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バイク事故、事故時の瞬間

その日は晴天で肌寒くなった11月下旬、3連休最終日 
祝日で翌日仕事だったのを覚えている。
寮で一人暮らしで前日も休みだった私は朝寝坊して朝食をとらず、朝昼食を簡単に済ませて14時頃までのんびりと過ごしていた。
退屈になった私は中型二輪車バイクを車と共に所有しており気分転換にバイクで買い物に行くことにした。
この日予定が無かったため、すぐ買い物を済ませて時間を持て余していたら突発的にお金をコンビニATMで下ろして次の買い物を思いついた。
なぜかわからないがコンビニ到着時にはイライラしていたのを覚えている。

ここでコーヒーでも一杯飲む余裕があればよかったのだが、数分後に自分の人生を変える悲劇が起きる。

せっかちな性格にイライラ、仕事やプライベートでも沢山ストレスを抱えていた。自律神経にも負担がかかっていたのだろう。
私はイライラすると公私にわたり運転が荒くなる傾向があった。バイクの場合には車以上に広い視野が求められ、バイク免許を取る際も先輩からアドバイス頂いたのを懐かしく思い出す。

他の自伝でも目にする文面だが、一瞬だった。
事故直前から直後まではっきりと覚えている。
危険予知のシチュエーションに出てきそうなサンキュー事故だった。渋滞で前方の車が右折車を譲りそれを追い越そうとした私が死角から急ブレーキをかけるも、相手車両が私に気づかず一時停止することなく右折して滑走してブレーキ不能なまま相手車両の助手席に突っ込んだ形だった。
衝撃で私は中を舞った。空中で振り向くと歩道のアスファルトに叩きつけられた。

「バキ」音がした。
意識はあるが息苦しい。あれ?声が出ない…
医学的知識はなかったが、脳裏に、せきづいをやったかなぁ、後遺症があるなとよぎった。
運転手なのか男性から声かけがあったが動けない…
数分後に救急車、救急隊が到着。
名前、住所、連絡先を聞かれた。かすれ声で答えたが苦しい。酸素マスクをつけていただいた。
どういうルールになっているのか不明だが救急隊の方も失声したのを受け搬送先も慎重に判断しているようだった。救急隊の方々もただ事じゃない、緊張感が走ったように思えた。

#頸椎損傷C4 #交通外傷

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