」としてクラウドファンディングに挑戦中です!!チャンヌもそのお手伝いをしております。
トランスジェンダーの苦悩や葛藤。そこには私達シスジェンダー(体と心の性別が一致している)の想像が及ばないところがたくさんあります。
そんなトランスジェンダーのリアルな感覚を、ドラマ仕立ての動画にして世に届けたい…それが「Trans Life」プロジェクトです。今回その動画の制作費用をクラウドファンディングで集めています。
現在15日目で、支援額は目標金額300万円の12%を超えました!!ありがとうございます…!!!!
まだまだご支援いただきたいところです。…が、まずはどんなプロジェクトか知るだけでも!!!!また、各種SNSでの拡散もとっても嬉しいです。
どうぞよろしくお願いします…!!