ニンジャスレイヤーTRPGリプレイ『アバンダンド・オーファニッジ・アンド・ニンジャ・ジャーナリスツ』#2
◆注意◆これは、1月18日(金)に行われたニンジャスレイヤーTRPGのリプレイです。また、NM(ANIGR=サン)のオリジナルのシナリオとなります。また、本リプレイはプレイヤーから許可を取って掲載しています。◆奥ゆかしさ◆また、ダイスの表記が統一されていないが原文をそのままに掲載する。◆
◆インデックス◆
♯1 ♯2 ♯3
(これまでのあらすじ)謎のニンジャ存在『芋潰し』を追い、スケルター、ブラスムーン、ブレイドアーツ、フリントアームの4人はハラジュクストリートへと向かう。その途中で謎の少女ヒナコに出会う。ジャーナリストたち(自称)はヒナコを追いかけてきたヤクザ達を蹴散らし、どうにか孤児院前へと到着した。一行は孤児院へとエントリーしていくのだった…そこで見たものとは…
ヒナコ:「……ありがと、スケルター=サン」ヒナコはスケルターの腕の中から降りると、ペコリと頭を下げた。
スケルター:「どういたしまして」
ヒナコ:「その変な名前、コードネームってやつなの?ヒウチ・カイナ=サンもさっきからフリントアーム=サンって呼ばれてたし」
フリントアーム:「ええ。カッコいいでしょう?」(そういえばそんな名前名乗ったな)
スケルター:「ジャーナリスト間のコードネームだ。ドクロとは別にスケルターも使ってる」
ナムサン!ムリしかないのだ!
ヒナコ:「そうするつもり、ま、上がってよ」
ブラスムーン:「今宵はこの孤児院からはもう出ない方がいいだろう」
スケルター:「かなり広いな…オジャマシマス」
ヒナコ:「元々9人で住んでたからね。今は私一人だけど」
孤児院の中は血と硝煙の匂いで溢れていた。あちらこちらに弾痕があり、家具なども殆どが破壊されている。
スケルター:「ボロボロだ。これはむごい」
フリントアーム:「襲撃はつい最近だったのか」
つい最近ここでなんらかの戦闘行為があったのは明らかだった。いや、虐殺行為といってもいいかもしれない
ブレイドアーツ:「人のことは言えませんが血も涙もない方がいたんでしょう」
ブラスムーン:「ナムアミダブツ……ナムアミダブツ」
スケルター:(ブラスムーン=サン…)
ヒナコ:「二週間くらい前かな」
フリントアーム:(火を使わないとは趣味が悪いな)
ヒナコはかろうじて椅子と机が残っているリビングに一同を案内します。
ヒナコ:「ま、座ってよ。お茶と握り飯くらいしか出せないけどさ」
スケルター:「シツレイします。」椅子に座わる。
フリントアーム:「え!そんなー!いいですのにー!」(座って待つ)
ブレイドアーツ:「マッポーにも人の心が生きているものですね、アリガトウゴザイマス」
ブラスムーン:「ドーモ、いただきます」イスに座る
◆全員体力・精神力1回復
◆アイテム【握り飯(アクション消費無しでHP1回復)】を手に入れる。
スケルター:「ヒナコ=サンが握ったのかな?ありがたい」
ヒナコ:「具も入ってない塩にぎりだけど喜んでくれて嬉しいよ。おにぎり握るくらいしか特技が無くてさ」
ブレイドアーツ:「…大丈夫ですよ。キツネだからといって食べられるものは人と同じですから」
フリントアーム:「おいしいですよ。握ってもらっていた皆さんはさぞ喜ばれたことでしょう」
ブラスムーン:「……昔を思い出す味だ」
ヒナコ:「……ありがとう」
全員が少しだけくつろいだ後、ヒナコも椅子に座ります。
ヒナコ:「貴方たちがジャーナリストじゃないことはもうわかってる。けど悪い人じゃないこともわかる」
スケルター:(こんなオニギリを食ったころもあったな…)
スケルター:「エッ、ウン」
ブラスムーン:「どうだろうな……」
ブレイドアーツ:「いい人でもないですよ。特に私はね」
ヒナコ:「貴方達の目的はわからないけど、私がわかること、全部話すから。」
ヒナコはまず、ここであったことを語り始めます。
ヒナコ:「ここは【ヒナドリ孤児院】っていうの。ハラジュクのウラバンブーで細々と経営を続けてた」
スケルター:「…」
ヒナコ:「けど街が発展するにつれて再開発の対象になってね、カネマスが自分の愛人のブティックに建て替えるからと地上げを迫ってきたんだ。最初はお父さ……院長が断ってたんだけど、ヤクザが嫌がらせをしてくるようになって」
ヒナコ:「……ある日突然、ヤクザの集団が自動小銃を持って雪崩込んできた」
ブラスムーン:(……)
スケルター:「野蛮だ」
ヒナコ:私を含めて子供は8人にお父さん1人の9人。けどね、みんな殺されちゃった。
スケルター:「…」
ヒナコ:「お父さん、みんなが殺される瞬間を写真に撮れって言って」
ヒナコ:「そして私を地下に逃してくれた。地下、隠し通路で下水道につながってるんだ。絶対こんなこと許しちゃいけないって」
フリントアーム:「気骨のある人だな」
ブラスムーン:「……オォ、ナムアミダブツ……」
スケルター:「ナルホド…」
ヒナコ:「……」
フリントアーム:(下水道。身を隠すには都合良い場所か。芋潰しもそこを根城に?)
