越後湯沢、高崎、長野駅へ行くならココへ【駅近で日本酒飲み比べができる場所】
12月頃から日本酒に興味を持ち始めて、翌年3月上旬に日本酒3級取得したヲタクが、5連休を日本酒へ全振りして3日目の記録です。
越後湯沢、高崎、長野駅近で、遠征や出張、観光へ行った際はぜひ立ち寄っていただきたい、昼から美味しい地酒が飲める場所を紹介します。
▼夢の5連休スケジュール
1日目:アンテナショップなど6軒巡る
2日目:仙台、福島で飲み比べ(前回)
3日目:新潟、群馬、長野で飲み比べ(今ここ)
4日目:日本酒検定の勉強
5日目:昼は日本酒検定3級の試験、夜はつばきファクトリーのライブ
まだ日本酒に興味持って3,4ヶ月の新参者ですが、数えてみたら、3月は軽く100種類以上の日本酒の飲み比べをしていました。
記憶なくしてますけどね。
多少、ど素人が学んで日本酒のラベルや、酒造好適米の特徴、作り方やしぼり方を知っても、実際に飲まないと味わいって全然わからないです。
今、飲めば飲むほど実感しているので、新幹線の駅近で少し試せるのはホント素敵にありがたい。
また訪れたい場所ばかりなので、今後、近くでハロプロのライブで遠征したら、帰りに寄るであろう未来が見えます。
遠征の楽しみ、また増えました!
もちろんキュンパス利用で、正規料金だと25,000円くらいする旅が、10,000円です。
素晴らしいので、またやってほしいですとJR東日本公式のアンケートにも書きました。
新幹線のありがたみを実感する
東京駅へ向かい、新幹線のホームへ。
まず最初に目指すのは、越後湯沢駅です。
前回、18きっぷで4時間くらいかけてきたのに…新幹線だともう着いた!
早いなあ、人類の発明すごすぎる。
▼前回の記録
新幹線のありがたさが沁みます。
時間はお金で買えるんだよ、お金があれば買えばいいじゃない。
はーこれがブルジョワの気分か。
駅にある有名なぽんしゅ館には見向きもせず、12月に歩いた道を歩きます。
越後湯沢で、午前中から有料試飲で5杯飲む
有料試飲ができる、酒販店兼土産物屋さんです。
前回来た時、日本酒ありそうな香りがして気になってはいたんですけど、通り過ぎました。
当時は、ただ日本酒の漫画を読んで楽しんでいる状態で、日本酒を飲むレベルまで達していなかったのです。
都内のアンテナショップ日本酒飲みで慣れてきたとは言え、やっぱり初めていくお店の扉を開けるのは勇気が必要です。
基本、ビビリなんで。
おそるおそる入ってみると、誰もお客さんはいない様子。
入口から、冷蔵ケースの前を通り、店内を見てレジの方に行ってみて、振り返ったらメニューがありました。
味のある手書きの数々に、圧倒されます。
まったくわからないので、じっと読んでみて、気になるものを選んでみることに。
何がマニアックかわからないけど、お得らしいし、これにしよう。
胃に何も入れずに飲むのはまずいので、駄菓子の中からキャベツ太郎を選び、マニアックな飲み比べを注文。
フチギリギリまで入れてくれている!
なんたるサービス精神か。
一応、お店の方に確認取って、ペットボトルの水を出して飲みました。
感想メモ
天神囃子 純米酒
米って感じ旨味強い。
キャベツ太郎が、めちゃくちゃうまくなった!
天神囃子 純米吟醸
うまい水の最強タイプ。
後味すんとしてる。
天神囃子 縄文の響
うまいな、すっきり。
米感もあって、飲んだあとずっと、口の中がずっと美味しい!
