人間ビデオ
中学生のときに電車で制服に白濁液をブチ撒けられたことがあるのですが、そのときの情景はめちゃめちゃ覚えていて、ゾワッてしたけど、泣きそうになったし、親にバレちゃいけない、大事になる、と思って焦って駅のトイレで洗ったけど、でもそれは必ずしもマイナスではなくて
その非日常的な光景と事実と、それから命の神秘と欲望の俗っぽさを、鮮やかなまでに見せつけられて、不覚にも、美しいと感じてしまったんですよね
何もない毎日じゃ死にたかったけど、それが少しきっかけになって、この世には私の知らないこともまだたくさんある、この知的好奇心を満たすために今死ぬ訳にはいかない、と、そう思えてしまったんですよ
人を殺めることとか性的暴力とか、世の中の絶対悪みたいな扱いのものが誰かを救ったりすることもあって
私のはまあ色々重なって結局今生きてはいるけどすっごく生きづらいしこんなnoteを書かなきゃいけないくらい追い詰められてるし拗らせてるし救われた反面エグい影響もそれなりに受けてるんですけど
でもきっと同じ行動でもそれが上手い方に転がることも超ダメな方に転がることもあり、以前までは善悪の基準が人を笑わせるか泣かせるかだと思ってたんだが、誰かを泣かせても泣かせる程心を震わせた経験はきっと人生にとって大事なものとなるし、笑いすぎて死んじゃったら怒られるかもしれないし、犯罪も犯罪以外も、本当に人生はサイを振って更に蓋を開けるまで結果がわからないチンチロのようなもので、帰結主義的であろうとする心は正しくありつつもそれはとっても不確かで
その日暮らしみたいなの、多分良くないと思ってるけど、心の向くままに生きていくしかないように思えて、結局フラフラと生きてしまう
正義がなにかは判らないけど、かわいいとか美しいとか、そういう感情に従えば悲しくなりづらい、19年かけてやっと見つけたライフハックです