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【MOLOCO】Tiger Globalが主導する1億5000万ドルのシリーズC資金調達を完了し、透明性の高い機械学習アルゴリズムを全ての人に届ける

この記事は2021年8月18日に配信したプレスリリースを転載したものです

今回の資金調達により、MOLOCOは同社の機械学習エンジンを、更に多くの業界や業種に提供し、より多くの企業が収益性を高め、新たな収益源を開拓出来る様になります。

米国カリフォルニア州レッドウッドシティ - 2021年8月17日 - モバイルアプリのマーケティング担当者や、Eコマース企業向けの機械学習およびモバイルソリューションのリーダーであるMOLOCO(www.moloco.com)は、洗練された透明性の高い機械学習モデルを世界中の企業に提供する為に、シリーズCで1億5000万ドルの資金を調達した事を発表しました。

このラウンドは、グローバルなインターネット、ソフトウェア、消費者、金融テクノロジー業界の公開企業及び非公開企業を対象とした投資会社であるタイガー・グローバル・マネジメントが主導し、既存の投資家も参加しました。

MOLOCOは、これまでに総額2億ドルを調達しています。今回の資金調達により、同社の評価額は15億ドルとなります。MOLOCOは、常に年間100%以上の成長を続け、年間純収益が1億ドルを超えています。

MOLOCOの共同創業者兼CEOのIkkjin Ahn氏は、「これまで、優れた機械学習の力の恩恵を受けていたのは、世界最大のテクノロジー企業だけでした。当社の目標は、より多くの企業が機械学習モデルにアクセス出来る様にする事で、ファーストパーティの顧客データを活用して、ユーザー獲得、顧客エンゲージメント、収益化、成長を改善出来る様にする事です。」と述べています。

消費者のプライバシー規制が進化して厳しくなる中、ビジネス上の意思決定に情報を提供して最適化する為に、企業が自社の顧客データを活性化する事は、ますます重要になっています。

MOLOCOは、Google傘下のYouTubeで初期の機械学習エンジニアとして活躍していたIkkjin Ahn氏によって2013年に設立されました。Ahn氏は、YouTubeやAndroidにおける機械学習の先駆者であり、同社のデータおよび機械学習インフラの重要な部分を構築しました。

洗練された機械学習アルゴリズムをクラウドサービスとして、さまざまな企業、業界、ユースケースで利用出来る様にするというビジョンの元、MOLOCOを設立しました。

MOLOCOクラウドは、広告主がモバイルアプリのエコシステム全体の広告在庫をプログラムで購入出来る様にするDSP(Demand Side Platform)です。

MOLOCOクラウドは、パフォーマンス広告主向けに開発されたDSPで、当社の機械学習エンジン、ファーストパーティデータ、コンテクストシグナルを活用して、広告費を最適化します。

MOLOCOクラウドは、広告予算を支配しているウォールドガーデンとは対照的に、機械学習のパフォーマンス効果と完全な透明性をマーケターに提供するユニークな製品です。

MOLOCOクラウドは、定量的なマーケティング戦略を成長の主要チャネルとして展開するモバイルゲーム企業に急速に採用されています。モバイルゲーム会社が積極的にMOLOCOを活用し、ゲーム業界全体に普及するにつれ、MOLOCOはEコマース、SNS、ファイナンス、エンターティンメントなどの企業からの収益も急速に伸ばしています。

「殆どの機械学習モデルは、1つの産業分類に対してのみ、正確な予測を提供する事が可能です。」とAhn氏は述べています。「当社の深層学習ニューラルネットワークモデルとデータインフラは、あらゆる種類の商業データを取り込み、非常に正確な予測を行う事が出来る様、当初から柔軟に設計されています。多様な業界における弊社の成長とパフォーマンスは、弊社の機械学習プラットフォームの深さと柔軟性を証明しています」と述べています。

MOLOCOの次のメジャーリリースであるリテールメディアプラットフォームは、現在、一部のお客様を対象にベータ版を提供しています。リテールメディアプラットフォームは、Eコマース企業が顧客のファーストパーティデータを活用して、MOLOCOの商品推奨エンジンを利用したスポンサー広告など、新たなビジネスを生み出す事を可能にします。

