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3月に山姥切国広展を観る予定の審神者に贈る7つのアドバイス。

みねのもみぢば

　ただいま足利市立美術館で大絶賛開催中の「山姥切国広やまんばぎりくにひろ展－名匠の軌跡、名刀の誕生－」。入館予約を勝ち取れたのでこれから行く、という審神者さにわの方々も多いのではないでしょうか。

　そこで、僭越ながら私自身の遠征体験から得たものを共有させて頂こうかと思います。


　この記事は主に以下に当てはまる方々向けに書いています。

● 2025年3月に初めて山姥切国広展に行く人、特に2017年と2022年の展覧会には行っていない人。
● 足利市に日帰りで行くのは厳しい人。
● 公共交通機関を使って足利市に行く予定の人。
● 刀剣乱舞ONLINEとのコラボグッズ購入、コラボスタンプラリー制覇を予定している人。
● 足利市内の協賛店を巡ってノベルティを貰いたい人。


　私の遠征レポは以下のマガジンにまとめてありますので、お暇なときにでも読んでいただけると嬉しいです。


1． スケジュールには余裕を持たせる

足利市駅を出てすぐの看板

　足利市立美術館での山姥切国広の展示は回を重ねるごとに協賛店の数が増え規模が大きくなっています。刀剣の展示以外も全力で楽しむつもりであれば、何かあった時のリカバリ時間込みで最低二泊は見ておきたいところ。

　飲食店でかなりの時間待つことはザラですし、遠征3回目でも迷子になるときはなりますからね！！


　私自身は前乗り四泊五日の超余裕日程だったのですが、もともと前乗り三泊四日だったのを2/11が祝日であることに気づいて一泊追加したからです。

　そもそもの予定だった「前乗り三泊四日」の見積もりですが、2017年の展示の際、前乗り二泊三日だったところを足利滞在中に急きょ一泊追加した経験に因よっています。

参考画像：2017年の「國廣降臨」にて

　改めて延泊の理由を確認したところ、初日の行動優先順位をミスって美術館に入れなかったからでした。2017年は日時指定予約制じゃなかったですからね。

　てか展覧会を見に行ったはずなのに展覧会見れなかったって致命的ミスにも程があるだろ！


　2022年の展示は前乗り二泊三日でしたが、足利へ向かう前に日本橋でインクとガラスペンを買うという暴挙で実質半日ぐらい潰しました。にもかかわらず、展覧会鑑賞・コラボグッズ購入・スタンプラリーコンプ・協賛店ノベルティコンプを果たせたのは遠征2回目だったのが大きいです。


2． 行きたい施設や店の最新情報を押さえる

　私が今年3回目の足利遠征中にやらかした失敗の大半は、リサーチ不足が原因です。

　食べログ等の口コミ投稿サイトやGoogle Mapsに載っている営業時間と定休日は当てになりません。足利市立美術館の休館日に合わせて一時的に月曜定休にしている店もあれば、突然臨時休業する店もあります。

　臨時休業こういうのがあることもリカバリ時間が必要な理由のひとつです。

　施設や店の公式SNSがあれば、スケジュールを立てる際に必ずチェックすべきです。Instagramがメインの店もあるけどやはりXが強いですね。


ランダム配布のところもあるのでダブる

　もちろん狙っている限定商品・限定メニュー・ノベルティの残数把握も重要です。

　特にノベルティ蒐集に関しては、山姥切国広展の期間中在庫を保たせるために1日当たりの配布対象を数人に絞っている店が多く、クリアファイルは対象店全てで配っているわけではないので展覧会開始早々から高度な情報戦と化しました。

