初めての分子栄養学 闘争逃走反応から考える、オレキシンと選択の基準
闘争逃走反応とは危険が迫った時に、戦って危険を排除するか?
逃げて危険から身の安全を確保するか?の生理的反応です。
その前段階として不動つまり一瞬の活動停止状態が起きます。
その一瞬の間にどういった行動を取れば危険から身を守れるか判断を下します。その判断を間違うと最悪命を落とすことになるのです。これは急性ストレス反応であり、視床下部、下垂体に伝わりACTHが分泌されアドレナリン、コルチゾールが放出され
心拍数、血圧、呼吸数、血糖値が上昇し気管の拡張、筋肉の血管拡張や脂肪、グリコーゲン等のエネルギー源放出など優先的に筋肉に血液の供給が行われ、闘争や逃走の為に筋肉がより速く、より強く動けるようになります。
ではこの反応は生命の危機が迫った時だけの反応でしょうか?
仮説の域を出ませんが、この反応は日常的に起きていると考えます。
皆さんは毎日何かしらの「選択」を繰り返しています。
例えばコーヒーを飲むときホットにするか?アイスにするか?
ランチを、肉にするか?魚にするか?の様に軽いものから、
仕事や家族、人間関係に関わることなど私たちの生活は選択の連続です。
殆どの方は選択時にストレスを多かれ少なかれ感じてると思います。
つまり毎日、何度も私たちの身体は闘争逃走反応を起こしているのです。
闘争逃走反応=ストレス反応ですからこれは「選択反応」(私の造語です)と言い換えてもいいかと思います。その選択の結果私たちに加わるストレスの大小が決まります。
つまり正しい選択がストレスの軽減につながり私たちの身体を守ることになります。では私たちは常に正しい判断を下してるのでしょうか?その判断の基準とは何か?を考えていきます。
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