ridley noah fast (リム)を組みました
コロナで生きる気力を失っていたのですが、何とか気持ちを立て直せたので放置していたフレームで新しい自転車を組むことにしました。組み付けの過程をまとめておきます。
仕様
フルアウターのフレームでステム一体型なので、アウターはニッセンにしました。それ以外は105系で組むことにしました。BBはPF30です。高いのでtokenのニンジャとかにしてみようかなと思ったんですが、実績に負けてwishborneになりました。
シフター : R7000
フロントディレイラー : R7000直付け
リアディレイラー: R7000 GS
リアブレーキ : ダイレクトマウント R7000
フロントブレーキ: ダイレクトマウント R7000
クランク:R7000 53-36t 170mm,
ペダル : R9000 // 余ってたので
チェーン : duraace // 基本これ
BB: ウィッシュボーン PF3024 シマノホローテック2
アウターブレーキケーブル : ステンアウター平線タイプ ブレーキ用 2m
アウターシフトケーブル : ステンアウター平線タイプ シフト用 2m
ブレーキインナーケーブル : R7000のシフターに付属してるやつ
シフトインナーケーブル : R7000のシフターに付属してるやつ
コラムカット
今乗っているバイクのセッティングに近くなる様にコラムスペーサーを積み上げてハンドルを差込ます。3センチ(1cm x 2, 5mm x 2)がちょうどいい高さになりましたので、ここでコラム上端からハンドルまでの長さを測ります。
プレッシャープラグでガタを取る引きしろを1cmとして、この長さに加えた位置(10.7cm)に印を付けました。 (実際は0.5cmの方がよかったです)
カットする位置が決まったら、コラムをカットして行きます。TOPEAKのソーガイドを使いました。
noah fastのコラムは、円形では無くケーブル類を通すために平面になっている部分があるので、湾曲している部分を下部に合わせた方がしっかり固定されて良いと思います。(画像で言えば、平面の向きがTOPEAKのロゴがある向きになる様に)
カットするとこの様になりました。こんな形状で剛性とか大丈夫なのかと思いましたが、構造上弱くなる分、内部を分厚くすることで補っている様です。円形のコラムと比較して微妙に作業に時間がかかりました。 この後ヤスリがけしましたが、肉厚なおかげでソーがブレにくかったのか切り終わった時点で綺麗な仕上がりでした。
ハンドルにアウターを通す
ハンドルはステム一体型で、XSサイズにはステム長100mm, ハンドル幅400mmのものがついてきました。オプションで他のサイズが選べるそうです。最初からアウターワイヤーを頑張って入れようとしても上手く入って行きませんので、この様にインナーワイヤーを先に通してからアウターを引っ張ります。
1本目は、入れたインナワイヤーにアウターを被せる様にしただけですんなりと入ってくれました。2本目、3本目は内部が混雑してきてなかなか入って行かないので、インナーワイヤーのタイコをアウターにテープで固定して引き抜くという方法でやりました。
フロントブレーキは、中に通さず外からになるので、とりあえず3本入れてしまえば作業は完了です。ステムからフレームへのルーティングきつく90度くらいの角度がついてしまうので、今回はシフト、ブレーキともにアウターはニッセンの物を使用しました。
シフター周りにアウターを入れていきます。
アウターをフレームに通す
ヘッドキャップ,センタリングスリーブ,上部のベアリングの順に入れて行きます。スペーサーは、フック式になっていて後からでも入れられるので、ここではいれません。
センタリングスリーブは、この画像には無いですがridelyの公式ページに載っているヘッドセットだと右下の割り入りのパーツになります。割が入っているので後からでも入れられます。(これ忘れると危険なので注意です)自分が買ったものはFSAでは無くデダの物が入っていて、シルバーでは無く青いパーツでした。やや頼りない感じがありましたが今のところ大丈夫です。
アウターをフレームに通していきます。 リアのブレーキアウターが微妙に面倒で先にヘッドチューブにインナーをガイドとして通してあげないとうまく出てきませんでした。シフトアウターは特別なことしなくても通っていきました。