ブラスムーン:(…一理あるな、フリントアーム=サン)
ヒナコ:「警察にこのフロッピー持っていけば終わると思ってた」
ヒナコ:「だけど、次の日には新聞で『ヤクザクラン同士の抗争』だって。この孤児院はヤクザクランの隠れ事務所ってことにされてた」
スケルター:(こんな情報操作できるのはソウカイヤしかなかろう)
スケルター:「ここが廃墟になったあと、何故取り壊しにあっていない?」
ブレイドアーツ:「残念ながら暴力は良心では裁けないのですよ」
ヒナコ:「そうなの。取り壊しは次の日から始まると思ってたのに、機械が故障したとか、なんとかで工事が毎日伸びるうちに一旦中止になったんだよね」
ヒナコ:「勿論私はその時はここには戻れなくて、ヤクザに追われながら、このフロッピーを預かってくれるジャーナリストを探してた」
スケルター:「機械が故障ねぇ…」(ますます裏がありそうだ)
フリントアーム:(芋潰しの活動でそれどころではなかった…?)
ヒナコ:「この孤児院に戻ってきたのは3日前。工事が中断されて、もう人も寄り付いてなかった。……理由はわからない」
ヒナコはそこまで言うと黙り込みます。
そして、スケルター達は先程から、この孤児院にニンジャソウル痕跡が残っていることに気づきます。ニンジャソウル痕跡は廊下から伸びていて、玄関へと続いています。
ヒナコ:「うん。私一人。何度も確認したんだけど」
スケルター:「フム…本当に住んでいるのは君だけなのかね?」
ブラスムーン:「……この孤児院には、背の高い男はいたか?ヒナコ=サン」
フリントアーム:(ペロッ、この味は…ニンジャソウル痕跡!)
ヒナコ:「子供達はみんな遺体が見つかったんだけど、お父さ……院長は見つからなかったって」
スケルター:「地下室も調べたのかい?」
ヒナコ:「多分ヤクザクランに連れてかれたんだと思う」
ヒナコ:「うん。けど調べていいよ。どの部屋もカギ壊れてるし、全部調べて」
フリントアーム:(父親。ニンジャになったか?)
◆◆◆捜索ターンな◆◆◆
とはいえ極めて簡単な捜索なので、調べたいところを言ってワザマエorニューロン判定してくれれば、達成値に応じた結果が表示されます。
スケルター:「とりあえず、自分は地下をみてみる」
地下(⑮)は簡素なレンガづくりとなっていた。何も無いというヒナコの言葉通り、本当に何も無い。
NM:ではニューロンかワザマエで判定サイコロふっちゃってOKです
(6D6>=5) → 16[4,2,1,3,3,3] → 16 → 成功
が、スケルターは壁の隅に隠し扉を発見した
これがヒナコの言っていた下水道への通路だろう。
スケルター:「ウム…ドンデンガエシか?下水への通路か」
スケルターはニンジャソウル痕跡を探すも…
ここには特にニンジャソウル痕跡はありませんね
スケルターは隣の地下倉庫⑯に移動した…
ブラスムーン:「ヒナコ=サン、院長の部屋はどこに有る?」
ヒナコ:「廊下を出て右。トイレの先よ」
ブラスムーン:「他にも何かカネマスの所業について知っていたのか調べてみる」
(3B6) → 2,2,3
スケルター:オォウ…
ブラスムーン:ダメだこりゃ
院長室は特に徹底的な破壊を受けている。
ヒナコ:「ここはお父さんと私の部屋。徹底的にやられたみたい、元々金目のものなんて無かったけどね」
ブラスムーンは強力なニンジャソウル痕跡を感じたが……。
ブラスムーン:「全て粉々に、ということか」
ブラスムーンは誰か別の人によってもう一度調べた方がいいかもしれないと感じた。
ヒナコ:「……まだまともに片付けられてなくて。もう少し探せば、何か出てくるかもしれない」
ブラスムーン:「スケルター=サンならあるいは……」
フリントアーム:「では私はキッチンを調べる。なにかあるかもしれないし。主婦の知恵とか。ジャーナリスト的に」
(3B6>=4) → 5,5,1 → 成功数2
フリントアーム:やったぜ
スケルター:ワザマエ
ブラスムーン:食いしん坊バンザイ
キッチンには先程ヒナコが温めたと思われるご飯が釜に残っていた。少しだけ良い匂いがしている。
だが、部屋の隅を見てみると、銃痕と血の跡。どちらもフリントアームの腰の高さ……子供の頭の高さくらいについている。
フリントアーム:「へー。大家族だからな~。いたるところに生活の知恵が。小さい子が怪我しないようにとか…」
床に小さく血で「たすけて」とたどたどしい文字で書かれた痕をフリントアームは見つけた。
ニンジャソウル痕跡は無いようだ
フリントアーム:「小さい子が手伝いできるように台が置いてあったりとか…」
フリントアーム:「特にニンジャにつながる痕跡なし。ニンジャも使わないただの押し入りか。随分急いでたようだな地上げ」
