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「のぞき」問題と男子トイレの話。
「たかが『のぞき』」と思っている男性様は非常に多い。何ならお笑い、漫才のネタ、漫画にも当たり前のように出てくるし、武勇伝として語る男性もいる。まず、大前提として「被害者の気持ちを全く考えていない」「女性を対等な人間と思っていない」という問題があるのだけど、時々考えてしまうこの問題。男性様の言い分はこうだ。
・暴力は相手の身体的なダメージを負うのに対し、「のぞき」はなんの被害もない。経済的損失もない。せいぜい「女さんの『お気持ち』でしょw」
こういうわけだ。
だから、「たかが『のぞき』」という発想になるのだと思う。
しかし考えてみてほしい。世の中「経済的損失も身体的ダメージもないけれど、禁じられていること」が沢山ある。
例えば「わいせつ物陳列罪」だ。誰かが全裸になったところで、誰も気にしなければ法律にもならないはず。それだけじゃない。何故トイレには個室があるのだろうか。誰かに見られてなんの損が生まれるのだろう。仕切りがなければ設置費用も安くなるのではないだろうか。
わかると思うけど、まさにこれは「お気持ち」ではないだろうか。時々調べて分かったけど、男性の中にも「全て個室にしてほしい。新幹線のトイレも見えすぎ。あれはおかしい。」という意見があった。男性もまた、排泄や排泄姿を見られたくないわけだ。
私は「男のくせに」なんて全く思わない。むしろ上記の意見が増えているのであれば、ぜひ男子トイレも全て個室にしていくべきだと思う。
だから言いたい。「のぞき」を「お気持ち」で終わらせるな。トイレも含め、人の裸(それが一部だとしても)を見るのは明らかな「プライバシーの侵害」であり、「人の尊厳を傷つけるもの」なのだよ。トイレ問題ならわかるはずなのに、なぜか相手が女性となると途端に軽んじられる。いい加減にして欲しい。
そして「俺たちだってトイレを軽んじられている!」と言うなら、それを女性へのカウンター攻撃ではなく世の中の支配層(主に男性)に訴え、行動を起こして欲しい。きっと、それを阻害するような女性はいないとおもうから。