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フルーツサンドっぽくない話

ぽかぽかした車の中で,のんびりフルーツサンドにかぶりつこうとしたとき,写真の左側,つまりバナナ側だってことに気がついた。
やめた。
持ち直して写真の右,つまりキウイ側から食べ始めた。

食べながら自分の行動を振り返る。

私は好きなものを最後に食べる派である。
先に食べる派と話をすると,「もしも地震がきたら理論」に丸め込まれたふりをする。
納得いってない。
好きなバナナを最後に食べれるようにフルーツサンドを食べていることから明らかだ。

もしも地震がきたとき,私が「もしも地震がきたら理論」に従っていた場合,大好きなバナナを食べ終わっている。しかし,好きなものを最後に食べたいという欲求に従わずに,信念を曲げたまま地震がやってくる。
いやだ。
好きなものを食べられる喜びよりも,自分のやりたいことをやりたいようにやる自己満足を私は選びたい。

キウイおいし,オレンジおいし,イチゴおいし,あたりでこの考えがまとまる。バナナ幸せ。

まわりからなんと言われようと,曲げられないことがある。フルーツサンドを食べながら考えることではないかもしれないけれど。

バナナ食べられなかったな〜って思いながら私は死ぬんだと思う。それでいい。それがいい。