ヒナコ:「……ごめんね、助けてあげられなくて」
ヒナコは雑巾をとると血の痕を黙々と拭き始めた。
スケルター:「モシモシ、フリントアーム=サン何か見つかったか?」
フリントアーム:「いや特に何も、包丁道具等手入れはしっかりしていたようですね。流石です」(手伝う)
ブラスムーン:(院長室にて強大なニンジャソウル反応アリ。探索をお願いしたい)スケルターのIRCへメール
スケルター:「フム、そうか。地下室になにもなかったらそちらへ向かおう」
◆地下倉庫⑯
ヒナコの持ち物である銃器がいくつかおいてある。右(⑰)は射撃練習場になっているようだった。
ヒナコ:「この世界、自分の力で身を守らなきゃいけない、そう思ってた……。けどちょっとの力くらいじゃどうしようもなかった」
床の上にはチャフグレネード(IRC10ターン無効化)が転がっている。
ヒナコ:「お金が無くて警備員を雇えなかったからね、私が警備員代わりをやってたんだ。……銃すきだし。あ、チャフグレネード持ってっていいよ。もう私は使う機会もなさそうだし」
スケルター:「承知した。」
(3B6) → 2,4,3
◆部屋(⑦~⑨)
子供部屋になっているようだ。どの部屋にも手作りと思われる飾りやオリガミ、絵本がある。それ以外には血の跡と銃痕以外だけしかない。
しかしブレイドアーツは⑨の部屋でお年玉の袋に入った万札1を見つけた。袋の中身は全部千円札で、何年にもわたって溜め込んでいたようだ。「目標:皆で美味しいご飯を食べに行く」と袋の裏には書かれている。
フリントアーム:「わかる」
スケルター:(食いしん坊め…)
ブレイドアーツ:1万はとってヒナコに説明します
ヒナコ:「……もし良かったら、持ってって。私が持っててもどうしようもないからさ」
ブレイドアーツ:「よいのですか?銃弾くらいは買えるかと思いますが」
ヒナコ:「……クレープでも買って食べてよ」
ブラスムーン:(ナムアミダブツ)
スケルター:(…)
フリントアーム:(クレープは本店と元祖どっちに行くべきなのかの答えはまだ…出ていない)
ブレイドアーツ:「そういうなら、貰っておきましょうか」紙は見せずに仕舞う。見せたら取り乱しそうなので
スケルター:「ドーモ、ブラスムーン=サン。私が探知してみよう」
(6D6>=5) → 20[3,3,3,3,6,2] → 20 → 成功
ヒナコ:「ここはお父さんと私の部屋。だからか徹底的にやられたみたい」
スケルター:「酷い有様な」
スケルターはニンジャ観察眼によって、強力なニンジャソウル痕跡を発見した。およそ2週間前のものだろう
そして夥しい血の痕、ただ殺したのではない、弱いものをいたぶったような夥しい血の痕
スケルター:(ムムーッソウカイヤとしてはこのような非道見過ごせぬ!)
ブラスムーン:「スマンな、スケルター=サン」
だが、それとは別に血の跡がある
両壁の天井近いところに夥しい血痕が残っている。同時に壁の抉れも……
天井は比較的高く、ジャンプしても簡単に届くような場所ではない
スケルター:「天井にも血の跡がある…コレハ」
また机の残骸から日記が見つかった。
スケルター:「日記があったぞ、ヒナコ=サン。君のかね?」
ヒナコ:「ううん、お父さんのだと思う」
【院長:コトナギ・ヒロタ】の日記だ。
最初のうちは子どもたちの身長が150cmになったとか、学校のテストで70点をとれたとか、誕生日会を開いたとかそういう話が書き綴られているが、ここ一ヶ月になって様子が変わる。
スケルター:「フム」
◆一ヶ月前
カネマス=サンからこの孤児院から出ていって欲しいという話が出た。どうやらここに新しいブティックを建てたいらしい。なんでも愛人の店にするとか。しかし提示された金額は相場よりも圧倒的に低く、それでは引っ越すことすらできない。断るほかない。
◆3週間前
ヤクザによる脅しが始まった。子供に被害が及ばないように気をつけねばならない。だが私が働かねば食べ物も買えないし。ヒナコが私が守ると銃の練習をしている。無理をしないといいのだが。
スケルター:「…フム…」
◆二週間半前
・マチヨが街中でヤクザに殴られた!奥歯が3本も折れている。絶対に許すことはできない!警察に頼ったが一切取り合ってもらえなかった。どうやらカネマスが裏で手を回しているらしい。
◆2週間前
・「最後通告だ」という言葉とともに、カネマスが提示金額を二分の一に引き下げてきた。なんという悪辣さだろう。嫌がらせも日に日に酷さを増している。警察にも政治家にも訴えたが、一切聞き入れてもらえない。どうすればいいのか、夜逃げをするしかないのか。
スケルター:(なんたる非道!)
