世界の気候変動と私たちの役割:変わるべき行動~円覚寺管長日記より
おはようございます。
台風7号の影響で鳥取をはじめ多くの地域で被害がでました。世界に目を向けてみると、ハワイのマウイ島では山火事により、多くの方々が命を落としております。フランスやスペインでも山火事が発生している様子をNHKワールドニュースでみて地獄のようでありました。
沖縄でも先の台風6号は大きな被害をもたらし、いまだにスーパーやコンビニでは野菜を中心に品不足が続いています。
気候変動が本格的に起こり始めていると実感します。
昔の人は、気候変動は時の政治の心がけが悪いからだということで、天変地異が起こると、元号を変えていました。
いまは国民主権で私たち一人一人が政治にかかわる時代です。気候変動があるなら私たちの心がけと行いを正さなければならない時期なのだと強く思います。
そして、毎朝Youtubeで拝聴している鎌倉円覚寺の横田管長の日記でも、私たち一人一人が気づかなければならないとおっしゃっておられました。
その中で「十界互具(じっかい ごぐ)」という、仏教の天台宗の教えを紹介されていました。
十界とは、迷っているもの、悟っているものも含めたすべての境地を、上は仏界から下は地獄界までの十種類に分けたものだそうで、今私たち現代人は、物質にとらわれて、底辺の餓鬼界、地獄界をさまよっているのはというのです。
そして最後に、「今こそわれわれの中の仏界や菩薩界が大切なのです。
一人ひとりがこのことに気づき、自分の中の仏界や菩薩界にまず合掌し、礼拝しましょう。
そして、周辺のすべての人の中の仏界や菩薩界に向かって合掌し、礼拝しようではありませんか。」
としめられているのでした。
目に見えないものをスピリチュアルとしてわけるのではなく、現実世界と目に見えない世界は表裏一体なのだということを信じて、生きようとあらためて感じました。