「フルーツ盛りだくさん白くまバー」を買い占めて、現世を彷徨い続ける白くまトロピカルゾンビを鎮める儀を行って優勝した
ご存知ですか?ローソンは、毎年なぜか白くまアイスを売りたがります。ありがとう。超ありがとう!私のような現世を彷徨い続ける白くまトロピカルゾンビを静まらせるには年一で充分であり、今年の6月も買いだめして過ごせたからコンビニではローソンが一番好き。
白くまトロピカルと私
見かけたら絶対に買うもの、それが「白くまトロピカル」箱アイス。
10年くらいか数年前、よく覚えてないけど初めて食べた時びっくりするくらいに美味しくて、リピしまくって今でもスーパーへ行くたびに幻影を追い求めてしまうくらい白くまトロピカルガチ勢。
現代用語で言えば白くまトロピカル推しであり、白くまトロピカル党員で白くまトロピカル教で白くまトロピカルに恋してる。
好きな食べ物を毎日食べ続けても飽きないしむしろどんとこいだから、ハマった当初毎日2,3個ずつ消費していました。
箱アイスの1個って小さいから何個でもいけるから、ほんとうに罪深いけどあの小ささで幸せな気持ちになれるなら買うしかない。
幸せになるより、幸せでいることが何よりも大事。ご自愛コスメがあるのならご自愛アイスも存在しうるのが私の世界。
白くまトロピカルは至高のアイスであると同時に自分がいかに欲深い人間かを浮き彫りにさせ、食べ過ぎの罪を突きつけてくる。「さぁ、前の罪を数えろ!」と言われたら、真顔で「あなたを愛することが罪だとでも…?」と、返そう。
自覚したほうがいい。
お前が私を惑わせ、酔わせ、狂わせた。
いや、白くまトロピカルってなんだよ
白くまトロピカルとは、丸永製菓が作っている春夏のアイスの一種で、通常タイプの白くてあずきとか入っている白くまとは別物と考えていただいたほうがいい見た目と「トロピカル」っていう夏に浮かれたネーミングが最高にグッと来るし、果肉の分量がアイスにしては狂っているところが楽しくて美味しい人生で一番好きなアイスです。
▼公式
いろいろあって居住地も変わり、近所のスーパーで通常タイプの白くま、ジェネリックの白くまアイスは見受けられるものの白くまトロピカルは見かけなくなりました。
疎遠になっていたところ、ある時、北陸の祖父母宅近くのスーパーで発見。
「ばーちゃんこれ買って!マジうまいから買ってーーー!!!」
と、年金暮らしの年寄にねだる社会人のわたくし。小さい頃ばーちゃんと住んでた時期があるから、ばーちゃんといるとただのクソガキに戻ってしまう。己の行動を心より恥じるものの、今日は恥を晒して愛を語りたい。
いい年した大人が感情ドバドバ垂れ流して川ができるほどお前に会いたい。こんなにも冷静さを失わせてくる白くまトロピカルが悪い。
お前が罪。愛してる。
という思い出が3年前くらい前なんで、白くまトロピカルとはそれっきり。たまたま居住区付近で販売されていないだけかもしれませんし、北陸以外での目撃もあるかもしれません。
願いが叶わず成仏できず、永遠にこの世を彷徨う白くまトロピカルゾンビと化したわたくし。マジどこに行けば買えるのってくらい出会えないから、非実在白くまトロピカルかもしれない。でも公式に掲載されるってことは、まだ終売してないのだと信じ続けてる。
社内のweb担当者がサイト更新し忘れているのなら、あなたは私にいつまででも白くまトロピカルの幻影を追わせて続けているのです。
そのままでいい。一瞬が永遠になるし、エンドレスを刻む夢幻クライマックス。
真面目な話、オンラインショップの最新情報の最終更新が2023/9/20なので、この可能性がないとも言い切れません。
夏になると、旅先で立ち寄るスーパーでもどこでもまずは箱アイスゾーンをくまなく見て回ります。「あ、ないな…」って確認して他の売場へ。期待して箱アイスコーナー見に行って、なくてガッカリしながら歩いた記憶はいろんなスーパーに残っています。今日も白くまトロピカルに会えなかった…
長い長い日曜日。悲しくなるのは全部白くまトロピカルのせい。忘れられない罪の存在。この砂漠のどこかに許される場所があるというのか。金色の砂漠は見つかったのか。
白くまトロピカルって、まず、ビジュがいい。
トロピカルっていう浮かれ具合が夏っぽくて、商品名でもう優勝。
プレーンタイプの真っ白な白くまじゃなくて、黄色みのあるアイスにカラフルな果肉がチラ見えっていうより主役になってないか?っていくらい、アイス部分と果肉のバグった比率がいい。
アイスと果肉だけじゃない、シャリシャリとした小さい氷とも出会う。アイス、果肉と共にバリバリ噛めるくらい、ランダムに小さいのから少し大きめのサイズまで突然遭遇する。
シロップが手作りだったりエスプーマで見た目が盛られた王者の風格で、軽く2,000円超えるのに頭がキーンとならない天然氷を使用したかき氷にはないジャリッとした舌触り。氷食ってる感がたまらない。たまに出会うやんちゃな氷の食感で、もう一口、二口とそそられる。
粉雪でも淡雪でもなく誰のものにもならない氷。
ゆかりんに次いで「世界一番かわいいよ!」のコールを入れたいのは、間違いなく白くまトロピカル。ゆかりんのライブ行ったことないしコール全然知らないけど伝説だけは知っています。そう、白くまトロピカル、お前もはや伝説の青い彼岸花なんじゃないか?
