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【みねのさんの足利遠征記】あしかがフラワーパークで初めて満開の花を見たはなし。

「あしかがフラワーパークは枯れた場所」


 私は数多あまたの花々で埋め尽くされたパークを知りません。

 過去2度の足利遠征は3月上旬に行っており、あしかがフラワーパークに咲いている花は梅ぐらい。

 刀剣乱舞コラボのパネルや装飾を撮影したら大藤の開花予想に応募して終わり。パーク前や売店で売っている苗のほうが咲いてる花の種類が多かったんじゃないでしょうか。

 よって私の記憶にあるパーク内は緑すら乏しい、うら寂しいものでしかありませんでした。


 今回の遠征日程は初の2月上旬。この時期あしかがフラワーパークはまだイルミネーション期間中であること、そしてそのイルミネーション『光の花の庭』が日本三大イルミネーションに数えられていることを初めて知ったのです。

 今回はスタンプラリー完走するためにあしかがフラワーパークは必須。だったら夜間営業の時間に行けば今まで見たことのないパークの姿が見られるのでは?

 そんなわけで2/8は足利学校の後にあしかがフラワーパークに向かうという計画を立てました。


あしかがフラワーパーク入口

 あしかがフラワーパークには16時より前に到着。窓口で夜間の部のチケットを買います。昼と夜では1000円もの値段差があるためか完全入れ替え制みたいでした。

 昼の部でよければ足利市内の何カ所かでフラワーパークの無料券が配られています。私が宿泊するホテルでも無料券あったし夜間の部のチケットも100円引きで買えました。気付いたのは翌日ですが。

日が暮れていないパーク内

 売店コーナーに大藤開花予想の紙が置いてないあたり、いままでと時期が違うんだなぁと実感。けれどパーク内に出るといつもの寂しい感じの風景が広がっていました。


 何はともあれまずはスタンプラリーとコラボ展示です。展示場所は毎回同じなのでサクサク移動して押印。これで3スタンプになりましたので太平記館で記念品と引き換えることができます。

あしかがフラワーパークのスタンプ台


コラボ展示のようす

 コラボ展示は軽装けいそう姿の山姥切国広やまんばぎりくにひろ、造花でできた山姥切国広の刀紋、そして花手水

軽装:刀剣乱舞ONLINEでは小判と交換で入手できる和装を指す。


指んばと。

 うちの山姥切国広は修行して布を脱ぎ去りましたんで、軽装with布は久々に目にしました。

花手水はなちょうず

 花手水は山姥切国広らしく白・オレンジ・青が基調。山姥切長義イメージのは無いのね。

 二振りともパネルがあるのは足利市立美術館だけでした。今回は全部二振りでもよかったのでは。


藤ソフトクリーム

 コラボ展示を見終わった時点ではまだ周囲は明るく、イルミネーションが点灯するまで時間がありそうです。ひとまず藤ソフトを食べてみました。風花舞うほど寒いのに。

……でもご当地ソフトクリームって異様に食べてみたくなりませんか? 私はなります。

 藤ソフトは舐めると口の中に花の香りが広がる感じでした。刀剣クッキー付きがあることを後で知ったんですがどうして見落としてしまったのかコレガワカラナイ。


 お次は刀剣パフェを販売しているレストラン「ウェステリア」へ。早めの夕食を摂りながら屋内で時間つぶしをしようという腹づもり。

カニのリゾット カルツォーネ風

 カニのリゾットはカニが添えられてましたけど肝心のリゾットじたいは別の何かの香りが強くてカニ味は感じませんでしたねぇ……。

刀剣パフェ

 刀剣パフェはちと赤色が多すぎるなと感じましたが(まぁ栃木だし苺は積極的に使うよね)、パフェとしては美味しかったです。でもココアで書いた文字が前回の展覧会名のままアップデートされてないのはどういうことなの。

藤をイメージしたアールグレイ

 食後に藤のアールグレイ(ベルガモット以外の香りも確かに感じる)を飲んでいるうちに日も暮れて、遠くの窓の向こうに何かの光が見えます(私が座れたのは窓際じゃなかった)。会計を済ませて外に出てみると――


光の花が咲いたパーク内


――パーク内の至るところに光が咲き誇っていました。


水面から茎を伸ばす光の睡蓮

 花壇や浅い水場に植えられた花は絶えず色を変え、木々や植え込みには光の粒がちりばめられています。

光のバラ
良く見たら本物のパンジーが少し咲いてる
冬牡丹はまるで灯籠のよう。


丘の斜面に大きな虹

 日中は味気なかった斜面には大きな虹が掛かりました。


動物たちが船を見ている
光のカボチャの馬車

 区画ごとにイルミネーションのテーマが異なっていて、広いパーク内を歩き回っても飽きることがありません。


池を囲むように設置された藤棚

 中でも特に素晴らしいと感じたのは、やはり「あしかがフラワーパークと言えば」の藤。

光の藤のトンネル

 藤の木が植わっているであろう場所にはすべて光の藤が垂れ下がっています。

確かに奥にそれっぽいのがあった
奥に大藤の幹が見える

 トンネルなど同じ色を保ち続ける藤も少なくありませんが、大藤のように面積の広い藤棚ともなると、点滅や色変化を駆使して全体が光のウエーブを描くのです。

水面に反射する光が美しい

 ゴールデンウィーク頃には本物の花が咲く藤棚にこれほど多くの、そして複雑に変化する光の藤を設置するのは想像を絶する困難だったでしょう。貴重な藤の木を傷つけてはならないのですから。

黄色い藤の向こうにオレンジの花

 それを見事にやり遂げ、冬の夜に見事な藤を咲かせた『光の花の庭』のスタッフさん達には本当に頭が下がる思い。

光る展望台
柱の中は残念ながら造花だった
壁面の映像は絶えず動いている。


 だって、夢のように美しい満開の花園が私の視界いっぱいに広がっているのですから。


スタンプ台への案内板

 一方でコラボ展示ですが、こちらも当然ライトアップされていました。

ライトアップされたコラボ展示
夜の花手水

 特に花手水は夜のほうが幻想的で美しいと思います。


 夜のフラワーパークを満喫して売店コーナーに戻るさい、とある屋台に気づきました。

パーク内で売っている光の花

 光の花を売るとは理解してわかってますね?



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みねのもみぢば
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