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ジョアンナメイシー つながりを取り戻すワーク 生命への回帰

今週は、つながりを取り戻すワークショップの開催依頼があり
自分の頭の中の整理のためにも今日はこの記事を書いてみることにします。

ワークショップのファシリテーターとしての喜びを感じ始めた頃に
このワークと出会い、光栄なことにすぐに、つながりを取り戻すワークのファシリテーター講座を受講するチャンスに恵まれ、斎藤由佳さんからかまど生としてこのワークを学ばせてもらいました。
以下は、生命への回帰ーつながりを取り戻すワークの手引きを引用しながらまとめてみました。

ジョアンナメイシー

Joanna Macy は、環境哲学者、アクティビスト、仏教哲学者。
50年に渡る市民権運動、グローバルジャスティス、エコロジー運動も活動において国際的リーダーとして敬意を集める。

簡単に言うと、ジョアンナメイシーは世界を代表する環境アクティビスト。
私が地球問題に関して最も影響を受けた人ともいえる。

つながりを取り戻すワークとは?

1970年代の終わり頃、世界のアクティビストの間で広まったワークを1990年代後半に、ジョアンナとモリーヤングブラウンの手によって改訂され、今なお世界で愛されているワーク

私たちはこの地球上で、類いまれなる瞬間を生きている。
成長指向型産業社会によって、想像を超えた技術の発展と知識を手にしている。その反面、これまでいかなる世代も直面した事がない規模で、生命の破綻を目にし、私たちはかつてないほどにこの惑星の生命を破綻している。
目の前では、地球規模の気候変動、核汚染、食品の遺伝子操作が繰り広げられているが、それでもなお私たちは、生を選べる
「生命持続可能な世界を選択できる」

そのことを基盤として
私たちは何者で、何を必要とするかについて、古く凝り固まった観念を打ち壊し、本来的なあり方ー星々や木々とともに、さやけき宇宙の音楽を奏でる仲間としてのあり方ーへ私たちを連れ戻すワークで、リビングシステム理論・ガイア理論・ディープエコロジー・エコロジカルセルフの要素が存分に含まれている。

このワークの狙いは、参加者が世界との新しい関係性を築き、大転換の一員となる力を養い、自らの人生を取り戻すことだ。
となっている。

私が実際にこのワークをファシリテートして感じていることは、
「つながりを取り戻す」とは何とのつながりを取り戻すのかと問われれば
それは間違いなく「自分自身とのつながりを取り戻す」と答えられます。
その後に、世界や地球と繋がれってゆくのだと思うのです。

ワークのスパイラル

このワークには4つのステージがあり、一連の4つのステージをもつ螺旋状の旅、スパイラルがある。

  1. 感謝から始める

  2. 世界の痛みを大切にする

  3. 新しい目で見る

  4. 前に進む

それぞれのステージに各10ほどのワークがある。
私は、参加者のニーズに合わせて、その中から一つずつ選び
4つのスパイラルの順番に4つのワークを行っている。

ワークの途中には、瞑想やダンスなどが含まれる場合もある。

私がはじめにこのワークを通して感銘を受けた事は、
ひとつひとつのワークの素晴らしさもさる事ながら
この4つのスパイラルが螺旋状に皆の気持ちとエネルギをも一緒に
螺旋に乗せてくれるように感じ、総合的な見事な流れに感銘を受けました。

そして、これは必ずしもアクティスト向けのワークではないと言う事です。
私がはじめてのこのワークをファシリテートした際、10名ほどの参加者は皆全く異なる背景を持った10代〜50代の多種多様な方で、地球環境に疎い若者からVeganのアクティビストまで様々でした。
その方達が、共にこのワークに取り組み、共に4つのスパイラルを描けたことはとても感動的でした。

現在は、リトリートを行う際にさりげなくつながりを取り戻すワークを取り入れています。

今週はどんなスパイラルになるのか楽しみです。
またワーク終了後に、レポを書いてみたいと思っています。



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