「これ以上、今日という日の点数を下げたくない」
頻繁に過去の嫌なことを思い出しては「ハァ」「ごめんなさい」「もうダメだ」「元気出せわたし」と独り言をいうタイプの人、いますか?わたしがそれです。野花紅葉です。
この間、なんかラインの返信をミスったかも?と思い、そのタイミングでパタリと反応が返ってこなかったのも相まって結果6時間眠れなかった夜がありました。ちょっと自分でも引くのですが、こういうことはよくあります。そのミスのことを考えてると芋づる式に過去の「失礼をしたエピソード」「人を傷つけた(かもしれない)エピソード」「ああしてれば良かったのにエピソード」まで思い出してしまい、気絶を待つしかないような夜です。
このように嫌なことに頭を支配されると全く眠れなくなるわたしですが、友人にガチですぐ寝る人がいて。彼女は嫌なことがあると本当に秒で入眠するのですが、電車で財布をなくした瞬間ホームのベンチで寝るくらいの筋金入りです。理由は、タイトル通り。
「これ以上、今日という日の点数を下げたくない」
ネガティヴな思考や最悪に落ち込んでいる気持ちを持っている状態で眠るということが可能な人間がいる、ということがまず驚きだったのですが、「一旦寝てしまう」という解決策(?)の大胆さに脱帽。自分の中で今日という日を一旦終わらせたことにして、数分後の自分を「別日の自分」としてしまうという……いや、なってないんだけど別に。でも、そうやって心を切り替えるというか日を生まれ変わらせるという発想が凄すぎるな〜。ちなみにわたしは、今寝たらゴミカスの30点の日だけどちょっと粘ればもしかしたら45点くらいにはなってくれるかもしれない!というように「こんな点数のまま今日という日を終わらせられない」と思うタイプなんだけど、実際に点数が上がった日に記憶はございません最悪。
ただ、ただね。この友人と喧嘩になったことがあるんですけど、彼女はその電話口で寝ました。その瞬間のわたしは「逃げやがった」と、わたしだって嫌なのに頑張ってるんだから勝手に終わらせんなと思ってしまって、17点くらいの日のまま眠れない夜を過ごしました。よって、相性は悪いです。「一日待ってあげる」という余裕を、容易に一日を終えられない人間(わたし)が持つのって本当に難しい。鍛えたい部分です。