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【みねのさんの足利遠征記】締めくくりは遠征写真のコラージュはがき。

 旅の思い出を旅先で印刷して一つの作品としてまとめ、未来の自分宛に送るコラージュはがき。

 遠征記の最後はコラージュはがき作りについてです。2/10夜、洗濯済みの衣服などを宅配便に出してから作業を開始しました。



写真プリントと切り出し

 今回の足利遠征は四泊五日の長丁場です。コラージュに使う候補の写真はものすごく多く、できれば毎日その日撮影した写真を印刷して切り出し作業を行いたいところでした。

 しかし足利市のコンビニ界はセブンイレブンが支配しておりローソンやファミリーマートは足利市駅・足利駅の両方からかなり離れたところにしかありません。

 いちおう複合機の仕様が変わってないか、セブンイレブン(と足利市駅のデイリーヤマザキ)でチェックしてみたんですが、相変わらずセブンには1枚のコピー紙に複数の写真を印刷するモードがありませんでした。

 その代わりローソン・ファミマの複合機には無い面白そうなモードはあったんですけどねぇ。

2種類のサイズに分けて印刷

 結局四日目にまとめて印刷してその夜一気にコラージュはがきを仕上げるしかなかったというわけ。

 毎度のことですが最終日の写真を切り捨てるしかないのは残念ですね。


一部の写真は大小両方のサイズで印刷している

 大量の写真を切り出すのは骨が折れる作業ですが、どの写真を使うかは実際にはがきの上に置いてみないと分からないため、ひたすらハサミを動かしました。


切り出し終わった写真

 切り出し後に残った部分は糊付けの際に下敷きとして利用します。



写真のレイアウトと貼り付け

 今回のコラージュはがき製作には以下の縛りを設けました。

  • 初日から四日目までの各日に撮影した写真を最低1枚ずつ採用する。

  • 初代デジタルハリネズミ、デジタルハリネズミ4.0、BONZART Ziegel、SQ70sの各種トイデジで撮影した写真を最低1枚ずつ採用する。

  • あしかがフラワーパークのイルミネーション・おっきいこんのすけ・描き下ろしイラストの写真は必ず入れる。

 この全てを満たすのが非常に難しくてですね……! 特にトイデジは全般的に暗所に弱いため、昼間かつ屋外の写真が多くなります。つまり同じ被写体を同じ場所から撮った写真が多いということ。

 全日程から採用縛りのほうも、初日は蝶やの写真しかありませんが、山姥切やまんばぎり丼は2017年の遠征で採用済みなのです。でも流石に袋詰め作業中のジンジャーエールはなぁ……。

 あとはなるべくスタンプラリー関連も入れたいし、蝶や以外にどの料理写真を入れるかも悩ましい問題。


 そして悩みに悩みまくった末の仮置き状態がこちら。

写真を仮置きしたところ

 指んばとアイスクリームの白んばの見つめ合いと描き下ろしイラストを2枚看板とし、縷縷プロジェクト共同オーナーとして足利市立美術館前に立てられていたのぼりも入れました。

 しかし蝶や初日の写真を入れ忘れてるのに気付いていません。


写真を糊で貼り、はみ出した部分を切り落とす

 写真の貼り付け中にミスに気づいて清光グラタンの写真を追加。幟の位置を調整したらグラタンの下に隙間ができたので、デジタルハリネズミ4.0撮影の写真を伯仲クリームソーダからあしかがフラワーパークの花手水はなちょうずに差し替えました。

 花手水の写真が2枚になってしまいましたが、SQ70Sの写真で一番映りが良かったのは花手水のアップ(はがき右下角)。デジタルハリネズミ4.0はコラージュに使いづらい多重露光写真&わざとブレさせた写真が多すぎて料理写真を除くとやっぱり花手水が一番良かったんですよね……。