ヒナコ:「……私、ちょっと出てるね」そう言うとヒナコは部屋を出た
スケルター:「ん、ああ…」
ブラスムーン:「カネマス=サンは奪い続けて最後に全てを失うだろう」
ちなみにニンジャソウル痕跡はこの部屋が最大だ。二週間たってもまだその場にいるかのような濃密な痕跡が残っている。
そのニンジャ存在感にスケルターとブラスムーンは背筋に震えが走るのを感じた。
スケルター:「院長がニンジャになった可能性は大だな…!」
ブラスムーン:「それも並のニンジャではないぞ……!」
NM:さて、ブラスムーン=サンのターンですね
ブラスムーン:3B6
NJSLYRBATTLE : (3B6) → 2,5,3
スケルター:ワザマエ!
ブレイドアーツ:よいよい
フリントアーム:右と左を足すと真ん中の数字に
ブラスムーン:「……これは?」
◆倉庫⑯
倉庫にはボロボロのほうき、ちりとりなどみすぼらしい家具ばかりだ。
ニンジャソウル痕跡も見当たらない。
しかしブラスムーンは一枚の写真を発見した。どうやらこの孤児院にいたらしい【子供の写真】が手に入る。
これになんらかの心の痛みを覚えるのであれば貴方はこの写真を【家族の写真】同様の扱いのアイテムとすることができる。
ブラスムーン:(芋潰しに元の心は残っているだろうか……しかし……)
ブラスムーン:写真をフトコロに
フリントアーム:キッチンのちトイレへ水の流れは風水の流れ。家を知る上で重要なことであった
◆トイレ
トイレである。ニンジャソウル痕跡は無い……!
(3B6>=4) → 6,1,4 → 成功数2
フリントアーム:「ふぅ…」
トイレにニンジャソウル痕跡は無かった。
フリントアーム:(トイレって落ちつくよね)
スケルター:「モシモシ!フリントアーム=サン!」
しかしフリントアームはその類まれなるニンジャ観察眼によって、装束の内ポケットから無くしたと思っていた2万札を発見した……!!!
フリントアーム:「入ってます!」
スケルター:「ヌウーッ!我慢我慢!」
フリントアーム:「あっ、こんなところに・・ラッキー。あとで皆に食事でも奢ろうかな…」
ブレイドアーツ:風呂場行きます
(3B6) → 3,5,2
◆風呂・脱衣所(④、⑤)
あちこちに銃痕があり、シャワー等も破壊されている。治すには新しく作り直すくらいのお金が必要だろう。
ヒナコ:「うち自慢の浴場だったんだけどね……」
しかし! ブレイドアーツはその類まれなるニンジャ観察眼によって……脱衣所の隅からヒナコの下着を発見した!!
ヒナコ:「えっ、あっ、ちょっ」
ブレイドアーツ:「…スミマセン、見えてしまいました」
ヒナコ:「い、いや、こちらこそ……ごめん……」
◆ブッダボーナス◆
紳士的な態度によりブッダが微笑んだ……DKKをマイナス1しても良い。
ブレイドアーツ:ブレイドアーツはブッダを信じていないのでしません
◆ブッダは少し寂しそうな顔で去っていった……
スケルター:ブッダカワイソ…
——その時である。スケルター:「ヌウッ!?」
(このチームのリーダーと思われる)スケルターのIRCに着信が届いた。
発信元は……アルマゲストである
アルマゲスト:「ドーモ、スケルター=サン」
スケルター:「モシモシ!アルマゲスト=サン!何か御用でしょうか!?」
アルマゲスト:<任務は順調にこなしているかな。全員生きていればよいのだが>
アルマゲスト:<貴様らの任務に一つ追加したいと思って連絡した>
スケルター:「ハイ!」
アルマゲスト:<【カネマス】という男からの依頼だ>
スケルター:(カネマス…!死んだはずじゃ)
アルマゲスト:<違法地上げの証拠を持って逃げ回っている小娘を殺し、証拠のフロッピーをもってこいとのことだ。手下の【ブッダデイモン・ヤクザクラン】が壊滅したから私たちに頼んできたらしいな。>
アルマゲスト:<ヘルカイトの一派にも同じ命令が下っている。遅れをとるなよ>
アルマゲスト:<連絡は以上だ。報告事項はあるか?>
スケルター:「ハイヨロコンデー…」
スケルター:「芋潰しは何らかのニンジャかもしれません。ブッダデイモン・ヤクザクランとの関係もあります」
アルマゲスト:<わかりきったような報告をするな!あのような破壊ができるものがニンジャ以外であってたまるものか!!>
スケルター:「アッハイ!スミマセン!」
アルマゲスト:<ブッダデイモン・ヤクザクランとの関係も当然のことだ。ヘルカイトから報告があった。奴らを崩壊させたのは芋潰しだ>
アルマゲスト:<恐らくヤツの次の狙いはカネマスだろうな……。ヘルカイトが返り討ちにあえば傑作だが>
アルマゲスト:<……む>
アルマゲスト:<悪いな、新しい報告が入った。切るぞ>
スケルター:「それと…二週間前にブッダデイモン・ヤクザクランにより滅んだ孤児院の院長が芋潰しの正体かと…」
アルマゲストは強引に話を並べると、通信を切った
スケルター:「ハイ、シツレイします!」
最後の発言はいまのところ届いていませんが、改めてIRCしますか?
