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日記のnote

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よく眠れますように

よく眠れますように

「花は種をつくるためのものだから、生き物に寄って来てもらって協力してもらえるように、生き物がきれいだな、寄って行きたいなと思うように進化してきたんだろうな」と、花を理屈抜きにきれいだと感じることを、理屈っぽく話したら、どんな返事が返ってくるだろう。
そんなことをぼんやり考えながら、帰り道を歩いていると雲の切間から陽の光が白く光っていて、きっと私が思いもしないような返事を「じつはね…」と、もったいぶ

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メモ : 今日のカニ

車が通れないくらい細い川沿いの道を自転車で走っていると、カニがちょこちょこいるんだけど、今日はわっさわさカニがいて、多すぎてよけるレベルじゃなかったからとりあえず止まったんだけど、みんながカニさん歩き(サイドステップ?)でさーっとはける中、1匹バックで逃げるやつがいて明らかに遅くて、なんなら私の進行方向に逃げるから逃げられてなくて、しばらく前に読んだ「むれ」っていう黄色い表紙の絵本を思い出して、私

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※蛍です画面の汚れじゃありません

※蛍です画面の汚れじゃありません

寝る時、雨だと雨の音がするし、晴れだとカエルの声がする。

おとついは、道に飛び出してきたカメを田んぼへ寄せた。
手をあげて道を渡れるようになるまでは、出てこないように言っておいた。

きのうは、田んぼに向かって、あんまり空を綺麗に写さないようにと頼んでおいた。

白い紫陽花が咲いていて、名前とのコントラスト効いてますね。

青いのぼりに、黄色の「冷やし中華」。

おばあちゃんが首を長くてして待っ

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フルーツサンドっぽくない話

フルーツサンドっぽくない話

ぽかぽかした車の中で,のんびりフルーツサンドにかぶりつこうとしたとき,写真の左側,つまりバナナ側だってことに気がついた。
やめた。
持ち直して写真の右,つまりキウイ側から食べ始めた。

食べながら自分の行動を振り返る。

私は好きなものを最後に食べる派である。
先に食べる派と話をすると,「もしも地震がきたら理論」に丸め込まれたふりをする。
納得いってない。
好きなバナナを最後に食べれるようにフルー

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♯♯♯♯♯♯

♯♯♯♯♯♯

自分が加害者になったとき。

愛する人にどうしてほしいだろう。

そもそも愛する人に自分からその事実を伝えられるだろうか。私はできないんだろうな。

自分が加害者になったとき。

愛する人に味方してほしいだろうか。
愛する人に突き放してほしいだろうか。

どちらでも、どちらかでも
受け入れられるだろうか。
私はできないんだろうな。

結局、自分が一番かわいくて、自分を一番信用できないんだろうな。

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366日目

366日目

noteを始めて366日目。

大切なことは目に見えない
と、星の王子さまは言う。
目に見えない大切なことを伝えたくて言葉にするのに、大切なことは言葉では伝わらない。
言葉では伝わらないなら、伝えたくて言葉にしようとした君を受け取ろう。

自分で作ったのに解けない知恵の輪。
電子じゃないタバコを吸う人。
自分にそっくり。

必死になって絞めたのは自分の首。
息をいっぱいに吸い込んで、吸い込んで、吐

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つぎはぎ

つぎはぎ

高速道路バス乗り場。
今、ベンチに座った。

痛いくらいの日差しと蝉の声。
小さなバス停のこもった空気。
色を失ったアジサイ。

僕の世界で変わっていくのは、視野の中で無数の歩き回るアリ。

目の前の高速道路で、自動車は何も変わらずに通り過ぎていく。

翼があるから飛べない。
じゃあ翼はいらない。

この前、考えたことが頭をよぎる。

傷口がふさがると元通りに戻ったと思うのは人間の、いや、僕の悪い

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茶渋

茶渋

日中、しばらく室内にいた。
1日の大半は室内にいる。

空が見えるところへ出た。
3階からの眺めだったから高い空は見えない代わりに、遠くの空が見える。
明るさに目の奥がぐらっとする。

長い時間、室内にいて、明るさの急な変化に目が慣れていなかった。それだけかもしれないけれど。それにしては、目のもっと奥の奥だった気がする。

どこかなのか医学的に解明するよりも、深くて遠いところだったと思う。

空は

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30%

私にとって、なんともない降水確率70%は、誰かにとって運命を決めるような予報なんだろう。

誕生日でもないのに、誕生日プレゼントをもらう。誕生日そのものっていうより、誕生日を口実にして誰かとどうにか繋がれるってこと。それが私にとっては大事なのかもしれない。

もしも、今日が6月31日だったら、そんな気持ちにはならなかったのだろうか。

小難しい言葉の全てを理解できないが、どうやら生きていてもいいの

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つゆ

つゆ

すれ違った猫3匹。電柱数本、電灯数本。
人、0人とすれ違う。
神隠し気分。
雨のせいでワントーン濃くなったアスファルトと、夜の暗さが合わさって余計に。

たまには歩いて帰るのもいいね。

自分が世間にとって特別な存在だとは思わないけれど、あの道で踏み出した一歩は私にとっては間違いなく特別だった。

そんな特別を。…。特別を、なんだろう。

かかとを上げて、頭を引き上げ競い合う背比べみたいに、身を寄

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帰り道

帰り道

「奇跡」や、「努力は報われる」という言葉をあてにしなくなったけど、そういうことはあるんだなというのも分かっている。

住宅地を自転車で割って走り帰るとき、換気扇から溢れた暮らし。
となりにいるのは白ごはん、煮詰める匂い。人の疲れを洗い流した、もわっと重たいお風呂の匂い。

庭先の紫陽花。

出迎える不在票。

背中で音を受け止めて、振り返って、かける鍵。

「ピンチはチャンス」と言った人がいたけれ

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Catch 22

Catch 22

路側帯に横たわる小動物。
路側帯に転がるコンビニのごみ。

とんがり晴れマークで埋め尽くされた全国天気予報。
いつもより白く見える山際。光化学スモッグは喉、目に痛し。

しおれ始めたカーネーション。
準備を始めた静かなアジサイ。
片仮名で書くと極めてアザラシ似。

真面目に人の話を聞くのが嫌な時もある。

嫌いなものがある人は、かっこいいなと思ってきたのは、はっきり嫌いだと思えない自分が、かやの外

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君は太陽 僕は。

君は太陽 僕は。

河沿いの土手の上
車で走る。

雨が終わって
傘をたたんだ
綿毛たち

バックミラーで沈む太陽

視野の両端
河のあっちとこっち側
虹が見える。

土手からおりて車をとめる。

この感動は写真じゃ皆目伝わらない

虹を見るたび
思うのに
同じ失敗を繰り返すのは
虹を君と見たいと思うから
ってことにして。

きれいじゃないね

君といないから

君は太陽
僕は雨
☀︎ ☔︎
一緒にいられたら

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寄り 撮り みどり



今日は黙っていたので、喉がだいぶ良くなりました。

植物はたくさんしゃべります。