夏のお声がけ事案
どうもどうも。お久しぶりです。最近アマングアスばっかしてる坂です。アマングアスってのは、ゲーム人狼です。ほんとは知り合いとプレイしたいのだけど、ある程度の人数が要るので出来なくて悲しい。
本当なら、「娘のトイトレ経過記録」とか「娘の歯医者チャレンジ」とか「マッサージガンで反り腰治そうと頑張ってる話」とかそんなnoteを書きたいな〜と、かれこれ思ってはいるんですが、この世の摂理の関係で、念力だけで文字は打てないため幻に終わっています。が、今日は久々に書こうかなあと思い立ちました。
というのも、なんと今日、キャッチに遭ったんです。
アンケートとかチラシじゃなくて、ちゃんとしたやつ。
わたし、本当にそういう人に声を掛けられたことがなくて。ちょっとだけ羨ましくもあったんです。ちょっとだけね。
だから今日のご報告。
わたし、キャッチにつかまりました(ドヤ顔)。
娘と歩いていたら、右側からすみません、と声がかかる。見ると同年代の綺麗な女の人。「落とし物ですよ」ではなく明らかに「お声がけ事案」な雰囲気に、一気に私の態度が硬化する(いつものこと)。しかしマスクをしていたために、露骨に引きつった顔をお見せすることができない。冷ややかに「…はい?」とお返事をする(いつものこと)。
それでも怯むことなく、明るくつきまとってくるお姉さん。なかなかハートが強そうだ。
「お見かけして、素敵な方だなと思って! いま、一緒にお仕事する人を探していて…」
ほう、と思った。私の素敵さが分かるなんて。しかもひと目みて。すごすぎやん。こんな、メンズのスエットにデカい無地のTシャツの出で立ちやのに? すごすぎやん。
仕事といえば、なんか面白い仕事だったら興味がなくもない。仕事かとおもいきや、それただの「川柳を詠む会」やないかい、みたいなのだったらちょっと面白い。ママ友でゲーム配信っていうのもいい。あっ、それならアマングアスしたいな。なんてことを考えてちょっと話を聞くことにした。
「いまお仕事はなさってるんですか?」
「いえ、してません」
そこに娘が間に割って入る。
「おしごとなさってるんですかぁ〜?」
「んまぁ!」とばかりに絡んでくるお姉さん。
「そう、おしごと! うわ、言葉が! え〜! 多いですね〜! やっぱり言葉が出るのも早いって言われましたか?」
「う〜ん、まあ、どうだろう(仕事の話してくんないかな)」
「はやかったですかぁ〜?」と、これまた娘。
「ええー! すごい! うちも3歳の子供がいるんですけど、もしかして、同じ学年…?」
「ああ、そうみたいですね(近場だったらママ友の可能性もあるか)」
「うちの娘も…」
「で、仕事はなんの仕事なんですか(お話カットマン)」
「あっ、そう、すみません、あの、あそこで○○生命ってのをやってるんですけど」
「あ〜…(川柳じゃなかった)」
「あ〜…って、なりますよね」
「あ、すみません」
「いえ、みんなはじめはそう言われるので! 私も子どもいるんですけど、○時〜○時までの勤務でなんとかかんとか」
「あー、すみません、わたし働くの向いてないんで」
「いや、いやいやいや! そのうち働きたいとか…子どもいるから働いていないだけとかそういうことは…?」
「じゃないです。人選ミスですね」
「いえっ、いえいえそんな! その、綺麗なお方だなと思って声を掛けて!」
「いえいえ、どうもすみません。ちなみに、このあたりに住まれてるんですか?」
「いえ、私は〇〇の駅に住んでまして」
「あ、そうなんですね(遠いな)。じゃあどうも」
「あっ、どちらに行かれます? あっ、私がついてきちゃってますね、すみません!」
「いえいえ、ありがとうございました、失礼しますどうも」
といった感じで、爽やかに丁重にお別れしました。
…っていうかさあ。「綺麗なお方」は適当すぎやん。頭ボサボサやし顔もこけしやし、Tシャツスウェットに「綺麗なお方」は、ダビデ像見て「マリリン・モンローですね」くらい明後日の方角やん。
さてはお前…
インポスターだな!?!?!?(アマングアス脳)(嘘つきってこと)
今回のハイライトは、ドヤ顔で「人選ミスですね」と宣言したところです。誇るなよ…と言われそうな発言もできる。
そう、キャッチならね!
というわけで、私の「珍しくキャッチされた日記」でした。改めて見ると、普段、なんで声かけられないかがよく分かる会話だなあ。