ひとりぼっちになるとき
大人になると 忘れてる
でもちょっと 覚えてる
ぼっちで辛い あの空間
バスに乗る時 電車に乗る時
ひとりぼっちに なるときだ
手持ち無沙汰な 目線の奥で
甕覗き青色 空想にょろスタンド
あいつらと生き延びた あの頃
きっと僕らは忘れている
ひとりぼっちを忘れてる
駅で迷う 老婦人が煩わしい
感極まる オレンジブラウスが嫌いだ
目線が動く あのガキきっとおかしいんだ
僕思う きっと宇宙人がやってきて
ぼっちの美徳を 諭しによっこらくるだろう
その前に僕は 想像空気線を辿って
あの頃の 僕に会いに行く