コロナ下での1つの挑戦を完了
火曜日に、2020年度の立教経営BL1の最終回が終了しました。2013年から担当してきたこの科目のコースリーダーとしての、最後の授業日でもありました。
立教経営1年生の大多数が、12クラスに分かれて「論理思考とリーダーシップ」を学ぶこの科目、今年はスライドのように「みんなが一生思い出したくなるクラスにする!」と大見得を切ってスタートしました。
「オンラインもうつらいよ」という大学生の声が世の中に多く聞こえる中だったので、「制約の多い環境であっても、たくさんの学びとつながりの得られるクラスを作る!」という僕らの決意表明でした。
そして、僕らももちろん頑張りましたが、受講生たちもそういうクラス作りに参画してくれました。「受講生の意欲が半端ない」(SAたち)、「過去最高の理解度ではないか」(ベテラン教員)と何度も聞きました。初めてのオンラインによる高校生向け授業(by受講生全員)も、いろいろなハードルをクリアして、かなり良い感じで終えられました。
今日の最終回でも全クラスを回ってみて、目指したことはかなり果たせたのではないかと感じていました。授業の終盤には感極まって思わず涙を流しているSAたちもいました。一番「一生の宝物」を得たのは彼らかもしれません。彼らはまた本当に成長していて「過去最高にSAたちに授業を任せられた」と複数の教員から聞きましたし、僕もそれは実感していました。
なぜ今年ここまで来られたのかを考えてみると、やはり「積み重ね」が大きいのではないかと思います。先輩教員やSAたちが作ってきたものを踏み台に、さらに先に進もうとするうちにここまでやって来られたのではないかと。
それとコースリーダーを担当していて心強かったのは、どの年度を取ってもその時の運営陣が前向きだったことです。試行錯誤する中では「うーん、今日は思うように行かなかったな」ということも何度もありました。でも、そこで後ろ向きにならず、どうしたらうまく行くかを考える、またそういう人を応援する。その空気に支えられてきたんだと思います。
そういう意味では、一番の宝物をもらったのは僕かもしれません。ありがとうございました。この経験を次につなげていきたいと思います。
あと少し、振り返りなどのコースリーダー業務が残っているので、最後までしっかり取り組みたいと思います。