　協賛店最大手のプラザハマダが早々に全てのノベルティを枯らしたのは衝撃でしたね。

　Xのブックマーク機能やリスト機能など、使える手段は全て使って重要な情報にはすぐにアクセスできるようにしておきましょう。


初山染工の2WAYバッグ

　あと侮れないのは遠征中あるいは地元の審神者の口コミ。木炭染めの2WAYバッグや舟定の芋羊羹なんかはXで見かけて購入を決めました。

　今だと「まじょの台所」のアイシングクッキーが口コミで評判ですね。


3． 山姥切国広展を観るときの注意点

チケットの購入と手荷物預かり

足利市立美術館に立てられている幟のぼり

　山姥切国広展では、まず美術館の入口で予約確認したあと、建物内に入ってチケットを購入します。決済手段は現金とPayPayのみ。

　足利学校の入学証チケットがあれば団体料金が適用されるので300円お得。ただし観覧日当日の入学証に限ります。

　逆に山姥切国広展のチケット提示で足利学校の入学証も割引になるんですが、割引額は100円行きません。

　つまり足利学校には山姥切国広展の予約と同じ日、しかも展覧会より先に行ったほうが節約になります。私は展覧会の予約が朝イチの回だったんで展覧会のチケットを足利学校のチケット売り場に提示しましたが……。

　美術館ではコインロッカーが使えない代わりに無料で手荷物預かりをしてくれます。ゴミポリ袋に入れて保管されるため、袋詰めの際はバッグがなかなか入らないことも。そのときは慌てず対処しましょう(1敗)。


鑑賞時の立ち回り

　展覧会は3つの展示室から成りますが、刀剣が展示されているのは美術館2Fの二つの展示室です。

　階段を上って向かって左手側が山姥切国広と本作長義ほんさくながよしを展示している三章、向かって右手側がその他の刀剣と山姥切国広の拵えこしらえを展示している二章となります。

　展覧会は各回1字間の完全入れ替え制、三章の展示室は40人程度の人数制限アリなので、一章には申し訳ないですが即2Fへ移動するのが安パイでしょう。


　私は一章を流し見して二章へ進み、待ち行列に並んで三章を見るという段取りだったのですが、2Fに移動した人の大半は私とは逆に三章の展示室に流れていました。

　堀川国広が打った他の刀剣や山姥切国広の拵えは人混みのない状態で鑑賞することができた反面、山姥切国広と本作長義を最前列で観るのには少々骨が折れました。

　私が三章の部屋に入った頃には二章の部屋の人口密度が増していたようですから、どちらの章を先に観るかは2Fに上がった時点の状況で決めて良いと思います。


ミュージアムショップとパネル・描き下ろしイラスト撮影スポット

　ミュージアムショップ、地下にあるパネルと描き下ろしイラストが設置された部屋の二か所は先述の1時間には含まれません。展覧会を時間制限いっぱいまで鑑賞しても大丈夫。

　ただしミュージアムショップはレジが1つしか無いので、会計待ち列がすさまじく伸びる危険性があります。展覧会を見終わった時点でミュージアムショップの列が短かったら地下よりミュージアムショップを優先したほうが良いです。

　ミュージアムショップではクレジットカードが使えますがPayPayは使えません。なんでや。

　山姥切国広展と2022年展示の図録を両方購入するとクリアファイルとポスター2枚がついてきます。ぶっちゃけ図録2冊とデカいポスターは街歩きの邪魔なので、面倒でも宿泊先に置きに戻るか荷物預かりを利用しましょう。

　縷縷プロジェクトの共同オーナーはショップで共同オーナー証を見せるとALART製と思わしきノベルティが貰えますので忘れないように！


　地下の撮影スポットのほうですが、描き下ろしイラストは額装されているので反射と写り込みは宿命と思って割り切りるしかありません。グッズにクリアファイルありますし。

　割り切れない方は少し離れたところからカメラ倍率上げて斜め上から撮影すると光や写り込みが軽減されますので、あとはアプリで傾きを修正してください。

VSCOの編集画面

　地下では刀剣乱舞ONLINEコラボの一日バス券も販売しています。私はバス路線がよくわからなかったので、買いはしたものの使いませんでした。


4． コラボグッズ購入目的での早起きはしなくていい

　私の遠征時は9:00から列形成でしたが、現在は整理券配布に変わっています。

　とはいえ早く来た人は一か所に待機させ、9:00になると同時にヨーイドンさせるのは変わっていない模様。しかも9:00ちょうどに太平記館の裏口側に到着した人が先に整理券を貰えたという話もあるようです。

