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2024年という年
おひさしぶりです(はじめまして)。野花紅葉です。
ログインに手こずるくらいnoteを開いておらず、つまり1年以上エッセイを書いておらず、演劇の脚本については1年4ヶ月前が最後、わたしは「文を書く人」として在っていいんだろうか、というか、いったいわたしは何をしている人なんだろう、と自分でも思います。
そうですね、そんな年でした、今年。(おわった)
思えば今年になった瞬間からずっと、自分の内外のあちこちがフラフラとしていました。そのせいで、考え抜くべきことを捨て置いてしまったり、大事にすべきものを雑に扱ってしまったり、辛抱強くあるべきところで逃げ出してしまったり、……どうでもいいわけないことを「どうでもいい」ことにしてその場を凌いでしまったというか。端的に言えば、いい一年ではなかったなあと思います。
「自分を貫くなにか一つ」なんて持つのは超難しいし、持ってるフリだけしてるバカには全く憧れないですけど、うーんでもなんか、愛に愛で返せなかったあらゆる瞬間への実感が激烈にあって、「愛ってなに!?」って10年書いてた自分がそれってあまりにもカスすぎて、受け入れられなくて、筆も取れないまま、2024年が終わってしまいましたね〜。
ね〜。
エッセイってどう書いてたっけね〜って今(12/28 11:09)も思ってますね〜。
まあ、ただ。
自分に対する愛もすごく蔑ろにしてしまった1年だったわけで、つまり、2024年は「終わった・やめた・やらなかった」ってことに、心がすごい支配されてしまったのですよね。しかも、内容を認識する前の段階で、「終わった・やめた・やらなかった自分そのものに」というか。続けられなかった自分、やめちゃった自分、やらなかった自分、っていう自己評価のまま過ぎる日々の中で、何をやめたのかとか、それは続けなくてよかったことだったんじゃないかとか、実はやらずに済んだことだったんじゃないかとか、検討もできなかった。それって本当によくないよね〜。
あと、なんていうか別に、「新たな・続けた・やった」ことも全然あったなって思えるまでになりました。わたし3月に小説書いて出したし、映像の本も1本書いたし、8月に演劇出たし、秋から新しいバイトやってみたし、定期的に会いたいって思えるサイコーフレンズできたし、父親の還暦祝いできたし、一時は絶縁してた弟と飲み歩いたりホームパーティーしたりするくらいになったし、てか、愛されてるし。
急にスピ話(すぴ・ばな)しちゃうんですが、闇堕ちしたわたしを見るに見かねた母がなぜか占いに連れて行ってくれまして、ガチでなぜ?と思いながら占われた結果、わたしにとって今年と来年は「天中殺」とやららしいんですよね。だから何?という気持ちをグッと堪えて、またあちこちがフラフラしそうになったら、2025年は遠慮なく、それのせいにさせてもらおうかなと思っています。
そんな、あちこちがフラフラで、愛に愛で返せず、おまけに天中殺一年目のわたしを、それでも気にかけてくださった皆さま、ありがとうございました。
2025年、天中殺二年目のわたしもどうかよろしくお願いいたします。
〜ここから先は、ここまで長文を読んでくれた方だけに向けています〜
2024年、最も心残りなのは、やっぱり「次回作を楽しみにしています」と言ってくださった方に提示できるものがなかったことです。
1000字の前座(ではないが)を読んでくれたあなたなので本当のことだけを書きますが、2024年・そしてきっと2025年のわたしは、演劇の興行を主催することに対して過去イチ後ろ向きで、もともと後ろ向きだった俳優業に対してはそれが極まっており、そもそも演劇というものへのこだわりも薄まっていて、しかし映像等で……という野心、つまり筆で食うことへの執着も、激薄の状態です。
それでも「書き続ける」という可能性があるとしたら……と考えた結果、小説を書きはじめているわけですが、これって多分すごく長期的で、スピード感もないことだと思うのです。
あともうなんていうかSNSとかもゴミですしね。ずっと言ってるけど。野花紅葉のTwitterとか更新しないどころかほぼ開いてなくてやばいんですけど、まああなたはポムポムプリンのアカウント知ってるよね多分ね。そっちではたまに会えますきっとね。でも、たまに、になってしまうしね……。いやそもそもあれでは不十分だわたしにとっても。ね〜。
2025年。もしかしたら一度もお目にかかれない……というわけではないです言っちゃうと。でも、今のところモミジノハナをやる可能性はかなり低く、客演に関して言えば、2025年どころか永遠にやらないかもしれません(8月のは実は、わたしが高校生の時から岩瀬さんのファンだったので踏ん張ってオファー受けました。あとみんな早稲田だったし。結果的にとても出てよかったんですけど稽古直前まで「なんで出るって返事しちゃったんだ」と思ってたくらい、客演って本当にものすごい勇気がいるのだ)。なにか売れるために精力的にバリバリ活動することもない気がしています。ごめんなさい。
でも、そうなんだけど確実に、フラフラだった2024年を乗り切れたのはあなたがこれまでくれた言葉だったし、そのあなたの愛ってきっと、2025年もわたしが繰り返し思い出してはあらゆる瞬間を乗り越えさせてくれるものだと思うので。本当、今年はありがとうって直接は言えてないんだけど、ありがとうございました。
というわけで昨日、情報が解禁されました。
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わたしのnoteを読んでくれてたという(ウレピ〜)安齋さんと、文学座の石森さんという方ふたり(同い年なの)のユニット「九蓮サイダー」の旗揚げ公演(すごすぎめでたすぎ)に、ユニット員ふたり芝居(やばすぎ)『あの子はべんり』という短編を一本提供させていただきます。
ぴーーーー演劇の台本、超書いてないけど、大丈夫かな!?って気持ち、正直めっちゃあります。あります、が、2025年一本目の本にちゃんと愛を込めて返せるよう、がんばります。
宣伝でなく宣言がしたかっただけなので、最後に2024年の写真を貼って急に終わりにしますね。
今年も本当にありがとうございました。2025年もよろしく、とは、ここまで読んでくれたあなたにはあんま言えないな〜って思ってるんだけど、よろしくしてもらえるよう、まずはわたしがあなたのことを気にかけながら丁寧に生きていけますように。インフルに気をつけるんだよ!
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サイコーフレンズが新たにできてサイコー
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