言葉にリーダーシップを持たせる
今日の早稲田「リーダーシップ開発:問題解決プロジェクト」の授業は折り返し点。だんだん各班のプランが形になってきています。
今日(6/30)の授業にもいくつか新しいことを組み込んでみました。一番は、自分たちの提案の「キャッチコピー」を作ってもらう、というもの。ただ受け狙いの名前付けでは不十分で、
・提案「ならでは」を表現していて、
・記憶に残り
・好感度の高い
ものを目指してもらいました。
これは、今回のカリキュラムづくりでコラボさせていただいているコピーライター澤田 智洋 さんに教わったアイディアです。
澤田さんは著書「マイノリティデザイン」の中で「言葉にリーダーシップを持たせる」と言われています。そしてコンセプトやビジョンを的確な言葉にすることで、言葉が人を動かすということを、彼自身が作った「障害攻略課」という例で説明しています。
ここで行われているのは僕らの言葉で言うとリーダーシップ行動最小三要素の一つである「目標設定・共有」で、これは本当にパワフルです。でも、そういう「言葉の威力」を知っている人は意外と少なくて、だから大企業のビジョンとかも、大層には見えるけど心動かされるものではなかったりします。
早稲田生も受験に毒されているのか、間違ってはいないし便利だけどそそられない言葉、「ならでは」を表現できていない言葉を選びがちです。しかし、せっかくの頭脳や国語力を、もっと言葉選びに使って欲しい。言葉の力をリーダーシップに活かして欲しい。リーダーシップだけじゃなく人生に活かして欲しい。
そんな想いもあって、あえて時間を取って、提案のキャッチコピーを考えてもらいました。
手応えとしては、まだ授業展開の仕方に工夫の余地がいろいろあるな、と思いつつも、方向として間違っていないんじゃないかな、と感じています。
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