注文した時、店員の方に「なぜマニアックか?」を伺ってみました。
40年くらい前までは、肉体労働の方が多くて、旨口で甘めの味が好まれたそうです。
でも、だんだん社会が変わり、肉体労働よりデスクワーカーが増えてくると、日本酒に求められる味わいが変わってきて、新潟の日本酒は淡麗系の味わいが増えていきました。
特に、新潟というか越後湯沢は関東から近くて、そちらからのお客さまも多い。
関東圏ではデスクワーカーの方々が多いため、淡麗系の味わいに寄せていった結果、昔ながらの旨口の日本酒を作る酒蔵さんが減っていったそう。
それでも、時代や流行に囚われずに旨口系の味わいの日本酒づくりを貫く酒造さんが醸す、マニアックなお酒シリーズ、天神囃子なのだそうです。
かっけえ…!
わたくし「口の中、ずっとおいしいです!」
店員さん「もうちょっと飲める?」
わたくし「飲みますよー!」
店員さん「これホント美味しいから、危険なんだけど…」
っておすすめされたものを、追加注文しました。
ウッカリ話が盛り上がってしまったので、調子こいてしまった感ある。
こんな飲む予定じゃなかったけど、出会いを大切に。
感想メモ
天神囃子 特別純米無濾過生原酒
さっきのよりも強く、ずっと美味しい。
甘み強めで酸味少しあり。
こんなうまいキャベツ太郎ないです、お酒の旨味で格上げされました。
越天翔 純米吟醸無濾過生原酒
甘すぎなくて、ずっとうまい!!
やべえこいつ、危険です。美味しい。
200本しか作らなくて、取り扱いはここだけらしいです。
幻に出会えた…うまいしか言えない。
興奮して写真撮り忘れているし、香りも見た目のメモもしていない!
十日町の魚沼酒造さんだそうで、脳内のいつか酒蔵見学行きたいリストに入りました。
▼私が愛する平成感あふれるサイトの匂いがある
いろいろなこと、お店の方から教えていただきました。
11時過ぎっていう昼前時間を攻めたことで、私以外に有料試飲客がいなかったのも、タイミング良かったんだと思います。
夕方頃は混むそうなので、また来る時は、午前中に伺いたい。
美味しかったな、いい気持です。
ごちそうさまでした!
向かいの海鮮丼がすごい美味しいから、良かったら食べてみて!と、さらにおすすめ情報いただきました。
お昼食べようと思っていなかったけど、せっかくだから行ってみることに。
普段だったら、勇気なくて開けられなさそうな扉、今ならいけました。
日本酒の力よ。
階段見えたけど一階だけなのか、そんなに広い店内ではなく、テーブルとお座敷はすぐ満員になっていました。
私が入った後、グループ客はお断りしていて、一人客だけなら、カウンターに入れてくれるようです。
お味噌汁っていうか、あら汁には鮭がゴロゴロ入ってて美味しい!
海鮮丼(正確にはちらし寿司)の見えないところにマヨネーズ入ってたのだけマイナスだけど、総じてゴロゴロと一切れが大きい海鮮がたくさん入っていて贅沢で、美味しかったです。
子供の頃から、ずっとマヨネーズが苦手です。
お寿司屋さんだけど、ホワイトボードに書かれたおつまみメニューもよさげです。
地元の方と思われる方が、カウンターで一杯やっていました。
回らない寿司屋で飲むの、憧れるな。
お店を出て、次の場所へ向かいます。
12月に歩いた道とは別を選択。
方向あってるから着くだろうと、端っこにたまった雪を踏んでみたり、楽しみながら歩きます。
脳内を巡る曲
すみません、ハロヲタなので思い出しました。
いい曲ですよ。
謎に実家感のある「駒子の湯」を貸切状態で満喫
越後湯沢の温泉って言ったら、駒子の湯です。
タオルは持ってきてるので、500円で温泉に入れます。ヤッター安い。
昨日の会津若松のほうが安いけど、いいんだそれは。
私の温泉基準は、駒子の湯なのだから。
13:10ごろ着いて、久しぶりの温泉に浸かります。
また貸し切りだ!無人だ!
