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本質を捉える力を高める授業作り
今日は早稲田「リーダーシップ開発:理論とスキル」のDay3でした。リーダーシップの理論を特に扱う回で、ともすると学生が受け身になりやすい回だったのですが、受講生達が積極的に授業づくりに参画していると各授業を見に行ったCA(Course Assistant)たちから報告があり、うれしく思っていました。
そして今日はもう一つ、楽しみにしていたことがありました。次回授業に新しい試みをCAたちと組み込んでいて、それを授業後ミーティングで先生方とTAたちに体感してもらうことになっていました。
新しい試みとは、「本質を捉える」こと。本質を捉えるといってもいろいろありますが、ここでいうのは「なんとなく感じているけど言葉になりきっていないことを言語化する」ことです。
実はPBLにおいて、ここが十分にできていないため、言葉になっている部分にだけ対応して、うわっつらの解決策になってしまうことがよくあると感じていました。
社会においてもこういうことはよくあって、例えば近いところだと大学について「オンラインじゃなくて対面にして欲しい」という話はその一つでしょう。この話は授業がオンラインか対面かという話だけではないでしょう。
じゃあ、学生が対面の大学に感じている価値は何なのか、そういうことを言語化してみよう、というのが次回の授業でやろうとしていることです。
これは難しそうに見えるし、実際そういう部分もありますが、少なくとも退屈なものではなく、むしろうまく行くと霧が晴れていくような、「そう!それが欲しかったんだよ」となるエキサイティングなプロセスです。そして、そういう成功体験をどうやってしてもらうかを考えるのも、難しいけれどもエキサイティングな時間です。
この課題自体は前期もトライしていたのですが、成功させるまでのプロセスを作り込んだのは今回で、今日はTAたちに体験してもらい、先生方にはそれを見ていただいてもらっていました。
そして、ある程度行けそうな手応えを感じていたのですが、さて来週の本番、どうなるでしょうか。各クラスでのさらなる練り上げも楽しみです。
写真はミーティング内でワークにトライしているTAたち。後ろに貼り付くようにいるのはこの回の開発主担当CA。写真には写っていませんが、この周りから先生方が見つめています。
(文責:モメンタム・デザイン代表、早稲田大学 グローバルエデュケーションセンター(GEC) リーダーシップ開発プログラム 副統括責任者 高橋俊之)
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