Anno1800の正直な評価【モロトフのゲームレビュー】
私モロトフがYouTubeで実況しているAnno1800というゲームの正直な評価を述べますので、購入を検討されている方のご参考になればと思います。
そもそもANNOってどんな意味かというと、西暦を表す「A.D.」と略されるアノ・ドミニというラテン語が由来しています。なので、今作のAnno1800というのは西暦1800年が舞台にしたゲームということになります。
そもそもどんなゲームなのか?
Annoというゲームを一言で表すと、島の都市建設シミュレーションになります。でもねシムシティやCities Skylineのように建物の建築に主眼を置いたゲームではなく、Annoは他のライバルやAIとの外交や戦争,そして経済が複雑に絡み合うリアルタイムストラテジーの雰囲気を持ち合わせたディープなゲームです。
どんなところが楽しいのか?
このゲームが楽しいと感じるポイントは3つあります。一つ目は、非常に綺麗グラフィックと、まるで、その都市で本当に生きているかのような生活感溢れる住人の細かいアニメーションです。
これは、自分の都市を作っているぞ!という感覚と、出来た都市を只々見ているだけでワクワクする要素ですね。
続いて、2つ目は、臨場感のある海戦です。このゲームは、複数の都市を建設することで自国の影響力や経済力を高めていくのですが、舞台となる世界は、大きな大陸はなく、複数の離島によって構成されています。そうなると多くの離島を支配していくことが重要なので、必然的に、島々を奪い合う戦争行為が頻繁に起こるので、都市建設シムでは良くあるゲーム中盤~終盤に起こる”中だるみ”が発生し辛くなるとともに、終盤になれば、なるほどリアルタイムストラテジー要素が強くなります。
最後は、全ての都市が需要と共有の上で成り立っていることが体感できる、それはディープなディープな物流とサプライチェーンシステムです。例えば、ある都市で需要があるビールを例にすると、ビールを醸造する為には、まず穀物農場と麦芽製造所そしてホップ畑が必要になります。
これら材料と設備があって初めてBeerが作れるのですが、問題なのは、ホップが育つのは、一部の島のみになります。なので、その島でBeerを作るか、その島からホップを輸入して別の島でBeerを作ります。そんな工程を経て作られたBeerを今度は、需要がある様々な島に輸出する必要もあります。場合によっては、セカンドサプライヤーという位置づけで、一部のホップは他国から買うことが良いかもしれませんし、ならばBeer自体を他国から輸入することも可能です。こんな感じで資源や物流管理ゲームが大好きな私のような人にとっては、たまらないゲームですよね。
Annoの歴史
そんなAnno 1800ですが、実は今作はAnnoシリーズでいうと7作目になります。そうなんです。Annoシリーズは結構いっぱいあるんです。
一番最初のタイトルは、今からおよそ20年前となる1998年に発売されたカリブ海を舞台にしたAnno1602で、そのあとにルネッサンス時代のヨーロッパを舞台にしたAnno1503、中世ヨーロッパを舞台にしたAnno1701、そしてAnnoシリーズ史上最古の歴史となるAnno 1404、そして5作目では近未来という設定でAnno 2070、続いて、Anno 2205そして産業革命を舞台にした最新作Anno1800というわけですね。
まぁ、これら以外にもいわゆるスピンオフ作品としてスマホゲームもあったりもします。因みにAnnoは、日本では「創世記」という名前で知られているタイトルでもあります。
似たようなゲームでどんなのがあるのか?
人がその都市で生活をしていると同じように感じられるゲームとしては「Cities Skyline」ですし、海戦ということであれば、Age of Empireかもしれません。そして、資源や物流管理でいえば、似ているゲームは自動化された製造ラインをつくるゲームである「Factorio」でしょう。
Anno1800は、今でも買いなのか?
Anno1800の価格は税抜き7,200円ということで、最近のゲームソフトとしては、非常に高い価格設定ですね。気になるグリッチやバグは全くないので、その点は安心です。では何度も繰り返し遊べるか?については残念ながら、そんなリプレイ性は高いゲームではない印象です。
というのは、都市の作り方は、あまりパターンが無いように思うのと、ある程度コツを掴むと、ある種流れ作業になる感じが否めません。とは言えども、やりこみ度としては先に話したように非常に奥深いゲームなので、ハマる人にはハマるでしょうし、その反面、されだけ敷居が高いゲームなのでしょう。
ということで、今回のこのAnno1800というゲームの私モロトフの評価はA-といったところでしょうね。
そして、プレイして分かる部分として資源や物流管理がリアルで複雑なわりに、実は資源は枯渇せずに無限に取れてしまうというある種のリアルとはかけ離れた設定なんですよね。その点がちょっと私にとってマイナス要因だった気もします。
さぁ、既に購入された皆さんは、どう思われますか?
2016年10月より海外インディーPCゲームに特化した紹介動画をYoutubeであげています。このnoteでも情報発信を2019年1月より始めました。