MOLOCOは、6年の歳月をかけて機械学習とデータインフラを構築し、それを超低遅延のクラウドサービスとして提供しています。同社の深層学習ニューラルネットワークモデルは、クラウドにホストされており、毎秒200万回以上の深層学習予測クエリを行い、100ミリ秒以下で高精度の予測を生成します。

MOLOCOは現在、月間130億以上の広告インプレッションを提供しており、King Digital、Playrix、Netmarbleなどのデベロッパーが提供する558万本のアプリを通じて、世界中の約100億台のデバイスにリーチしています。

MOLOCOは、世界中の8つのオフィスに200人以上の従業員を擁し、チームの60%以上がエンジニアとデータサイエンティストです。これは同種の企業と比較しても非常に高い割合です。

「モバイル広告のエコシステムは、益々データに依存する様になっていますが、MOLOCOよりも優れたデータドリブンのソリューションを提供している企業はありません。プログラマティックなユーザー獲得の為であれ、自社のデータを自社でコントロールする為であれ、MOLOCOの機械学習を活用したソリューションは、今日のデータドリブンなモバイル環境で成功する為に必要な要素を提供してくれます。」とFishdomやGardenscapesなどのタイトルを開発し、売上高で世界第3位のモバイルゲーム企業であるPlayrixのChief Business Development OfficerであるMaxim Kirilenko氏は述べています。

今回の資金調達により、MOLOCOは製品及びエンジニアのロードマップを加速させると共に、新たな地域や高成長市場への戦略的拡大を支援します。また、組織内の重要なポジションでの採用も行います。

「当社がMOLOCO社に投資した理由は、MOLOCOの機械学習アルゴリズムが最高水準である事が証明されているからです。また、MOLOCOがデータドリブンビジネスにもたらす透明性と洗練性のレベルは、今日の世界では最も重要なものです。Ikkjin氏とパートナーを組める事に非常に興奮しており、彼の長期的な製品ビジョンに感銘を受けています。」と、Tiger Global社のパートナーであるJohn Curtius氏は述べています。

RBC Capital Marketsは、MOLOCOの専属プレースメントエージェントを務めました。Fenwick and West, LLPは、MOLOCOの法律顧問を務め、Gunderson Dettmerは、Tiger Globalの法律顧問を務めました。

■Tiger Globalについて
Tiger・Global・Management・LLCは、グローバルに資本・投資を展開する投資会社です。当社のファンダメンタルズ志向の投資は、主にグローバルなインターネット、ソフトウェア、金融テクノロジー、消費者および産業部門に焦点を当てています。

プライベート・エクイティ戦略では、10年の投資期間で、成長志向の民間企業を対象としています。これまでに、Spotify、Harry's、Warby Parker、Peloton、JD.com、Facebook、LinkedIn、Yandex、Mail.ru Group、Despegar、Ola、Flipkartなどに投資してきました。

公開株式の取り組みでは、個々の企業に対する深いデューディリジェンスと、長期的なテーマを重視しています。Tigar・Globalは2001年に設立され、ニューヨークを拠点とし、香港、シンガポール、バンガロール、メルボルンに関連オフィスを構えています。

■MOLOCOについて
MOLOCOは、モバイル企業がデータの力を発揮して、迅速かつ持続的に成長できるよう支援するプログラマティック広告企業です。2013年に設立されたMOLOCOは、独自の広告ソリューションを提供し、モバイル企業が獲得、リエンゲージメント、収益化のパフォーマンスを最適化できるよう支援しています。

MOLOCOクラウドは、約100億台のデバイスに対してスケールを提供する、トップクラスのクラウドプラットフォームです。MOLOCOは、シリコンバレーに本社を置き、サンフランシスコ、シアトル、ロンドン、北京、ソウル、シンガポール、東京にオフィスを構えています。

詳細は https://www.moloco.com/ja/ をご覧ください。