日記
今日は、コンビニにどら焼きを買いに行く。
どら焼きが食べたかったからだ。
コンビニにあったどら焼きは2種類。
1つは
『もっちりどら焼き』¥900
もう1つは
『どら焼き』¥100
私は、迷わず後者の『どら焼き』を選ぶ。
価格は『もっちりどら焼き(もちどら)』の1/9でありながら、
『もちどら』の4倍ほどの大きさだ。
お得すぎる。
それでもって、
パッケージには大きさを主張するような文言があるわけではなく、ただ筆文字で『どら焼き』とあるばかりで、そこも良いと思った。
それに対して、『もちどら』は
『小豆島産小豆使用』とか
『砂糖不使用』とか
『北海道産小麦粉使用』とか
『米国産小麦粉も使用』とか
『カナダ産小麦粉は不使用とか
『職人を使用』とか
『愛情は使用」とか
いろいろ記載されている。
結局何を使用して、何を使用していないのか分からないと思った。
ということで迷う余地もなく『どら焼き』を購入し、帰宅する。
どら焼きタイムだ。
緑茶を入れ、
録画していた映画があったので再生する。
インド映画スペシャルウィークに放送していたインド映画だ。
1本で4時間分録画容量を食っていたので、
早く見てしまいたいと思っていた。
『どら焼き』は美味しいし、緑茶も良い。
インド映画も、良い。
緑茶も、『どら焼き』も進む。
良いなあ。
と思っていると、いつの間にか4時間のインド映画もエンドロールに差し掛かっていた。
あっという間だった。
緑茶をすすり、『どら焼き』をひと口食べる。
私は、背筋が寒くなった。
インド映画中ずっとかじっていたはずの『どら焼き』が、まだ全体の4/5ほど残っている。
そんなはずはない。
たしかに、コンビニで見た時から、どら焼きの中では大きい『どら焼き』だなあという印象はあった。
が今改めて見ると、その時の印象を遥かに超える大きさであるような気がする。
4時間かかって4/5、あと何時間かかるのかという計算も、
『どら焼き』の糖分で頭が回らず、できなかった。
私は、途方に暮れた。
すでに満腹だ。
録画一覧を見ると、
インド映画ウィークに録画していたインド映画が、残り3本あった。
私は、残った4/5のどら焼きを3等分する。
つまり、4/15『どら焼き』のサイズ感の
等分『どら焼き』が、3つできた。
ひとつづつラップに包んで冷凍する。
あと3回、{インド映画『どら焼き』}をやらなければ、『どら焼き』は終われない。
きちんと残りを消費するための時間数を計算していないので、もしかしたら3回では終われないかもしれない。
終われなかった場合を想像して、また背筋が寒くなった。
冷凍庫の冷気も、もちろん寒かった。
背筋は、もちろんそれ以上に寒かった。
何度も言うが、
『どら焼き』それ自体はもちろん美味しかった。