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Catch 22
路側帯に横たわる小動物。
路側帯に転がるコンビニのごみ。
とんがり晴れマークで埋め尽くされた全国天気予報。
いつもより白く見える山際。光化学スモッグは喉、目に痛し。
しおれ始めたカーネーション。
準備を始めた静かなアジサイ。
片仮名で書くと極めてアザラシ似。
真面目に人の話を聞くのが嫌な時もある。
嫌いなものがある人は、かっこいいなと思ってきたのは、はっきり嫌いだと思えない自分が、かやの外にいるような気がしたからかもしれません。
嫌いなものがなくていいね、楽しそうだねって外に出されるのは、仕方ないところもありますね。
同じ敵を作ることは、仲間意識を高めます。
嫌なことへの共感は、好きなことへの共感ぐらい分かりやすく、盛り上がるのかなと思います。
嫌いがないと、ちゃんと好きになれないって聞いたことがあるけれど、そうなのかもしれません。私は好きになれないのかもしれません。かまいません。
かやの外も広くて気ままで悪くない。
ここも悪くないよ。きっと。
蚊に刺されるのは好きじゃないけど、嫌いじゃないし。ほら、また嫌いじゃないって。あーあ、もうよく分からないや。
水を張って、田植えが済んだ田んぼの隅に、小さく四角く、まとめて植えられた余りの苗。
どこか自分みたいだと目をそらす。
もっと、楽しい例え話をしようじゃないか。
忙しいは、心を亡くすと書くけれど、言葉もなくしてしまうのかな。
出てこない。おーい。
消えてしまいそうだよ。
2時からがんばると思って、30分が過ぎました。
さっき、蓮の葉の間で鳥を見かけました。
がんばれない。