ゆっくりリラックスできたけど、また来るからほんと潰れないでほしい。
昼から温泉へ来る人も少ないか、観光客は、スキーとかなにか楽しんでいるお時間なのでしょうか。
今回は長湯せず、ほどほどにして越後湯沢駅へ戻ることに。
駅の近くには、白瀧酒造さんがあり見学もできるようです。事前に調べたところ、この日の予約はすでに埋まっていました。
越後湯沢駅へ戻り、ぽんしゅ館を覗いてみます。
利き酒コインほしかったけど、新幹線の時間が迫っていたので断念。
次の地へ向かいます。
ちょいちょい人形と写真撮ってて、初見の方に引かれるかもしれませんが、こういう趣味です。
高崎で、珍しい造りの日本酒を堪能
以前、18きっぷで伊香保温泉へ行った帰りに高崎駅寄った時、めちゃくちゃ気になっていたお店です。
ちょい呑みセット 60mlずつ+おつまみで1,100円
セルフでお水(常温と氷入り)飲み放題、おしぼりがほかほかの布タイプが嬉しい。
感想メモ
Tsuchida K 貴醸酒
あま、うま、うん、思わず笑顔。
昨日、仙台で飲んだ勝山よりはすっきりめのメロンの美味しいところ。
アルコール感はあって、でも、もっと上品で、今までに出会ったことがない新鮮な味わいです。
精米歩合が90%の生酛造りって始めて飲んだ。
Tsuchida99 UA.ver
酸味のある甘みで、フルーツっぽいけど後味はスッキリ。
なんだこれは。
濃厚だけど、スッキリ。なにこれ????
こちらも出会ったことない味わいで、不思議です。
土田酒造さん、面白い!!!
お水を汲みに行った時、店員さんから話しかけられて少し会話したのですが、自分が夏子の酒を読んで、日本酒に興味湧いたことを話したら、るみ子の酒のことを教えてくれました。
急に酒蔵のあとを継ぐことになった女性が、当時、夏子の酒を読んだことがキッカケで、るみ子の酒ができたそうです。
さらに、るみ子さんと旦那さんで作るお酒が違うそうです。知らなかった。
今、お店にあるお酒も見せてくださいました。
季節や種類によって、ラベルも違うそうです。
お優しい店員さんに感謝。
後日ですが、いろいろあって三重テラスで、るみ子さん9合酵母の特別純米酒を飲めました。
美味しかった!
他にも、店内のメニューは気になるラインナップです。
時間が取れないので、ここでは2杯のみで。
高崎までは普通電車でも全然行けるので、18きっぷでリピしに行くと思います。
お店を後にして、高崎駅構内を少しブラつきます。
お!?
高崎駅の日本酒自販機があるコーナー以外にも、こういう場所があるんですね。
いい感じのラインナップです。
ヤッターここにも日本酒サーバーある!!!
(昨日、仙台駅で見たやつ)
牧野酒造さんの日本酒、大盃の純米吟醸しぼりたて生があります。
一杯80mlで300円、いいじゃん、即決です。
買って注いで、手持ちで新幹線のホームへ。
途中、ちょっとこぼしました。
ということで、長野駅へ向かいます。
大盃があるだけで、車中も楽しくなりました。
舌がピリつくようなフレッシュさがありながらも、甘くて、後味はすっと消えていってじんわり飲めます。
じゃがりこも安定の美味しさ。
大盃いいな、好きです。
推しの名字と同じなので、群馬の推し酒造さんです。
長野で、日本酒と馬のもつ煮で少しゆっくりする
長野は、去年のアンジュルムと、モーニング娘。'23のライブで来ました。
約11ヶ月ぶりくらいです。
その時は、観光する時間なんてほぼない、ただの日帰りライブ遠征で、こんな場所があるなんて知りませんでした。
長野駅直結の商業経施設内に、素敵な場所があるとググって参りましたが、日本酒、ワイン、スイーツ、おつまみも充実していて、隣にはお酒販売やお土産売り場もあります。
想像以上に、見ているだけで楽しい場所です!
