A.なんでもいい人
「なんでもいい」
という答え方は好まれないらしい。
私はよく、なんでもいいと答えるので、ここで言い訳をしておこうと思う。
「なんでもいい」が好まれない理由は主に
① 「なんでもいい」といいながら、なんでも良くない。
②決定に手間と時間をかけさせられる。
の2点かなあ。
①に関しては、本当になんでもいいから信じてもらえたらなあと思う。
私は、大抵のものは美味しいし、大抵のことは楽しい、大抵のものはいい感じだと思う。
だから、なんでもいいと責任をもって言っている。無責任な「なんでもいい」ではない。
②に関しては、質問する側が「なんでもいい」のか「なんでも良くない」のか、立場をはっきりさせおいてくれると、なんでもいい私としては、ありがたい。
私はなんでもいいんだけど、あなたはどう?
私はこんなのがいいんだけど、どうかな?
のように聞いてくれると
私もなんでもいいから、こんなのはどう?
私はなんでもいいから、それにしよう!
というように、私がどうでもいいなりに話が進む。
こうなれば時間や手間はそれほどストレスにならないと思う。
でも、しばしば、「なんでもいい」は失礼かな無責任かな、「なんでも良くない」は図々しいかな押し付けがましいかな、というのを気にして、なかなかお互い立場を表明せず、やり取りが行われることが多い気がする。
暗黙の了解というのは、こういう場面では、難しいしストレスの素だと思う。
「なんでもいい」のか「これがいい」のかが、お互い前提として分かっていれば話がスムーズだと思うんだけどなあ。
「なんでもいい」と思っているのに、無理に求められていそうな答えを探って「これがいい」と答えるのは、なんか違うよなあと思うし。
「なんでもいい」と思うことには、「なんでもいい」と答えていいと思いたい。
できれば、「これがいい」と思える力や決定力が欲しいけれど。
まあ、いいよね。
なんでも良くてもいいよね。