読書:ケルベロスの捕獲
ケルベロスの捕獲 1947年
短編集「ヘラクレスの冒険」の最終話
アガサ・クリスティ著
田中一江訳
早川書房
混み合ったロンドンの地下鉄で、20年ぶりにすれ違った、私立探偵ポアロとロシア人貴族ロサコフ伯爵夫人。
その後、ポアロは伯爵夫人が経営しているという高級クラブ「地獄」を訪れることになるのですが、そのクラブには思いがけないからくりが…。
※ちなみに、ドラマ版は設定その他内容が大きく異なっております
地獄の入り口を守護する、三つの頭を持つ番犬、その唾液から猛毒植物であるトリカブトが発生したと言われるケルベロス。
実は甘いものが好物という一面もあるそうですね。
(神話上の動物です)
1923年の作品「二重の手がかり」に登場した、ポアロにとって「魅惑的な女性」である、ロサコフ伯爵夫人。
ロサコフ伯爵夫人が登場すると、いつもと少し違うポアロの一面が垣間見れます。
間もなく、ポアロの好きな「チョコレート」を贈る季節がきますね。
今日もご覧頂きましてありがとうございました。