 次の工程に差し障るためこの時点では貼っていないのですが、元はこんのすけを貼る予定だった位置にさらしな生一本の写真をねじ込み、こんのすけは白んばの上に移動させてます。



ウチハクで加飾

 以前投稿したコラージュはがきの記事は社員旅行中の制作であったため写真を貼るだけでしたが、今回は一人旅なので思う存分加飾することができます。


小さい缶に様々なウチハクの切れ端を入れている

 初期のコラージュはがきにはマスキングテープを使っていたんですが、ウチハクの存在を知ってからはウチハクを積極的に使っています。


 まず使用したのは昨年末の文具女子博でリリースされたシルキーミスト。半透明白のウチハクです。

シルキーミストを貼ったところ

 初代デジタルハリネズミで撮った孔子廟(左上角)とデジタルハリネズミ4.0で撮った花手水の色がかなり強め。これを抑え気味にする目的でシルキーミストを試してみたわけです。


透明ホログラムを貼ったところ

 続いては渡良瀬川の水面。コラージュはがきに水面の写真を入れる場合、輝きの表現として透明ホログラムを貼ることにしています。


透明ホログラム ドットを貼ったところ

 あしかがフラワーパークの藤棚イルミネーションには透明ホログラム ドットを。我ながら「これナイスアイデアじゃない?」と思ってます😆

 でも透明ホログラム ドットは過去の限定品なんだよなぁ……。


透明ホログラム スムースを貼ったところ

 刀には刃の煌めきの表現として透明ホログラム スムースを貼りました。これドット以上の限定品なんですが、当時もっと数を買っておくべきだったと後悔してます……。

 ウチハク「で」字や絵を描くなら色付きのほうが良いんですが、写真を加飾するなら断然透明ホログラムなんです。

 シルキーミストは久々に出た写真コラージュ向きのウチハクだと思いました。


ウチハクによる加飾が終わったところ

 孔子廟の横に出来てしまった細い隙間にはチョコレートを貼り、字を書くエリアはシルキージンジャーで縁取り、「ようこそ 足利へ」の隠れてしまった「よ」をクリスタルブルーで書きました。



遠征の日付を記入

 後回しにしていたこんのすけとさらしな生一本を貼り付けたので、最後にガラスペンで遠征の日付を入れます。


2色のインクで書いた文字

 山姥切国広の目の色である緑のインク、山姥切長義の目の色である青のインクをそれぞれガラスペンのペン先に垂らすことで文字に両方の色が出るようにしました。

 ところが遠征の日付を「02.07〜10」と書いてしまう痛恨のミス!

透明水彩なので隠し切れてはいない

 いつもだったら誤字の上に毛虫を書いて余白に正しい日付を書くところですが、昨年末の法事から水彩セットを持ち歩くようになったので、多少ながら誤魔化すことができました。

 すべての作業が終わったあと、糊付けで反ってしまったはがきを平らにするため重しを載せて一晩置きました。



はがきの発送と受け取り

 翌2/11、レンタル自転車でゆうゆう窓口のある足利郵便局に向かいました。

足利郵便局

 Google Mapsの音声案内にまたもや翻弄されましたが、何とか到着。ちょっと右左折させすぎじゃない?

 ゆうゆう窓口は祝日でも風景印を捺してくれます。足利郵便局の風景印は足利学校なので今回の遠征にぴったり。

 捺して貰った風景印はややかすれていましたが、それも旅の思い出のうちです。


届いたコラージュはがき

 コラージュはがきを受け取ったのは2/13。やはりシルキーミストの色を柔らげる効果が良い仕事をしていますね。今後のヘビロテは確定です。


 コラージュはがきが我が家に届きましたので、長きに渡る足利遠征は真の意味で終了いたしました。

 山姥切国広が本作長義を所蔵している徳川美術館に行くのは6月。正直旅費を貯められるか不安ですが、できれば徳川美術館にだけでも行きたいなぁと思ってます。



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