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ペンは剣より強しを地でいくガラスペンを買ったはなし。

"Are these weapons?"
"No, these are pens."

 まーたみねのさんが教科書にも載らない英文書いてる!


 三連休の最終日、東京インターナショナルペンショーに行って参りました。

 海外作家のガラスペンも幾つか発見しましたが、「基本国内作家に留めないと破滅一直線あと円安ェ……」と思い懸命にスルーし続けました。5000兆円マジ欲しい。

 そんなとき硝子造型士穂坂英樹さん(国内作家)のブースで驚きのガラスペンに遭遇したのです。

(ブースの写真撮り忘れにつきXのポストを引用)

――え? は? なにこれ?????!!!!

 見たところ幅広剣の最先端を切って溝をつけてカリグラフィー系のニブにしたもの。

 さすが軸の造形に全振りしてる穂坂さんのペンだぁ……つい最近「葬送のフリーレン」コラボでヒンメルの剣のガラスペンが出てましたが(恐らく製作はぐり工房)、あれは剣部分が円筒形なんで穂坂さんの作品の方が剣に近いと言えば近い。

 しかし「持ちやすい」ものから売れてったらしく、残っているのは取り回しの難しそうなものばかり。

 ところが在庫の中に1本だけ更に風変わりなガラスペンがありました。

ウェポンガラスペン「カトラス」

 それがこのウェポンガラスペン「カトラス」。いったいどこまでがペン先なんだ!?

穂坂さん「紫の部分が持ち手と考えていただければ」

こんな特殊すぎるニブ欲しすぎるだろ!

 紆余曲折ありましてカトラスお買い上げ。穂坂さんが梱包している最中、私の視界に更に衝撃的なガラスペンが映りました。軸の造形こそ穂坂さんの作品にしてはシンプルなんですが、

槍ニブのガラスペン「手槍」

――ペ、ペン先の中央がくびれてる!!

驚きの三角形

 しかもペン先の断面が三角形で溝数も多い。一見して書けるのか疑いたくなる外観ですが、ちゃんと書けるし幅広線も引ける。

 あ、あう……これ以上はお金が……ええい無理スルーできない!!

 穂坂さんにお話を聞くと槍がモチーフとのことで、ペン先は「槍ニブ」、ガラスペンは短めなので「手槍」という名前に(その場で)決定いたしました。

 槍ガラスペンの出発点である蜻蛉切モチーフのガラスペン見てみたかったですね審神者的に。ウェポンガラスペンの幅広剣のようなカリグラフィー系なのかな🤔


 余談ですが「趣味の文具箱」ブースでKokeshiさんコラボの「カクテル・ガラスペン」が販売されており、非常に美しい軸だったのとイベント特別価格だったのとで購入。試筆できなかったんでペン先をよく観察して中細字だろう個体を購入しました。kokeshiさんのペン先は品質安定してるから全く心配しなかった。

Kokeshi×趣味の文具箱
カクテル・ガラスペン「カシスオレンジ」


 また、最近新刊を出された万年筆インクマイスター・武田健さんのところにご挨拶と新刊の感想を伝えに行きました。武田さんのガラスペン所持数は300ぐらいだそうです。上には上がいますね!(安堵)

 穂坂さんと武田さんには創作大賞2024授賞式で貰った名刺をお渡ししたのですが、「正の字」を「なんかコレ見たことある!」と仰ってくださったのが予想外で嬉しかったです。

 またnoteでたびたび弊記事をご紹介くださったちせんさんにも少しですがお会いできました。

相変わらず煽りよる(笑)

 過去記事(無料公開終了)で幾度も繰り広げた煽りプロレスの相手はちせんさんです。
 今度お会いしたとき受賞のお祝いしてくれるって言ったの本気にしますよ? しますよ???



ご紹介ありがとうございます!


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創作大賞2024受賞作

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