モルックの戦略について
モルックが戦略的にも面白い!!と思ってくださった方にはこう言う考え方もありますよ~と☆
みんなそれぞれ考え方があるので、練習会などで色んな人と組んで聞いてみるのもすごく勉強になります!
■基本の戦略
・序盤は12本からの塊をどれだけ崩さずに多く倒していくか。
・相手チームに高得点のスキットルを出させてそれを確実に取って行く事。
(パワーがある人はブレイクの時点であえてスキットルをバラバラにして相手チームに複数本も稼がせない様にする場合もあります)
・49にならない様にゲームを作って行く
(残り1と言うのは当たり前ですが、1を1本でしかできません。なので、遠くに飛ばされたり、複数本にくっつけられた瞬間にリスクになってしまいます)
・レベルが上がるとその分1回のミスがかなり大きく響いてくるので、遠目の高得点を無理矢理狙うより、確率の高いものを確実に倒す事も大事!!
後は50点でどう上がるかを考え始めるタイミングですね。
これは慣れるまではまずは自分のチームが20点を超えてきたら、あと2・3ターンで上がれる組み合わせを考え始めます。
慣れてきたら相手のチームの上がり目も考える様にし、自分たちはどの組み合わせ・順番で取って行くかを考えます。
日本協会の会長さんは全チームの3手先(5手だったかな?)まで考えるそうです!!!
■大会の勝ち上がり方式や状況に合わせた戦略
・50点を取る(上がる)
大会のルールによっては1回も上がらなくても勝てる可能性があるのがモルックです!
ただ、「それで2位なら1回くらいは上がりたい!!」と思うのもそれはそれでチームの戦略です。
基本の戦略を踏まえ、背水の陣でとにかくチャレンジしていくか、他チームの邪魔をしながら着実に得点を重ねて行くか。
・大会など、2・3ゲームの合計点で勝ち抜ける
国内大会は予選が複数チーム内の何位まで勝ち抜けで進み、決勝に残ったチームでゲーム数の合計点と言うのが基本です。
なので、予選に関して言えば「勝ち進めればそれで良い!」と割り切る事もできます。
そう言った場合は他チームの得点状況を把握しつつ、他チームにミスがなければチャレンジせず、とにかく点を稼いでおきます。
後は残り時間や他チームが上がる最低ターン数を考え、その中でセーフティになる得点を確実に取っておけば、最終ゲームが何位でも勝ち上がれます。
合計点で勝つ事にこだわるなら、各ゲームの目安を40点以上とすると後からでも充分逆転可能な合計点になってくるかと思います。
(場合によってはそれでも足りない場合もありますが。。。)
逆に25点行かないゲームがあるとかなり厳しくなってきます。。。
・相手を25点に戻す
例えば2チームの2ゲーム合計で、1ゲーム目で25点以上は取れたけどちょっと差が開いて負けてしまったとします。
その場合はまず、相手チームが自分達の1ゲーム目で獲得した得点になるまでに上がって勝つ事を目指します。
逆にその点数まで(正確には+1点)取られてしまったらもう勝てないので、ひたすら相手の上がりを先読みし、ミスから25点に戻った所で上がれる様に攻めて行きます。
攻め方としては、最後が2上がりになりそうだなと思ったら、2や2本の塊を崩しておいたり3本などにしておくとか。
5上がりだったとして、その少し後ろにそれよりも大きな数字を置いておくとか。
但し現実的には、2チームでの戦いになると邪魔するにはちょっとターン数が足りないかもしれません。。。
これが3・4チームの対戦で、1チームの邪魔をするとなると、その1チームがかなり厳しい展開になり盛り上がります!!
・相手を0点(3アウト)にする
もう25点以上離れてしまった場合はこれ以外の勝ち目がありません。。。
なので、最初のターンからとにかく邪魔をする事に徹します!!(笑)
高得点を稼がせない様にしつつ、後で上がり目に使えそうな低い得点のスキットルは片っ端からどんどん遠くに飛ばして行く。
後は25点に戻す時と同様にミスを誘う様にバラしたり、ほんの少しだけ間隔を空けて置いたり。
(この時に2本の塊をいっぱい作ってしまうと、偶数上がりで調整された時に相手の狙いが増えてしまうので注意です)
ここら辺のレベルになってくると、狙ったものを当てる→当てた後どうしたいかまでイメージして投げる様になります。
その投げ方などはまた次回にでも☆
動画とかでも良いのですが、同じ場面でも相手のスコアなどによって違った戦略になってしまうので、一緒にやりながら聞いてもらうのが1番です!
世界大会でも決勝チームに質問したのですが、後からだと難しいと言われました(笑)
協会の練習会だと後からスコア見ればどんな内容だったのかなんとなくわかるスコアの付け方なども工夫していますよ〜♪