初めての分子栄養学 ニコチンパラドックス

現在、悪魔の様に忌み嫌われている「たばこ」について考えてみましょう

最初にお断りしますが他者に対して喫煙を「推奨」もしくは「禁煙」どちらかを勧めるものではありません。吸うか?吸わないか?は各自の判断です。ただ現在喫煙のデメリットのみが取り上げられ吸わないことが「正義」とされてますが、本当に喫煙にメリットが無いのか?考えていきましょう!

       たばこのデメリット

タールの毒性

コールタールを使い、動物に人工的にガンを作ることに成功したのは東京大学の山極勝三郎、市川厚三の両教授です。

この実験の当時ドイツの科学者ルドルフ・ウィルヒョウのガンは刺激によって発生するという仮説を基に、世界中の科学者がこの仮説の検証を行い

唯一、山極、市川両教授が人工的にがんを発生させることに成功しました。

その実験内容は、ウサギの耳にコールタールを毎日1年間塗り続けると101匹中7匹にガンが発生した。というものです。

ここから分かることは、

「コールタール」には発ガン性が有る

「コールタール」を原因として発ガンするには大量のコールタールと時間が必要である

です。

ここで間違ってほしくないのは煙草に含まれるタールとはコールタールではなく「木タール」です。

この実験で喫煙と発ガンを関連付けるには無理があるでしょう。

木タールとは

樹木を加熱もしくは乾留することで得られる抽出物で非常に殺菌力が高く最近話題になっている松の葉を加熱して煙を吸引するのも木タールの効果を期待してのことです。なぜかコールタールと木タールを混同されることが多く見受けられるので間違わないようにしましょう!

ただ木タールにも極微量ながら強力な酸化物ベンツピレン(コールタールの約1万分の1の量)を含みますがビタミンE、メラトニン等により処理されます。

煙草に含まれる発ガン性物質量で発ガンするには無理であると、

初代国立がんセンター生物物理部部長 永田親義博士により突き止められました。

しかし、喫煙者が非喫煙者よりガンをはじめその他病気の発生率が高いことも統計学上の事実です。

ではその原因が「木タール」ではないとしたらいったい何が喫煙者の身体を蝕むのでしょうか?

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