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牛、つくりました
転職したわけではないです。
リファインホールディングス株式会社様の「縄文牛🄬(じょうもんぎゅう)」のノベルティの金型データを作成しました。
デザインからCADデータ化までの工程をご紹介していきます。
①牛のデザイン
牛のデザインはBlenderを使用しました。
有機的なデザインを作成するのはCADよりCGソフトが楽です。ここで作成されたデータはメッシュデータになります。
STLデータを切削することも可能ですが、今回はCADデータ化します。
![](https://assets.st-note.com/img/1720080189079-VkmnBlLs41.jpg?width=1200)
②自動面作成
①で書き出したSTLデータをリバースエンジニアリングに特化したDesignXでCAD化します。
https://oqton.com/ja/geomagic-designx/
作成したメッシュデータをもとに自動でサーフェス面にしてくれる機能があります。便利、、、
完全自動でも作成できますが、手動で微調整することも可能です。
①②のデータ作成でポイントになるところは、かたまりで作成するとディティールが緩くなってしまう箇所がでてきます。今回の場合は目やしっぽなどです。エッジを出したいところは①で部分分けしてデータ作成し、自動面も部分ごとに作成します。
また切削の際に刃物が入らない恐れがある箇所、強度的に問題がありそうな箇所も自動面データで確認することができます。
![](https://assets.st-note.com/img/1720080799501-OdTDSxkvdo.jpg?width=1200)
③ロゴなどの作成とデータ合成
ロゴなどを作成するため、自動面で作成したデータをRhinocerosにインポートします。DeignXで作成することもできますが、ロゴの調整や面の再調整などができるのでRhinocerosで最後の工程を行います。脚部の間にコマを設定するため、抜けるように一部をストレートにしました。
![](https://assets.st-note.com/img/1720080828002-23kgjE22NC.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1720080839656-7v1FJWwDlt.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1720080854046-LpRMVyBMaD.png?width=1200)
④金型作成・成形
手動射出成型機INARIで成形テストを行いました。
![](https://assets.st-note.com/img/1720081044952-KxKrQFkJlJ.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1720081067980-CJd1b1uS57.jpg?width=1200)
最終的にどういった金型になるのかを理解しながらデータを作成することが重要です。
次回は金型について書こうと思います。