愛されすぎて熱が出た
おひさしぶりです(はじめまして)。野花紅葉です。
早くも公演から2週間が経とうとしており、終演のご挨拶のnoteを書こうとしてから1週間は経ってしまっていて、でも別に書かねばならぬことも個人的にはなく(演劇にしたので)、ただ楽しんでくださった方のおかげでわたしも楽しく生を継続できているという事実とそれに対する感謝は紛れもなくある、というここ最近でした。簡単ではありますが初めに、確実に書かせてください。本当にありがとうございました。
そして、以下、公演とは無関係の、ひさしぶりのエッセイです。
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コロナの脅威が完全には消え去っていない中で書くのは憚られるものの、わたしは「心因性発熱症」という持病?があり、簡単に言うと、脳がオーバーヒートするとそのまま熱が出る。微熱なんだけど。でも発熱のメカニズムがなんか特殊?らしくて解熱剤が効かなくて。多分昨日から、そして今もまさに熱がある。
今年に入って3回目、前2回はつまんねえ芝居観てパニクりすぎて発熱したのだが、今回のはタイトル通り、愛されすぎて出た熱っぽい。
「私、モテるんですよ」というセリフを言った記憶が新しいうちに文章にしたいと思ったので、微熱の中で筆を取ることにする。
わたしがどう「モテている」あるいは「モテそう」と思われているかは置いておいて(公演のご感想読むの面白かったですとても!ありがとう)、2022年のわたしはしっかり終わっちゃったりしっかり断られちゃったりしていたのだが、2023年のわたしには一転「あなたの人生のことを自分事にさせてください」みたいな言葉がよくかけられている。この、よく、は、あらゆる意味を含んでいる。
で、他人の人生を自分事にする、ということの果てしなさに、今のわたしは食らっている……もっと正確に言うと、「他人の人生を自分事にすることが愛」なのであれば、その果てしなさに、今更ながら新鮮に深刻に、食らっている。
「愛ってなに!?」と書き殴り始めて早10年、「愛ってなに!?」と暴れ回り続けてもう数えきれず、今までだって「愛ってなに!?」と喚きながら人を愛してきたはずだったけど、ちょっともう、2023年はすごい。ていうか女・26歳というフェーズがすごいのかもしれない。絶対に、決してわたしがすごいのではない。
いや、こんだけ創作でも日々でも「愛ってなに!?」って考えてたつもりだったくせに、今更ここに至って発熱しているという今更さを思うと、わたしがすごいのかもしれない。言うまでもなく悪い意味で。
この人とずっと一緒に居たらどうなるのかな〜❤︎みたいなことが、空想で済まなくなってくるらしい。あるいは、空想で済ませることに覚悟を要するようになってくるらしい。他人にも自分にも、人生があるらしい。その人生、当たり前に尊いらしい。そして人生、一回きりらしい。
いやあ〜!愛、重〜〜〜!!!!!!
重い、っていうか。重いのは別に嫌じゃないしそもそも。その上で、重い、ていうか、広いな!っていう。愛にできることありまくりじゃない!?っていう。ちょっと熱あるから自分でも何書いてんのかよくわかんなくなってきたけど。愛、すごくない!?っていう気持ち。そして、このすごさというか果てなさというか、を、わたしは今あまり希望的に捉えられてないんだと思う。
もともと愛に対して超希望的な人間だったので、びっくりしちゃって、熱が出た。
ここまで書くと、超シンプルな知恵熱だったように思う。
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わたし今年26歳になるんですが、愛されすぎて、知恵熱が出ました。
まあでも結局、「愛ってなに!?」ではあります、引き続き。気持ち的にはこの文章に出てくる全ての愛という漢字に “” を付けたいし、きっとずっとそう。きっとずっとそうなので、また書きます。読んでくれてありがとうございました。
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