日記
今日は、自転車のライトを買いにサイクリングショップへ。
光らなくなってしまったからだ。
とにかく光るものが欲しかったので
カウンターで店員さんに
「1番光るやつを」
とお願いする。
すると店員さんはまっすぐ私の目を見据えて
「大いなる光には、それなりの責任が伴いますよ。」
と言う。
私はとにかく光るやつが欲しかったので
「大丈夫です。」
と言うと、
店員さんは小さく頷いて、
「ついに『メガトン輝(メガトンキ)』を出すときが来るとは…」
とつぶやき
カウンターの裏のバックヤードへ。
最初メガドンキに聞こえた。
数分待つ。
すると、店員さんが
「お客さんすいません、今日社員が全員休みで『メガトン輝』の保護ケースの鍵開けられなくて。今日すぐにはお出しできない状況でして。」
『メガトン輝』の鍵は社員しか開けられないのか。
今日欲しかったので、『メガトン輝』は諦める。
店員さんに『メガトン輝』の次に光るやつを聞くと、
「当店のヘッドライトは、
光り方でいうと『メガトン輝』か、それ以外かという感じですね。つまり、あとは全部一緒です。とにかく『メガトン輝』がレベチであるということです。」
とのこと。
買わないにしても、そう言われると『メガトン輝』の光り方は気になる。
どれだけ光るんだろう。
どのくらい光り方なのか聞いてみると、店員さんは
「照度的に言うと、チョウチンアンコウといったところですかね。あ、深海という暗さに対してのチョウチンアンコウという意味ですよ。」
と言う。
よく分からなかったので、諦める。
店員さんは
「あ僕来月社員になるんで、
よかったら来月来てもらえれば鍵開けて光ってるとこお見せしますよ。」
と言ってくれる。
シフトを聞くと、火木金土日はだいたい出勤しているらしい。
私は
「きっと行きます。」
と約束した。
忘れずに行こう。
その後、普通のヘッドライトを購入する。
さっそくつけて帰ることに。
スイッチを入れると、昼間でもちゃんと光っているのが分かるくらいよく光った。
嬉しかった。
メガトン級に嬉しかった。