予算1,480円!エアコンの水漏れを自分で修理した話
エアコンの水漏れを自分で修理したい方!以下のような疑問はありませんか?
今回は、合計1480円の費用でエアコンの水漏れを自分で修理した実体験を紹介します。
現在困っている方は、ぜひ参考にしてください。
エアコンの水漏れとは?
なぜエアコンから水が発生するのかといえば、エアコン内部を冷やしたときに結露が発生し、その結露が水となり出てくるためです。冷たいコップに水滴が付く原理と一緒ですね。
正常なエアコンであれば、結露の水を外に排出する仕組みがあるため、ポタポタと落ちてくることはありません。
つまり、エアコンが水漏れをするのは内部で発生した結露の水をうまく外に排出できなくなった場合に起こります。
エアコンが水漏れする主な要因
自分で修理する際、大切なことはよくある水漏れの原因を把握しておくことです。原因を押さえておくことで、どこに問題があるか予測しながら修理できるためです。
1.ドレンホースが詰まっている
ドレンホースとは、エアコンから外に水を排出する管のことです。簡単にいえば、エアコンの冷房を付けると水が出る管のことです。この管の中がゴミなどで詰まると水が逆流し、部屋の中にあふれてしまいます。
2.内部のドレンパンにゴミがたまっている
エアコンの内部にも結露の水の通り道があります。それはドレンパンと呼ばれる部分で、ゴミなどがたまると正常に水が流れなくなり、水漏れを起こします。
3.施工不良で排水に問題がある
エアコンを間違った施工で取り付けると、水が外に流れずに水漏れしてしまうことがあります。エアコンの設置から数カ月以内など、わずかな期間で漏れてくるような場合は施工不良を疑いましょう。施工不良の場合は、自分で直すのは困難なため施工業者に確認することをおすすめします。
エアコンの水漏れ!自分でできる修理方法
自分で修理できるエアコンの水漏れは、ドレンホースやドレンパンの詰まりです。具体的には以下の2通りの方法があります。
方法1.ドレンホースの清掃:難易度【低い】
ドレンホースクリーナーを使用して、ドレンホース内部のゴミを吸いだす方法。道具さえあれば、比較的簡単なのでどなたでも実践できます。この方法はドレンホースが詰まっているときに有効です。
方法2.エアコン内部の清掃:難易度【高い】
エアコンのカバーを外してドレンパンが見える状態にしてから、内部を掃除する方法。エアコンを分解し、基盤がぬれないように養生する必要があります。エアコン内部のドレンパンが詰まっているときに有効です。
ドレンホースクリーナーで修理するやり方
今回は、エアコンの水漏れの原因がドレンホースの詰まりの場合に有効な方法を紹介します。
まずは、「ドレンホースクリーナー」を準備しましょう。ホームセンターなどでも購入できるそうですが、私の近くの店舗にはありませんでした。
そこで、私の場合は楽天ショップで購入し、その費用が1480円(税込み・送料込み)でした。※価格は2024年6月時点
つまり、この方法はドレンホースクリーナーしか使いません。
ドレンホースクリーナーが準備できたら、以下の方法を試してください。
手順1.ドレンホースの場所を確認
まずは室外機の近くにあるドレンホースの場所を確認します。※ドレンホースが2階以上など、高所にある場合は危険が伴うため、業者に修理を依頼することをおすすめします。
手順2.ドレンホースにクリーナーを挿入
ドレンホースに空気を吸い込めるようにした状態のドレンホースクリーナーを挿入します。この際の注意点は、ドレンホースクリーナーが空気を吸い込める状態かどうかです。誤ってドレンホースクリーナーでドレンホース内に空気を送り込んでしまうと、ゴミや水が逆流してしまいエアコンが故障したり、お部屋が汚れたりすることもあるためです。
手順3.吸引してつまりを解消
挿入した状態でドレンホースクリーナーのレバーを引っ張り、内部の空気を吸い出します。この際、スカスカと簡単に空気を吸い出せる状態であれば、ホースの詰まりではないかもしれません。反対に手ごたえを感じるようであれば、内部にゴミなどが詰まっているので何回も吸い出してゴミを排出しましょう。
吸引時のポイント!
ドレンホースクリーナーを使う修理方法では、ホース内部を吸引したら一度外して、再度吸引できる状態にしてから再度吸引します。間違えてもホース内に空気を送り込まないように注意しましょう。
実際にしてみて感じたこと
専門業者に頼むべきケース
エアコンの水漏れを自分で修理することは原因によりますが可能です。しかし、カバーを外したり分解をしたりする方法は、下手にするとエアコンを故障させるリスクがあります。そのため、ドレンホースクリーナー以外の方法は、自信がなければ業者に修理を依頼するのをおすすめします。
専門業者に依頼した場合の費用の目安
エアコンの水漏れを専門業者に修理してもらう場合、費用の目安は7,000円~1万5,000円です。
無理に自分でエアコンを修理しようとして故障させると、専門業者に修理を依頼する以上の費用が発生するので注意してください。
よくある質問
エアコンの水漏れを自分で修理する場合によくある質問を紹介します。
ドレンホースクリーナーはホームセンターでも販売していますか?
ホームセンターによっては販売しているとのことです。ただし、私の近所のホームセンターでは、トイレやシンク用のアタッチメントが付属したものでドレンホースクリーナーはありませんでした。
そこで楽天市場で購入しています。注文した翌日に届いたので、ネットで購入したほうがホームセンターを探し回るよりも手軽かもしれませんね。
ドレンホースクリーナー以外でドレンホースを掃除できるものはない?
掃除機を使ってドレンホース内部のゴミを吸い出す方法を思いつく方もいるかも知れません。しかし、内部に水がたまった状態で吸い込んでしまうと、掃除機が故障する恐れもあるのでおすすめできません。
また、「ドレンホースを口で吸えば無料でできるのでは?」と思う方もいるかも知れません。しかし、ドレンホースの詰まりの原因はゴミ以外にも虫の可能性もあります。衛生的に危険なのでやめてください。
さらに、棒状のもので突っつくという考え方もあるでしょう。しかし、エアコン内部にゴミを押し込んでしまう恐れがあるので注意が必要です。
つまり、私はドレンホースクリーナーを使用する方法が最適だと思っています。
修理がうまくいかない場合の対処法はある?
ドレンホースクリーナーを使って改善しない場合は、エアコン内部に問題があるか施工に問題があるかです。
何年も水漏れすることなく使用できていたのであれば、エアコン内部にゴミが詰まっている可能性が高くなります。カバーを外して内部を洗浄する方法もありますが、自信がなければ業者に依頼しましょう。
設置後、すぐに水漏れしたのであれば、施工の問題かもしれないので設置した業者に問い合わせてみてください。
まとめ
今回は、エアコンの水漏れを自分で修理した実体験をまとめてみました。意外と簡単に直せたので自分でもびっくりしています。同じ悩みを抱えている方はぜひ試してみてください。
ただし、ドレンホース以外の問題であれば効果がないのでご了承くださいね。
また機会があればカバーなどを外して、自分でエアコンの水洗いにも挑戦してみたいです。挑戦する機会があれば、また報告します。