何かを誰かを守るためじゃなく かき鳴らすだけ / The Birthday『LOVE ROCKETS』
ロックバンドThe Birthdayの『LOVE ROCKETS』のこの歌詞が好きだ。
映画『THE FIRST SLAM DUNK』のオープニング曲だが、このオープニングがもうとにかくめっっっっちゃくちゃカッコよくて、同時にこの曲も大好きになった。
映画館には3回観に行ったけれど、3度目なんて宮城リョータの過去はもうどうでもよくて、オープニングをもう一度観たいがために行ったようなものだ。(映画スラダンのDVDは購入予約している。届くのが楽しみ)
初めてしっかり歌詞まで意識しながら聴いたとき、
何かを〜〜
誰かを〜〜
守るため〜
まできたので当然「守るために」だと思ったら
守るため「じゃなく」だったので、おや?と思った。
あ、そこは誰かを守るためじゃないんだ。
かき鳴らすだけなんだ。
良いな、と思った。
何かを守るとかじゃなくて、ただかき鳴らすだけ。
なんかそっちの方がロックだわ。
誰かのため何かのためとか意味とか
しゃらくせぇーー!!!!!
俺はただギターをかき鳴らしてるだけなんだよ!!
愛のロケットをぶちかましてぇだけなんだよ!!
みたいな。
そもそも、ロックってなんだっけ?と思って調べてみたら、知恵袋でロックの意味についてこんな熱い回答をしてる人がいた。
分かりやすいですアニキ!
揺るぎない強い意志と、困難にも果敢に立ち向かう気持ちこそ、ROCKの魂!
てことは、私の好きなハリー・ポッターとか鬼滅とかに出てくるカッコいいキャラたちも、みんなROCKなのか。
スラダンの桜木花道たちなんて、まさしく揺るぎない意志と困難にも立ち向かう姿勢、ROCKだなぁ。
本当にオープニングにピッタリだ。神マッチ。
この曲は絶対エンドロールじゃなくオープニング。
あぁ、早くあのオープニングがまた観たい。
残念ながら、この歌詞を書いたボーカルのチバユウスケは昨年11月に55歳という若さで亡くなった。
この歌詞の通り、"LOVE ROCKETS"="LOVE ROCK"を世界中に撒き散らしてからこの世を去るなんて、最後までなんてROCKでカッコいいんだよ…
何かのためとか誰かのためとかじゃなくて
自分の出したい音を、ただかき鳴らそう。
精一杯カッコつけて、ロックンロールでいこう。
【追記】↓歌詞考察してる方がいた。めっちゃ分かりやすい!