スケルター:「芋潰しのアジトと思わしき場所を発見したと、ブッダデイモン・ヤクザクランを倒した芋潰しがどこへいったかわかるかどうか」IRCします
スケルター:ちょっと待ってください
※ここで他のニンジャ達と相談し、通信しないという結論をだした。
IRCしますか? スケルターの指先がスイッチに伸びる……!
スケルター:IRCしません!
……! スケルターはIRCしようとした指を、すんでのところで止めた。嫌なニンジャ第六感が働いたのだ……
……その時である
ヒナコ:「ンアーーーーーッ!」
スケルター:「ワッザ!?」
食堂の方向からヒナコの声が響いた!
スケルター:食堂へ向かうぞ!
フリントアーム:「トイレに籠っている場合ではない!」
ブラスムーン:「ヒナコ=サン!?」
ブレイドアーツはあえてすぐ食堂の方へと向かわなかった。
食堂についた一行た見たのは、ヒナコの手首を捻り上げたニンジャである……!ソウカイニンジャはその顔を見たことがある。ヘルカイト配下のマスタードである!
◆マスタード◆
種族:ニンジャ
体力8 精神力5 脚力3
カラテ6 ニューロン5 ワザマエ6 ジツ1
・連続攻撃2
○カラシドク・ジツ
フリントアーム:「ドーモ。フリントアームです。その娘にご用ですか?」
マスタード:「ドーモ、マスタードです。おうおう、皆さんオソロイで……」
スケルター:「ドーモ、マスタード=サン。スケルターです。その娘をどうするおつもりで?」
ヒナコ:助けて……!
マスタード:「いやね、さっき依頼が追加されただろ? 俺もヘルカイト=サンとレッドウルフ=サンとは別行動して追ってたんだよ」
フリントアーム:「へぇ。今ひとりで」
マスタード:「依頼が来て渡りに船だなあと思ったら、貴様らみたいなサンシタがまさか先をこしてるなんてなあ……イヤになっちまう」
スケルター:「フム」
マスタード:「ヘルカイト=サンはレッドウルフ=サンと一緒にカネマス社で芋潰しを迎え撃つそうだ」
フリントアーム:「斥候が主体のヘルカイト=サンの部下が先を越されとあってはたしかに面目がたちませんねぇ」
スケルター:「ですなあ…」
マスタード:「ダマラッシェーーー!」ヘルカイトへの嫌味を言われたマスタードは怒りを顕にします
ブラスムーン:「ドーモ、ブラスムーンです。何事?」
マスタード:「まあ、あんなバケモノ相手にしなくて済んで良かったよ。こんな役得もあるしな」マスタードはヒナコの腕を掴んだままぶらぶらと揺らします。
ヒナコ:「ンアッ…」
スケルター:「グフフ、スミマセン。」
フリントアーム:「しかも、我々は芋潰しの居場所もすでに入手済みですからねぇ」(嘘だけど)
スケルター:「それもそうだった。」
マスタード:「まあ俺も、後輩ニンジャの業績を奪うほど落ちぶれちゃいない。この小娘と証拠を見つけた功績はお前ら持ちでいいさ」
フリントアーム:「ほう。流石」
マスタード:「……フンッ、嘘をつくな。芋潰しは今まさにこれからカネマス社に向かうところよ」マスタードは傲然と言います
スケルター:「…」
マスタード:「まあ、功績をくれてやるそのかわりだ。この娘は俺によこせ。個人的に楽しむ」
ブラスムーン:「その娘は芋潰しの関係者です。芋潰しの情報を知ってるやもしれませぬ」
スケルター:「いやマスタード=サン。地下にもニンジャソウルの痕跡があるのです。先輩としてみてもらえませんか?」
マスタード:「芋潰しの関係者? フン、関係ないな。ヘルカイト=サンが野良ニンジャ一匹に小細工せずとも負けるわけもあるまい」
マスタード:「地下にニンジャ痕跡があるのならすぐ見に行けばいいだろう。俺は早くこの娘と前後したいんだよ」
マスタード:「前後して、殺して、また前後するんだ」
マスタードは少なくとも貴方達が自分に危害を加えるとは欠片も思っていません
マスタード:「……なんだその不満そうな顔は。怪しい動きを見せたら、IRCで報告させてもらうからな。裏切り者のサンシタがいるってなあ」
スケルター:「ここは芋潰しのアジトのようですが…調査しなくてもいいのでしょうか?」
マスタード:「……なに?」
スケルター:「恐らくは…帰ってくる可能性もありうるかと…」
マスタード:「貴様、それは貴様らが受けている任務の内容ではないのか?」
マスタード:「……なるほど? このニンジャソウル痕跡、そう嘘でも無いようだな」
マスタード:「つまり!このアジトを見つけたのは私の功績!貴様らは任務失敗でケジメ!俺だけが栄誉!そういうことか!」
マスタード:「何故そんなにこの女にこだわるか知らんが感心感心!!」
スケルター:「左様です。あと弱点についての情報を見つけてヘルカイト=サンに報告すればあなたのキンボシでゴザイマス」
マスタードがヒナコの腕を放し、皆に一歩近づきます。
居間にいるスケルター=サンとブラスムーン=サンはニューロン判定お願いします。難易度ノーマル
マスタード:「ククク、先輩思いなのは後輩として良いことだな……ハゲメハゲメ」
スケルター: (6D6>=4) → 25[6,1,5,5,4,4] → 25 → 成功
ブラスムーン: (3B6>=4) → 6,3,2 → 成功数1
スケルター=サンとブラスムーン=サンは解放されたヒナコが懐からそっと銃を取り出し、マスタードの背中に向けていることに気づきます。
スケルター:ワザマエ!