本物を知る人からは邪道と言われるかもしれない。
かき氷に果物がグサグサぶっ刺さっているらしい九州の本物ではないから。九州から遠い場所で生まれて行く機会も少ないので、本場の味は知らないしどうでもいいし、そっちはそっちでよろしくやっていただきたい。1ミリも相容れなくていい。
白くまだから愛したんじゃなくて、愛したのが白くまトロピカルだった。一生涯、わたしの白くまは、丸永製菓の白くまトロピカル一択。圧倒的LØVE。
パイン、クランベリーの果肉が割とデカ目に入っていて、パインの繊維感が我パインなりを感じるし、マンゴーは原型を保っておらずアイデンティティを消失している。そんな中、クランベリーは結構な甘味と存在感があって、果肉っていうか皮を感じて美味しい。
まったりしたアイス部分だけではない果肉の爽やかさ、酸味、食感、味、氷のジャリジャリ。果肉も氷も、ランダムなサイズ感で入っているから予測できない出会いが生まれる。
うんまい。
口の中が謎の南国感に包まれ、果実と氷でお祭り状態でしあわせが生まれる。多幸感と言ってもいい。お肌が喜んでるっていう表現は肌を擬人化しているようで気持ち悪いから悔しいけど、もし、お口が喜んでいるという表現をするならば、白くまトロピカルを食べている時なんだろうと思えてしまうほどに美味。喜び。お前が好き。
白くまトロピカルを食べたら、氷感の強いガリガリ君では物足りなくなるし、果肉入っているガツンとみかんともまた違うから、似て非なるものたちに耐えられなくなる。
白くまトロピカルのまったりとクーリーミーなアイス部分にマンゴーみを感じつつ、後味は爽やか。
果肉はパインの存在感が強く、高頻度でぶち当たるクランベリーのしっかりとした甘みのある味わい。ふいにくる氷とアイスと果肉の食感がベストマッチ。チョーイイネ。素晴らしいアイス体験を堪能できる。
食べて進めると棒の部分が溶けかかって落としそうになるけど、ちょっと溶けかかって緩んだアイス部分がとろっとしてクリーミーさが増していい。ゆるんだ白くまトロピカルも好き。大好き。
私は何度でも繰り返す。
でも、こんなにも会えない時間が長いと、
会えない時間が妄想を生み、
妄想から実在へ……………
………あれっ?エッ?
……お前…転生したのか!?!??
ってなったのが、近年ローソン限定で発売されるフルーツ盛りだくさん白くまバー(棒アイス)です。
白くまトロピカルは、フルーツ盛りだくさん白くまバーへ転生した
数年前にわかったんですけど、ローソン限定で白くまの棒アイスを出すんですよ。
「フルーツ盛りだくさん白くまバー」って名前で。
お前!名前変えても、中身はほぼ白くまトロピカルだろ?そうなんだろ?!味、記憶しているのと大きく変わんないじゃん!!!
また会えたーーーーーー!!!!!!
あの、もう、どうあがいてもジェネリック白くまトロピカル。
成分表を見るとバナナピューレとかパッションフルーツ果汁入っていないけど、もうこれでいい。これがいい。毎年会えるなら、全然いい。
地味に値上げしてるのもわかってる。いくらでも出すから今年も発売してくれて嬉しい。
ローソンへ行くたびにちょっとずつ買い足してて、恥ずかしくてたまにセルフレジ使ったら…
「同じ商品をスキャンしました」ピッ「同じ商品をスキャンしました」ピッ「同じ商品をスキャンしました」ピッ「同じ商品をスキャンしました」ピッ「同じ商品をスキャンしました」ピッ「同じ商品をスキャンしました」
ウワアアアアァーーーッ!!!
セルフレジだから店員に会わなくていいやと欲張って6個買ったら、機械音声でスキャンするたびに同じ同じ!同じ!ってデッカイ音で連呼されるじゃん!聞いてない!音でっけえ!逆に恥ずかしい!
こいつどんだけ買ってんだよって周りの人に思われてるね?そこの店員も思ってるだろ!?
わかる、視線感じてる。平静装ってる、装わせてよ。いいよ買うし、買い占めてやんよ!!という勢いでまとめ買いした日もありました。
そんな思いもしたけれど、白くまトロピカルゾンビは無事沈静化。冷凍庫見るたびにニヤニヤするし、毎日楽しい。美味しい。大好き。
今夜は優勝だ!という日が続いています。
幸せでいることが続くのは、フルーツ盛りだくさん白くまバーのおかげです。幸福度を上げるアイスと言っていい。フルーツ盛りだくさん白くまバーを食べて幸福度が上がる研究ができるならするし、自ら被験者になるでしょう。お前が永遠にこの世にずっと残るなら何でもする。させてほしい。
私が幸せでいるために。
何年目でも、味覚の好みにぶっ刺さって離れない。最初の衝撃は薄れてきたけどずっとずっとお前が好き。来年も買い占めるからな。
…なんか「白くまトロピカル」て何回書いたかわからないけど、トロピカルってなんなんですかね?ハロヲタだから松浦さんしか出てこない。