お目当ては飲み比べです。
3種類で800円おすまみつき。
感想メモ
御湖鶴 純米吟醸 山田錦 火入れ
香りと旨味が強く…ビリビリ感がある。
フルーティーなんだろうけどこのビリビリ感、刺激的です。
翠露 純米吟醸
良い含み香なので、飲んだ後いい香り。
甘旨口だけど後味すっきり系の軽めな感じ。
純米吟醸 セキレイ 無濾過生原酒
甘くて、酸味あるフルーツ感。
女子ウケ良さそう。
でも後味が割としっかりアルコールが残って、美味しさとちょい酸味がくる。
おつまみ
おたぐりっていう馬のもつ煮
うま!
少しだけ臭みなのかな、感じるけど全然大丈夫。
やわらかーい!!!!ふわふわしてる。
もはや何かもうわからないけど旨い。
味噌系の味。
きのこのつくだにみたいなやつ+野沢菜
紫蘇がアクセントでうまい。
正式名称がわからない…
鬼滅の刃の煉獄さんのごとく、ほぼ「うまい!」しかメモが残っていないので、酔いが来ていると思われます。
立ち飲みスペースと、座れるスペースがあって、私はテーブル席の方に座ったのですが、近くのみなさんはいろいろ近隣店舗のものを食して時間を過ごされていました。
観光客と出張のビジネスマンが飲食しながら新幹線を待っていたり、夕方からお酒飲んでいる地元の方と思われる方々がいたり、色んな人が入り混じって、でも東京駅のようなプレッシャーがないと言うか、忙しくしていないような時間の流れを感じます。
こういうのいいなあ。
東京駅のプレッシャーというのはなんぞやというところなんですが、自分の人生で、数え切れないくらい東京駅構内に行っているし通ってるけど、雑多に集まる人々のプレッシャーというか、目に見えない圧を感じてしまい、ちょっと怖いし、毎度ほのかにビビってます。
ビビリがバレないように、早足で人を避けて歩くのが、超個人的な東京駅の歩き方です。
駅構内や、駅の近くのどこかで座っても、決して安心はできない空気を勝手に感じるのはなんなんだろうか、いくら見た目がきれいに変わっても拭いきれないものを感じるのです。
…という東京駅への思い込みに比べて、こちらは安心できる空間でした。
適当に乗れそうな新幹線の座席を探して、これで帰るかなとスマホいじりながら、少しゆっくりと味わいました。
これが長野の時間の流れなのかな。
もっと飲み比べしたいけど、時間的にこれ以上は次回にします。
羽賀朱音さん(モーニング娘。'24)の地元だから、きっと長野ライブあるでしょ。
私、まだまだハロヲタやってるでしょ。
また来よう。
お土産を見て、新幹線のホームへ。
指定席予約を、かがやきで使いました。
北陸新幹線の早いやつです。
長野駅で発券するところが結構並んでいて、乗り遅れるかと思いました。
席指定したら、どこでもいいから早めに発券するのがいいな、学んだぞ。
「宣機の一本 純米大吟醸」は、私が去年の12月に越後湯沢で初めて買った日本酒です。私の中ではじまりの一本なんで、記念に。
おたぐりにかけて美味しかったわさび八味と、五平餅の小さいのがあって、朝ご飯で食べられそうなので買いました。
わさび八味、家でしょっちゅう食べ物にかけてたら一週間でなくなったので、もうないです。
かけるペースが早すぎた。
最後に記念写真。
日本酒検定3級の教科書を下敷きにしたみなさん。
次は、4月の下旬に日本酒検定2級にチャレンジする予定ですが、↓のイベント毎日がドリーム過ぎてやばいです。
知った瞬間、期間中、毎日早退して六本木へ行きたいと願いました。マジで何日かは勤務時間調整して、平日午後から行きます。
そういう奴です、私は。