BBの下から覗くとこんな感じです。
ハンドル、フォークを組み付ける
下部のベアリングにグリスを塗ってフォークに入れたら、フレームに差し込んでハンドルを付けていきます。フォークは、最初から角度がついているタイプの物でクラウンレースの圧入が必要ありませんでした。
自分の場合ですが、ハンドルを組み付けた後だとインナーケーブル類がハンドル付近で止まってしまいました。組み付けてRがきつくなる前にある程度まで、インナーワイヤーを通しておくと良いかもしれません。(最後まで入れてしまうとアウターワイヤーをカットする時に、戻さなくてはいけないので面倒です。)
正直これが一番大変でした。アウターケーブルのスペースが少なすぎてハンドルが中々収まってれません。アウターにグリス塗ったりしましたが、あまり変わらず、結局のところフォークを持ちながらハンドルを少しずつずらしならが力で押し込むくらいしかできませんでした。youtubeにdiscのnoahの組み付け動画がありましたが、やっぱりハンドルまわりはちょっと大変そうです。
ハンドルがいい感じに収まったら付属してくる専用のアンカーを入れます。バラすと、こんな感じになります。アンカーが長いのに、ヘッドキャップのネジ(一番したの)が短いので、コラムの引きしろを取りすぎると上手くガタが取れなそうです。自分は1cmにしましたが、0.5cmくらいにするか、アンカーをコラムに差込すぎない様にマージンを取るかした方が良いと思いました。
コラムの内側にファイバーグリップを塗ってアンカーを取り付けていきます。指定トルクで締め付けたら後は、トップキャップを取り付けて完了。
結局のところヘッドキャップのネジが短いため、以下の様にアンカーの上端がコラムから少し出るくらいの位置で止めることにしました。(先に確認すべきだった)
シートポストをつける
専用の物がついてきます。ファイバーグリップを塗って、差し込み以下の部品で、固定、その後ダストカバーをかけて完了です。
コンポートントの組み付け
ここまで来たら、後はコンポを取り付けるだけです。
1)フロントブレーキの取り付け、ブレーキ用アウター、インナー取り付け
2)リアブレーキの取り付け、リアブレーキのアウターをカット、インナーの取り付け
3)BBの取り付け
4)クランクの取り付け,ペダルの取り付け
5) フロントディレイラー の取り付け、アウターのカット、調整
6) リアディレイラーの取り付け、アウターのカット、調整
7) チェーンの取り付け
wishborneのBBはワッシャー、ウェーブワッシャー、アダプターがついてきますがこちらは使いません。想像以上に硬くてなかなかネジが噛み合わず入れるのに苦労しました。は?これ精度悪くね?とかぶつぶつ言いながら結局、右側のクランク軸にBBを入れてブレない様にしてやると簡単に噛み合いました。我ながら良いアイデアだなと思いました。(普通のテクニックなのか?)締め付けトルクはMax45Nmとなっているので、40で閉めることにしました。 うーんまた圧入で消耗した(ノ_<。)
専用ハンドルには、サイクルコンピュータのマウントがデフォルトでついてきます。garmin, wahoo, mioに対応したマウントがそれぞれ用意されていました。
完成
BBからサドル上端まで700mmの設定でこんな感じになりました。正直硬すぎて乗っててめちゃくちゃ疲れますが、見た目が気にっているので仕方ありませんね。
今回リアディレイラーにR7000を初めて使ってみたのですが、 R6800, R8000と比べてバネの強度があからさまに強くなっていて引きがめっちゃ重いです。ケーブルのグレードや、ケーブルのルーティング、ストロークの調整など細かいファクターはありますが、これらを改善してもどうにもならないレベルの重さです。変速のレスポンス自体はR5800時代から比べるとすごく良くなりました。レスポンスに関してはレースでもこれで良いと思っていますが、引きの重さを考えると、リアディレイラーだけR8000以上にしとくのが良いかなと思いました。
その他
Ridley Noah Fast - Technology
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