　しかし整理券制になったことで呼び出し待ちのあいだは太平記館から離れることができるようになったので、「売り切れの早いグッズがどうしても今すぐに欲しい」というのでなければ9:00前から太平記館で待つメリットは薄くなったと考えます。

　そもそも事後通販決定してますしね。

　私が2/10(月)の状況を見たところ、明らかに2/9(日)より日毎の商品割当数は少なかったですが、夕方時点でも売り切れは殆どありませんでした。旅行日程に平日を含むならグッズ購入は平日に回すのがオススメです。


5． スタンプラリーは二日に分けて回るのが吉

行くだけでもひと苦労する心通院

　もちろん頑張れば一日で回れるでしょう。

　しかし寺社仏閣や足利学校は16:00には閉まりますので、別項のあしかがフラワーパークへの往復も考慮すると相当な強行軍。

　足利市立美術館と足利学校、鑁阿寺ばんなじは太平記館から近いですが、織姫神社と心通院はかなり離れているのもネック。

　初めての足利だから観光もしたい、という方はまず時間が足りないと思いますので、二日掛けてスタンプポイントを巡るのをオススメします。スケジューリングで気にすべきは

  • 同じ日に「足利学校→足利市立美術館」を入れる。
    (美術館の入館予約時間が早い場合を除く)

  • あしかがフラワーパークに行く時間と山姥切国広展の予約時間はできるだけ離す
    (できれば日を分けた方が安心)

　の二つでしょうか。


　もう一つの注意点は、スタンプラリーの台紙を配布しているのは足利市立美術館と太平記館だけであること。足利学校の入学証で山姥切国広展の割引を考えている方は特に注意して下さい。

　どちらで台紙を貰うかは宿泊先の立地で決めていいかと思います。


6.　あしかがフラワーパークの滞在時間は長く見積もる

この状態(2/8昼)よりはマシだと思うが……

　3月のあしかがフラワーパークは咲いている花が本当に少ないです。開花状況によって入場料が変動する施設が無料券を配るというのはつまりそういうことなんですね。

　よって、あしかがフラワーパークでやることはスタンプラリーとコラボ展示の撮影、コラボメニューの飲食だけと割り切っても差し支えありません。

　JR両毛線は一時間に1本か2本しか来ないので、あしかがフラワーパーク駅に到着した時点で帰りの時刻表をチェックしましょう。滞在時間は最低でも1時間、万が一電車に乗り遅れた場合を考慮してスケジュール上は2時間ぐらい見ておくべきです。

　だから、山姥切国広展の予約時間とあしかがフラワーパーク行きの時間を離す必要があったんですね(MGTN構文)。

　幸い売店は広いうえ、「刀剣乱舞萬屋本舗」の出張所もあるので、お買い物は十分楽しめます。職場にばら撒く用のお土産が必要ならここで買うのもアリですね。


　太平記館に置いてある無料券は2/25時点で枯れている模様。3月になったら復活する可能性はありますが、宿泊するホテルに無料券が置いてある場合はチェックイン時に貰っておいたほうが安心です。


7． レンタル自転車を活用する

太平記館と足利市駅のあしナビでレンタルできる

　あしかがフラワーパーク以外の施設や協賛店は頑張れば歩ける距離にありますが、やはり電動自転車をレンタルした方が時短になります。

　山姥切国広展の期間中は1日レンタル(1200円)のみ、支払いは現金オンリーですが、足利駅から足利市駅までのタクシー代が同額であったことを考えると費用対効果は十分すぎるでしょう。

　各スタンプポイントには自転車を停められる場所がありますが、協賛店の前の道路に駐輪するしかなさそうな場合はお店の方に声を掛けて指示を仰いでください。

　あとは……やはりスカートじゃなくてズボンを履いた方が安全のためにはいいですね……転倒事故で負った擦り傷、二週間経ってもまだ治ってないんで……。


21:45追加：Xの有益情報紹介

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