9.22全日本プロレス王道T〜アオレンジャー綾部蓮誕生「でっかい奴にはでっかいトロフィーが似合う!〜
※今回もアディショナルタイム有りです。課金にしてるのはいわゆるメタ的な要素があるためで、そうした話題が苦手な方はスルーしてください。課金無しで話は完結しています。尚24時間以内は返金可能なので、読み終えてから返金もオッケーです!
行ってきました9.22全日本プロレス後楽園大会。この日は王道Tの準決勝と決勝が開催。ぼくは元々観戦予定でしたが、「チケットはいつでも買えるだろ」と余裕ぶっこいていました。しかし金曜日昼時点で前売り完売。その後追加発売されたことで、なんとかチケットをもぎ取ることができました。当日券も売れたようでこの日は「超満員の後楽園ホール」となりました。
準決勝で本田竜輝が宮原健斗を。綾部蓮が斉藤レイをそれぞれ下し。決勝は綾部vs本田の同門(同じユユニットのELPIDA同士)対決となりました。どちらも安齊勇馬と同じユニットに所属していますが、三冠は未戴冠。またCCや王道Tの優勝経験もありません。それだけに「ここでシングルマッチの勲章をとりたい」という気持ちは両者ともに強かったでしょう。
準決勝を終えてインターバルがあったとはいえ。シングルマッチ2連戦の2戦目ということもあり。序盤は両者探り合うような展開となりました。それでも中盤以降はヒートアップ。エプロンでの攻防は本田がまさりジャーマン一閃。
リング上では綾部が本田をアイアンメイデンで締め上げます。
本田は綾部を必殺のファイナルベントでリングに叩きつけるもこれはフォールにには至らず。続いていリング上では本田のラリアットと綾部のビッグブーツ&ドロップキックのぶつかり合い。更にそこからドラゴンスープレックスとジャーマンスープレックスを放ち合い。両者はパワーだけでなく展開の目まぐるしさも合わせることで観客の熱量をグングン高めていきます。
しかし最後は綾部の二発目のドラゴンスープレックスからのデスルーレット(旋回式ファルコンアロー)が決まり。本田をフォール。綾部が王道T制覇を決めました。
試合後は本田と健闘を称え合い。そして念願の優勝トロフィーをその手に掴みました。
そして優勝の喜びを伝えるとともに、解説席にいる三冠王者青柳優馬を呼び込みます。青柳へ三冠挑戦を宣言し、青柳がこれを受諾。10.22の後楽園ホール大会での綾部の三冠挑戦が決まりました。しかし綾部はここでは王者T覇者として上から目線。「お前が一回戦負けしたトーナメントで俺は優勝したんだぞ!」と。そして青柳から「三冠のベルトに挑戦していただけないでしょうか」とへりくだる言葉を引っ張り出します。
このやりとりに嫌みさがないのはひとえに綾部の持つキャラクター性。偉そうであってもどこかに品がある。そこゆえでしょう。そしてこの日は彼のそうしたキャラクター性がはっきりと出せました。それは「王道T優勝」という実績を得たことで、上から目線に説得力が生まれたことも大きいでしょう。観客も綾部のそうした姿を受け入れていました。
ELPIDAの中で主人公として立ち位置をとっているのは安齊でしょう。本田は性格の明るい主人公の友人キャラ。ライジングHAYATOは少し陰のあるパンクなキャラ。そこに綾部がアオレンジャー(主人公のライバルになるキャラ)として印象付けました。これは先々のことを考えてもとても大きいです。いつか安齊と綾部が袂を分かつときにきっと活きるでしょう。そして全日本プロレスにはそうしたアオレンジャー枠は欠員が出たままでした。空いたピースを綾部が埋められたこと。それは王道T優勝よりも大きな価値があるかもしれません。
満員の後楽園ホールで己を刻み込んだ綾部。さらにここからもっと大きくなるでしょうから。明るい未来が見えそうです!
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