ブレイドアーツ:強すぎるこの女の子!?
ヒナコ:「……」ヒナコはスケルターに撃っていいかどうか目で確認します
スケルター:「……」赤いサイバネアイでウィンクします。
ヒナコ:(ニコッ)
BLAM!BLAM!!
マスタード:「グワーッ!!!?」
ブラスムーンはカラテを構える
スケルターはヘンゲヨーカイの準備だ
アンブッシュ!2連射の銃撃によりマスタードは2ダメージを受けた!
マスタード:「グ、グワッーッ!? な、なんだ……!?まさか小娘貴様か……!?」マスタードはヒナコの方を向き、貴方達に背中を向けます
マスタード:「許さんぞ小娘、徹底的に前後してやる……!」
ヒナコ:「……!」震えながら銃をマスタードに向けています。
マスタードはPC達に背中を向けています
ブラスムーン:強烈なイアイド(カラテダイス半減、ただしダメージ2)
ブラスムーン:(3B6>=4) → 2,2,5 → 成功数1
(アンブッシュはこのラウンドに限り各キャラクター1回まで認められ、全て必中となります)
フリントアーム:いえーい
ブラスムーン:「イイイイヤアアーッ!」マスタードへ強烈な刺突をくり出す!
「グワーッ!!!?」
強烈なイアイドの一撃がマスタードの背中を襲った!!銃とは比較にならぬ鮮血が飛び散る!!
マスタード:「ア、アバッ……!?」
マスタード:「な、なにをするブラスムーン=サン!?なにを!」
ブラスムーン:「芋潰しへの対策にその娘が必要であると申しましたが」
マスタード:「う、裏切るのか! IRC通信で貴様らがソウカイヤは裏切り者として……!」
スケルター:「イヤーッ!」チャフを散布!IRC通信が不可能となる!
スケルター: (7D6>=4) → 21[2,5,3,6,2,1,2] → 21 → 成功
スケルター:ジツ成功。移動からのカラテ!
(9D6>=4) → 24[1,2,6,1,6,1,4,2,1] → 24 → 成功
ブラスムーン:サツバツ!
フリントアーム:サツバツ!
ブレイドアーツ:サツバツ!
スケルター:(1D6) → 5
フリントアーム:腕切断!
※敵の両腕を切り飛ばした! 鮮血がスプリンクラーめいて噴き出す!本来のダメージ+1ダメージを与える。さらに敵の【ワザマエ】と【カラテ】がそれぞれ2減少する(最低値は1)
スケルター:「フンーッ!」ドクロの巨人と化したスケルターが腕を噛みちぎる!
ゴウランガ!チャフが銀色の金属片が舞い散る中、巨大な髑髏姿に変貌したスケルターが突進し、マスタードの腕を噛みちぎった!
マスタード:「アバーーーーッ!?」IRC端末を取り落とすマスタード!
スケルター:「ヒナコ=サン。これも怪異だ。今日はよく不思議なことがおこる」
マスタード:「アバッ!ナンデ!?ナンデ!? 後輩は先輩を敬うのが当たり前だろう!」
ヒナコは呆然とした姿でスケルターを……いや、目の前のニンジャの戦いを見ています
スケルターは不敵にも腕を吐き出して骨の手でキツネサインを作る
フリントアームは連続側転精神集中してからのカラテ!
(5B6>=5) → 3,4,6,2,3 → 成功数1
ブラスムーン:「マスタード=サン、日頃の行いの報いなのだ」
マスタード:「ヒッ、ヤ、ヤメ……! ドク・ジツを!我がカラシドク・ジツを使うぞーッ!」
フリントアーム:「さて、今日はどうも命の値段が安いそうですよ。セ・ン・パ・イ・殿」
フリントアーム:「イヤーッ!」カラテ!
