2023年も『アツく』！ー新年のご挨拶：坂本達夫からの年頭所感｜MOLOCO Japan｜note
Moloco 日本事業責任者の坂本達夫です。
新年あけましておめでとうございます！
本年もMolocoをどうぞよろしくお願いいたします。
2023年を迎えるにあたり、年頭所感をしたためました。インタビュー形式でお届けしますので、ぜひご笑覧ください。
2022年はMoloco Japanにとってどんな1年でしたか？
2019年に日本での事業を開始してから2021年までの3年間を『土づくり・種まき』に例えるなら、2022年は種から芽が出て成長を始めた年でした。売上もチームも前年の倍以上に大きくなり、ブラボーでした。
ICCサミット、アドテック東京、東京ゲームショウなど多くのイベントにも出展・登壇したので、オフライン・オンラインを問わず皆様がMolocoのことを目にする機会も増えたのではないでしょうか。実際、多くの方から「Moloco良いらしいやん、よぉ聞くで」との声をいただくようになりました。
マクロ環境に目を向けると、特に2022年の後半、Molocoと近しい業界・業態の企業の中にはビジネスや組織の規模を縮小する意思決定をした会社が少なくありませんでした。そのような環境下でもMolocoが成長を維持できたのは、プロダクトに対する投資や、広告詐欺（アドフラウド）に対する毅然とした姿勢、お客様の成功へのコミットメントなど、地味ながらも正しい活動を継続してきた成果ではないかと考えています。
言うのは簡単ですが、実行ほど難しいものはありません。Moloco Japanのメンバーの知識欲と誠実さは手前味噌ですが業界随一だと思います。ブラボー！また、我々のプロダクトと哲学を信じて強力なパートナーシップを組んでくださっている、広告主様・代理店様や、MMP（Mobile Measurement Platform = 計測ツール）やSSPなど協力企業の皆様に、改めてお礼を申し上げます。
2023年、注目している『アツい』トレンドやイベントなどはありますか？
プライバシーやトラッキング周りは、引き続き注目すべき領域です。Webでは従前から3rd party cookieの廃止が予定されており、またアプリでも2021年にAppleがATT（App Tracking Transparency）を導入し、Androidも続くことがアナウンスされました。以前のような『IDベースでターゲティング・トラッキングを行える世界』は、少なくとも今後数年は訪れないでしょう。
そうなると、ID単位で1件ごとのインストール 〜 その後のアプリ内行動を正確に捕捉することは不可能となります。現状iOSでは、SKAdNetworkを使って不完全なトラッキングをするか、MMPのprobabilistic（確率的）計測に頼らざるを得ません。
これに伴ってアプリに限らずデジタルマーケティングに関わる人には、複数プラットフォームに分散するデータを分析・解析してインサイトを導き出すとか、統計的にインクリメンタリティ（純増分）を計測するといった高度な知識・スキルが求められるようになるのではないでしょうか。
さもなくば、正しいマーケティングの意思決定が出来ず、国内外の競合に負けてしまう未来が待っているかもしれません。
『アツく』語ったつもりなんですが、なんだか...涼しくなっちゃいましたか？
では気を取り直して、2023年の抱負を『アツく』語ってください
Moloco Japanのビジネスについては、引き続き爆発的成長を維持させます。今はまだ『知る人ぞ知る』存在ですが、2023年は『誰が、どのようにMolocoを活用して成功しているか』を多くの方に知ってもらう活動を積極的に展開します。
また、日本ではこれまでDSPビジネスに注力してきましたが、それ以外の領域の『種まき』も始めようと考えています。Retail Media PlatformやコネクテッドTV（CTV）を始め、実はMolocoは様々なマーケティングの先端領域で『機械学習の民主化』というミッションを押し進めています。形になるまでは数年単位で時間がかかるでしょうね。焦らずしっかり水面化で仕込みます。
うーん、どうも文字にすると地味ですね...。局所的には『上手くいくか分からない』『いちかばちか』なチャレンジも多々行っているのですが、大局を見ると『やるべきことをやる』『やるべきでないことに手をつけない』しか、成功への再現性高いルートが無いと思うんですよね。
ただ、分かっていても簡単に実行できるわけではないので、心強いチームメイトと共に「やったるで」と静かに燃えています。メンバーとして、あるいはパートナーとして、一緒にこのビッグウェーブに乗りたい方はぜひ気軽に声をかけてください。ヤー！パワー！
