面倒なときほど機嫌良く
人生は、面倒なことばかりだ。
嫌なこと辛いことももちろん避けたいけれど、
割合としては面倒なことのほうが圧倒的に多いのではないかと思う。
朝目覚めた瞬間からもう既に面倒くさい。
起きあがり、トイレに行き、顔を洗い、朝ごはんを作り、食べ、歯を磨き、着替え、持ち物の最終確認をして、家を出て、仕事へ行く
洗濯をして、皿を洗い、ゴミを出し、トイレ掃除をし、掃除機をかけ、買い物へ行き、料理をし、食べ、お風呂に入り、髪を乾かし、歯を磨き、寝る、起きる(エンドレス)
ただ慎ましい生活をしているだけなのに、
ただの一般人なのに、やることが多すぎる。
食べて、働いて、寝る。
楽しく生きて、あっけなく死ぬ。
それくらい単純に生きられたらいいのに。
最近気づいた。
私の場合、何かの「実行」(仕事で何か作業をしたり、掃除機をかけたり料理を作ったり)が面倒なのではなく、その前段階の「計画」や「管理」(マルチタスクのスケジュール管理や効率良く片付く優先順位付け)が苦手であり、面倒に感じてしまう。
手を動かすことよりも、
頭を使って意思決定をするのが面倒。
経営者や管理職には向いてない。
現場向き。
指導側よりも、後輩とか新人ポジションが好き。
家庭でも同じ。
例えば、ゴミ袋が玄関に置いてあって「ゴミ出しといて〜」と言われてゴミ出しを担当するのは全然面倒ではない。
私が面倒に感じるのは、「今日は○曜日だから○○のゴミの日、全部のゴミ箱のゴミを回収して、何時までに出さなきゃ…」と締め切りから逆算していくことなのだ。
期限を守るためにタスクをマネジメントするのが面倒に感じる。
文句を言ったって現実は変わらないので、愚痴を考えるよりも頭や手や足を動かして行動あるのみ、なのは分かっているものの、やはり面倒なものは面倒だ。
だから、面倒なことを楽しめる人こそが、
人生の勝ち組だと思う。
私は、そうなりたい。
そんな自分になることが、夢。
面倒なことも「よ〜し、やるぞ〜!」と燃えて楽しめる人。
面倒なことも「さぁ、どうやって攻略しようか?」と不機嫌になることなく淡々とこなせる人。
経済的な勝ち組ではなくて、
機嫌的な勝ち組になりたい。
いつの日か、人生の終活をする時にも
「あ〜面倒くさい〜」と思うんじゃなく
「さぁ、どこから整理していこう!」とワクワクしながら取り組める機嫌の良いおばあちゃんになりたい。
「面倒だから機嫌が悪い、面倒だからやらない、面倒だから疲れる」じゃなくて「面倒だから楽しい、面倒だからやる、面倒だから燃える」って考えようと思う。
今から、もっともっと意識的になる。
面倒なときほど、機嫌良く。
それが毎日できれば、私はもう人生の勝ち組です。