スケルター:「ぐはは!なんてるブザマ!」
マスタード:「グワーッ!!!?」フリントアームの拳がマスタードのみぞおちにめり込む!1ダメージ!
ブレイドアーツ:ブレイドアーツは移動して精神集中してスリケン!
ブレイドアーツ:「ドーモ、マスタード=サン、ブレイドアーツです。彼女は参考人ですので手を出さないでくださいませ」
ブレイドアーツ:「とはいえ、心臓に三発も被弾しては死ぬでしょうが」
ブレイドアーツ:三発?もう一つはぼやけたクナイである!
マスタード:「アッ、アッ、アバッ」
スケルターは逃げられないようにマスタードの足をつかむ!
ブラスムーン:「ナムアミダブツ」
マスタード:「アバーーーッ!!」マスタードの心臓をクナイが突き破る!「サ、最後に/前後を」マスタードはヒナコの方を向こうとし、そのまま——
「サヨナラ!!!!!」マスタードは爆発四散!!
ブレイドアーツ:「任務中に前後を試みて射殺されるとは、自ら招いた死としか言えないでしょう」
ヒナコはマスタードに向けてファックサインをした。
ブラスムーン:「……ハイクか?今のは」
スケルター:「フゥー…いやあ不慮の事故だった」マスタードの腕を踏みつぶしミンチ肉にしながら言う
ヒナコ:「……はぁ」腰が抜けたようにへたり込みます
フリントアーム:「マスタードですか。焼けばいい臭いがしそうですね」
スケルター:「ヒナコ=サン。今さらだが、我々はジャーナリストではないよ…ニンジャだ。」
ブラスムーン:「邪悪な人殺しだ」
マスタードにはジツがあった……カラシドク・ジツというジツが……
それは全ての攻撃にジツ分のダメージを加えるという強力無比なジツだった……
だが、それはマスタードのジツが1だから活かされず、そして成長することなく終わった……
ヒナコ:「ニン……ジャ……?」
スケルター:「アッ…しまった。口が滑った。ジャーナリストです。」
ヒナコ:「邪悪な……嘘……」
ヒナコ:「だって貴方達、いま仲間を裏切ったんでしょ? 私のために……」
スケルター:「マスタード=サンが死んだのは捕まえた女子高生に背後から撃たれ、不慮の事故だ。わかったかね?」
ヒナコ:「馬鹿じゃないそんなの、馬鹿じゃない。こんな、この事件が終わったら死のうと思ってた私のために、馬鹿じゃない、貴方達……」
フリントアーム:「特に君の為ではないよ。」
スケルター:「さてこれからどうするか」
スケルター:「…私たちは邪悪なニン…ジャーナリストには容赦しないのだ。組織の質が下がる」スケルターの思想はシックスゲイツの創始者、ゲイトキーパーに近いものだ。
ヒナコ:「ありがとう……」
ブラスムーン:「芋潰しは地下を移動しているのではないか?」
フリントアーム:「我々はニンジャだ。そして院長は生きているニンジャとして。さて君はどうする?」
ブレイドアーツ:「裏切りではありません。彼のブザマですよ」
ヒナコ:「お父さんが……?」
スケルター:「なるほど…それなら神出鬼没なのも納得だ」
ヒナコははっとしたようだ
「……さっきの戦いで貴方達、私が芋潰しの関係者だって言ってた」
ヒナコ:「知ってる、芋潰しってテロリスト。ここ二週間で現れて、カネマス達をどんどん殺してる」
ヒナコ:「どういうことなの?お父さんが、ニンジャ? 一体……」
ヒナコ:「教えて。私、貴方達が言ったことを信じるから」
ブラスムーン:「彼はニンジャソウル憑依時、精神に異常をきたしているかもしれない」
ヒナコ:「ニンジャソウル……?」
スケルター:「人間は死にかけたり、絶望のすえにニンジャになるのだ…信じられないだろうが…なおあくまでも私たちはジャーナリストだ。」ナムサン!嘘が下手なのだ!
フリントアーム:「彼はおそらく襲撃時に殺された。その時にニンジャになった。そして今も君達の復讐のために暴れている」
ヒナコ:「ニンジャ……実在したんだ……カートゥーンの中にしかいないと思ってた……」
ヒナコ:「お父さんが……ニンジャ……」
フリントアーム:「それでも院長に会いたいか?院長に君の言葉は届くと信じるか?」
ヒナコ:「……お父さんは、いや、芋潰しは、すごくたくさんの人を殺してたよね。私見た、あのギャップハラジュク」
スケルター:「院長…芋潰しが君の事すらわからなくなったら…私は秩序の元に殺せざる負えないのだ」
ヒナコ:「……もうお父さんは、カネマスと変わらないんだと思う」
ブレイドアーツ:「人を殺していたから心を失っているわけではないです。むしろ復讐できるくらい」
ブレイドアーツ:「心が生きているとも言えます」
ヒナコ:「……分かった——、私、お父さんと話す」
ブラスムーン:「強大なソウルは人格をも蝕む」
スケルター:「フム…声をかける価値はあるな。もし君に危害を加えようなら…」
フリントアーム:(よし)
スケルター:ヘンゲヨーカイジツ!
