『最大で最強な最愛の最後』
おひさしぶりです(はじめまして)。モミジノハナ主宰・野花紅葉です。
モミジノハナ “Limited❤︎” vol.2 『最大で最強な最愛の最後』、終演から今日で2週間、この公演がコロナウイルス感染症の温床になったと考えられるようなご報告もなく、ひとまず安心です。改めて関係者のみなさま、ご来場のみなさま、気にかけてくださったみなさまに、マジでマジでマジで、最大の感謝を!ありがとうございました。
昨年9月の “Limited❤︎” 時には “Limited❤︎” 記事(=有料記事)にて “Limited❤︎” な内容(=ちょっと秘密の話)を書いたのですが、今回は通常記事にて更新します。理由は特にない。マジだよ!あと今日はnoteを始めて970日目らしい。マジかよ!
それではこれから、鬼のように言語化します。実は2記事更新しようとしているのでいつかの(劇)(激)記事のようになるだろうし、どうせめっちゃ長えし多いから、間違いなく届けたいことを今のうちに3つだけ。
🍁あらゆることのせいで/にして「面白い演劇を作るぞ」という目的の優先順位を1位から下げたことは誓ってなく。当然だが当然を当然に当然と言える公演だったのは、当然に財産です。ありがとうございました。
🍁劇中に登場したセリフ一覧「実際に台本にされた言葉たち」はこちらから。前回の “Limited❤︎” では絶対セリフにすんぞ〜って言葉を順当に?セリフにしていってたんだけど、今回は全然そうならなくて。使いたかったセリフや思い描いていたシーンがことごとく入らなかったけど(これとか)、まあ、善し悪しじゃない。
🍁公演映像が某サイトで有料ですがサブスク配信される予感。決まったらまたご報告しますね!
それでは以下、どうせ超ボリュームの言語化の始まりです。なんせ「最大で最強な最愛」なので❤︎
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・「最大で最強な最愛」ってなに?そして「最後」ってなに?
・というところから始まっているので余裕で、ゆえに、2ページのオープニングを書き上げるのに17日かかりました。こんなに書けなかったのはじめて。しかも6パターンくらい書いたの。だって「最後」って「最初」で決まっちゃうし。自分でつけたタイトルを呪った。
・自分が入れたかったnote記事が全然セリフにならなかった、っていうのは、タイトルをつけたときの自分と台本を書き始めた自分の、興味というか状態というか環境が、まるで違ったからだろうと思う。
・↑最初は純度100%のラブストーリー(笑)を書くつもりで。タイトルつけた8月くらいも、note鬼更新してたあたりも、特定の恋愛への喜悲こもごもで毎日パニックだったしそのことしか考えてなかったから、わたしにとっては自然な流れでそのことについて書くと思っていたのですが。
・でも9月10月、わたしの興味は「暴力」になって。そもそも内容はいつも通り「恋愛」と「暴力」❤︎ってリリースしてたけど、創作に取り組む自分の状態は全然「いつも通り」ではなかったという。
・自分の存在そのものが暴力性を孕んでいるという「事実」を見つめようとした結果、自分の存在が暴力そのものなのではないかという「妄想」に囚われてしまったのが9月10月だったのだが、↓を言語化できた瞬間に急にめっちゃ動けるようになった。オープニングも書けた㊗️
・なんというか、「暴力の顔をした愛」ではなくて「愛の顔をした暴力」について書きたくなった、のだと思う。
・で、そうなると、「暴力の顔をした愛」について書いた過去のこととか、「これは『暴力の顔をした愛』ですよ」とやり取りしていた過去のこととか、どーーーーーーーーーーでもよくなった。少なくともこの公演においては。だから入らなかったし使わなかったし書かなかった。てか「暴力の顔をした愛」ってなんなの?ってのは今だから言えることだけどね。
・↑だからセキユさんが汚ねえ関西弁で怒鳴るシーンなくなった(そうオファーしてた)。
・↑↑し、鈴華さん(姉)がわたし(妹)をビンタするシーンもなくなった(書くつもりだった)。
・↑↑↑そして、「じゃあ暴力じゃないことって、何?」ってセリフは入らなくなった(絶対入れるつもりだった)。
・以上、割と “Limited❤︎”な話三連続。
・で、家族の(関係する)話なんて死んでも書かねえと思ったけど、書いちゃった。色々ある家庭、家庭には色々あるでもいいけど、ってことですね。
・2年前まで絶縁していた実弟が観に来てくれて、泣いて帰ったらしい。てっきり家族の云々で泣いたんだと思っていたら、小西さん演じるコウダイくんの「楽しい話できないかも俺、どうしても」というセリフを言ったことがあるらしく泣いたらしい。遺伝怖えってば。
・再三言ってるしでも永遠に思い続けるが、モミジノハナはご感想が面白くて最高!!!!!!!!!!!
・実弟の涙もそうだけど、わたしの話とあなたの話、どっちも絶対おんなじじゃないし絶対それぞれ一人だけのもの、それは絶対そうなんだけどその上で、でも個別だけど孤独ではないのだということにわたしは文章を書いたり演劇を作ったりする価値を感じているので、本当、嬉しいです。
・言うまでもなく全部うれしくて最愛だけど、「会話劇のユーミン?」と「愛の勝利への祈り」と「覚悟の明るさ」って言葉は、参照しなくても思い出して書けるくらい、しばらく生きていける栄養素がある。
・というわけで毎回生かされているな、と思います。きっとあなたに。本心です。
・ほら元気。次とか言ってるもん。でも結構現実って厳しいのでまだ決まってなくて(決められてなくて)しょんぼりです。ちょっと最近、仲間がほしいなって思ってきました。
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読んでる方にとってはきっとこれでも十分ボリューミーなんでしょうが、え?終わり?って思っている今わたしは。というのも、まあ、稽古期間とか本番中のエピソードや関係者への愛とか山ほどあるし書こうと思えばあと1万字は書けるんだけども、「エモーショナルな思い出記事や何かの販促のための記事にしたくないぜ」マインドなので、この辺りにしておきます。
初めて劇場でやらなくって、初めて「会話にならない会話劇」というコンセプトで作ってみて、……と、その他にも初めてなこと結構あったんですけど今回。自分の怒りを昇華することを第一に置かなかったのも初めてかもしれないな、と思いました。じゃあ何を第一に置いたんですか、というのは “Limited❤︎” です。
どのように受け取っていただけたか、関わってくださったかは、捉えきれないし色々あるのだろうけど、2022年のわたしが作れる最大で最強の演劇でした。何度も言うけどあなたのおかげです。ありがとうございました。最愛を込めて!
あ、最後に。わたしは元気です!
投げ銭はこちらからできるそうです。Limited❤︎記事もよろしくお願いします🍁