スケルター:「私が守る。ジャーナリストとの約束だわかったか」
ヒナコ:「わかった、約束」
ブラスムーン:「最初に言ったとおり、キミの安全は保証するよ」
スケルター:「よしいい子だ」
ヒナコは目をこすると、立ち上がった。
ヒナコ:「ありがとう、スケルター=サン、ブラスムーン=サン、フリントアーム=サン、ブレイドアーツ=サン」
◆◆◆
ZZZZZZZZZZZOOOOOOMMMMMMMMMMMMM!!!!!!
一行が外に出た瞬間、激しい振動が大地を揺るがした!!
スケルター:「ヌウッ…」
フリントアーム:「グワーッ!縦揺れ!」
激しい轟音は北の方からする——カネマスフドーサン&ファイナンスだ!
ブレイドアーツ:「震源が近いですねぇ」
フリントアーム:「始まりましたね」
ブラスムーン:「あれで終わりにするつもりか?」
スケルター:「地震…否!芋潰しか!?」
見る間に20階建てガラスビルのあちこちがひしゃげ!歪み!壊れていく!
ビルの周りをキラキラとレーザー光線や爆弾、サスマタのようなものが光っているように見えるが、遠すぎてよく視認できない……!
ブラスムーン:「凄まじいジツだ!」
——そして
ZZZDDDDDDDDDDDDDDMMMMMMMMMMMMM!!!
ひときわ激しい音とともに、ビルは崩壊を始めた。
スケルター:「インガオホー…サスマタ…まさかヘルカイト=サンか」
ブレイドアーツ:「交戦中ですかねぇ」
スケルターのIRC端末が鳴る
発信元はアルマゲストだ
ブラスムーン:「巻き込まれはすまいが……」
スケルター:「またか!」
アルマゲスト:<ドーモ>
スケルター:「モシモシ!アルマゲスト=サン!スケルターです!」
アルマゲスト:<単刀直入に言おう、カネマスが死んだ>
スケルター:「ハイ」
アルマゲスト:<たった今だ。ヘルカイトから入った連絡だ。この意味が分かるか?>
スケルター:「ハ、ハイ」
アルマゲスト:<結論から言おう。ヘルカイトは【芋潰し】に敗れ重傷で離脱。部下のレッドウルフは死亡した。別行動していたマスタードは行方不明になっているそうだ>
スケルター:「なんと」
アルマゲスト:<ヘルカイトもシックスゲイツ、かなりの手傷を浴びせたようだが……たかが野良ニンジャ一匹に、笑い事では済まない事態だ>
アルマゲスト:<いや、野良ニンジャ一匹ではない。やつはアーチ・ニンジャ憑依者とのことだタナカニンジャ・クランのアーチニンジャ、ユガミ・ニンジャ>
スケルター:「アーチ…!」
アルマゲスト:<……私は最初に指示を出した。芋潰しを可能なら殺せとな>
スケルター:「ハイ」
アルマゲスト:<可能なら、だ。もし貴様らがこのまま帰ってきても、私は責めはしない。おおいに笑わせてもらうがな>
アルマゲスト:<以上だ>IRCは切断されました
スケルター:「ハイ、シツレイします」
ヒナコ:「……」ヒナコは黙ってカネマス社の方を見つめています
スケルター:「どうするか…奴を倒す必要はないが…」
スケルター:「話をつけるだけつけるのもいいかもしれぬ」
フリントアーム:「さて、娘との再会は果たしてやりましょう。我らの命も安いのですから」
スケルター:「…カネマス社へ向かうぞ!」
ブラスムーン:「ヒナコ=サンがわかるかどうか」
ブレイドアーツ:「いえ、このまま帰ったらセプクですよ。一度落とした命は有効に使いたいですからね」
ヒナコ:「……いいの?」
ブラスムーン:「実際安い命よな」
スケルター:「ヒナコ=サン!こんどは肩車でもするか!?ハハハ」
フリントアーム:(首級を上げる。さて、可能かな?クレープは先に食っておくべきだったか)
ヒナコが貴方たちを見つめます。
もし芋潰しに挑むのであれば、全員了解の旨を記入してください。
フリントアーム:「一飯の恩は返す。それだけでそれ以上は無い。我らはニンジャなのだから」
スケルター:「ハイヨロコンデー!」
ブラスムーン:「さっきのヤツのようにブザマには死なぬためさ」
ブレイドアーツ:「異論ありません」
フリントアーム:「了解」
ヒナコ:「……ありがとう」
ニンジャスレイヤーTRPGリプレイ『アバンダンド・オーファニッジ・アンド・ニンジャ・ジャーナリスツ』#2終わり。最終チャプター、#3に続く。
◆◆◆
登場人物名鑑#04
【マスタード】
ヘルカイト配下のソウカイニンジャ。
コブラ・ニンジャクランのグレーターニンジャのソウルが憑依しており、傷つけた相手を腐らせる極めて強力なドク・ジツを持つ。
しかしカラテが伴っておらず、それが活かされる機会はなかった。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?