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魂の奏者の物語-Echoes of Life-


あけましておめでとうございます!
ついに現地で観戦…観覧…観劇!?
もうなんて言っていいかわかんねぇよ…
観て参りました。

Yuzuru Hanyu ICE STORY 3rd -Echoes of Life- TOUR 千葉公演!

全然頭回ってなかったんですけどこれが2025年初現場初推し活でした。
それが羽生結弦とはなんと縁起がよろしいことか!
これが実質初詣という事でよろしいですか、よろしいですよね、私の神なので。

12/7のライビュには参戦済みだったのですが、そりゃもちろん!
お誕生日ですもの!次の日にライブが控えていたって行きますよ!
羽生結弦さんのお誕生日公演ですもの!!!
ライブと言えばふわっちのライブが12/8でエコーズ公演が12/7でマジで私にとって神日程だなって思いました。
私みたいに羽生結弦も不破湊も推してるってオタクがいたらこの神采配のスケジュールの喜びを分かち合いたい。

でもやっぱり生で観ると違うねぇ。
別に羽生結弦を生で観るのこれが初めてってわけじゃないんですけど、毎回観ると「いる…実在してる…そこにいる…本当にいた…」って涙腺が緩む。
これは一生慣れないな。慣れなくてもいい。毎回新鮮な感動があるから。
ちなみに私の初生羽生結弦は2017年のFaOI!

アイスストーリーも三作目という事で。
一作目「GIFT」は羽生結弦が羽生結弦を語り、彼が「羽生結弦」になった理由、みたいな感じ。
二作目「→RE_PRAY←」は、もう結構内容忘れちゃってるんですけど(オイ)アイス“ストーリー”のギアがいっきに上がってもう映画みたいになっちゃってる。
帰りに「意味わかんない何あれ。もっとわかりやすいのがいい」って言ってたお客さんいたけど、ま~~~~~~正直「あ、篩にかけて来たな…」って思いましたね。
結弦さん自身にそのつもりなくてもそうなって来たなって。
だってもう超超超趣味に走りまくってるんだもん。
でも私は好き。趣味嗜好の方向性がめちゃくちゃ嚙み合ってるから。
趣味嗜好と方向性が自分と推しとで噛み合うとめっちゃ嬉しいよね!
だから推せるっていうのはある。だから推している。

今作の「Echoes of Life」はま~~~~たもうギアがいっきに二段も三段も、いや、いっきに五段くらい上げて来た。
これはもう演劇やん。氷上の演劇。羽生結弦の氷上の一人芝居。
明確なキャラ設定、世界観設定、歴史と物語がある。
まぎれもなくアイス“ストーリー”、氷上で語る物語。

大したヘアメイクもせず、衣装こそ二次元っぽい(ニーアのヨルハみたい)ってだけなのに「人間のようで人間とは異なる存在」を表現できる羽生結弦が凄い。
んま~~~~お美しいこと。
初めてVTuberの3Dモデル見た時に「すげぇ。羽生結弦みたいなスタイルの良さ」って思ったけど、逆や逆。でもしょうがない。
盛って話してるかな…と思ったけど昨日実物見て「やっぱV並だわ」となったのであった。

物語の詳しい設定とかは省略!ぐぐってくれ!

世界観やキャラ設定や物語自体は決して新しいものではなく、斬新というわけではない。
長いこと色んなジャンルのオタクやってるとそろそろ「こんな物語見たことない!」ってのそろそろなくなってくるんだよね…
メロディのネタがとっくに尽きてる、みたいなやつ。
このエコーズもそういう感じなんですけど、ただ世界観や物語が「なんか見たことあるやつ」でも表現技法があまりにもオンリーワン過ぎる。
それはそう。羽生結弦のスケートができるのはこの世にたった一人、羽生結弦だけだから。

12月のライビュの時、なんかペルソナのベルベットルームみたいな曲流れてる~って思ったけど、マジでベルベットルームの曲だった。
結弦さんペルソナも好きなの!?私は異聞録をめちゃくちゃやりこみました。
ところでブレイブリーデフォルトってゲームは知ってますか?

一幕のフィナーレを飾るピアノコレクション。
なんかもうそれこそ「羽生結弦の一番槍」みたいなプログラム、バラード第一番。
始まる前の緊張感やばかったぞ。五輪か、五輪以上の緊張感だった。
まぁでもこの一人プロになってから毎回毎回一人羽生結弦オリンピックやってるようなもんだもんな…
おかげで競技時代の、あの内臓痛くなる程のハラハラヒヤヒヤから全然解放されません。
でもいいんです、私は思った。あれが好きなんだ。
あのピリピリした空気、傷を負いそうな程の張りつめた、あの緊張感。
羽生結弦が羽生結弦を超える為の試合、というフィギュアスケートが好きなのだ。

オタクだったらわりと遭遇する、というか私がそういうテーマの話が好きってのもあるんですが、命とは何か、生きるとは何か、その意味とは何か、というテーマ。
運命哲学と言うのか。けれど日本人はなんか色々あって哲学ができないらしい。
できないっていうか国の歴史が古いけど日本独自の哲学というものは存在しない、というやつ。確かにないわ。日本ていうかアジア圏に哲学ってないよね。
この辺はまた別の話になってくるから置いておこう。

当然これに明確な答えなんてないので、寧ろ答えってものは探したら見付かるみたいなもんじゃなくて、それが答えだと思い込んだものが答えなので(ってサンファンの喋る琵琶くんが言ってた)ある種いくらでもエンタメのネタとして使えるものだと思うんですけど、それをどのような技法で表現して行くか、という。
羽生結弦さんはスケーターなのでスケートでそれを表現するわけなのですが、と言ってもスケート以外でもいろいろやってるわけですな…
今回は、というか今回も、ストーリーというか文章執筆しているわけですし。
結弦さんの文章って不思議だよね。文学的だなぁと思う一方で妙に理系な所ある。

スケートはもちろん上手いんだけど、上手いって言うのもおこがましいレベルなんですが結弦さんの場合は。
今回はナレーションというよりは主人公であるNovaの語りみたいなものなんですが、序盤の無機質さから中盤の葛藤や戸惑い、そして終盤の感情と取り戻したかのようなやわらかい優しい雰囲気。
この人どんどん表現の幅広げてるな…
Novaの歩き方も前半と後半で全然違うのね。終盤はもっと感情が出ている。前半はなんか機械的だった。
あと表情の作り方~~~~~Novaが戦争の音に苦しんでる所の表情めっちゃ好きで興奮してしまった。変態でごめんなさい。

終盤の、朽ち果てた教会にたたずむ姿とか、ゲームムービーのワンシーンみたいに綺麗だったわ…
あそこの場面、額に入れて飾りたい。

ピアノコレクションの時にプロジェクションマッピングめーーーーっちゃ綺麗だった。あれはもう銀盤という楽器。

「全ての人の魂の詩」(ペルソナ3のベルベットルーム曲)で扉が降りて来る所とか、あとどっか別のシーンでルームの案内人が舞台にいて椅子だけ氷上に降りて来るシーン、うわぁぁぁぁ西田舞台っぽい!!!ってなって興奮してしまった。ああいう演出めっちゃ好き。
なんかもう結弦さんがアイスストーリーでやる演出の方向性がマジで私の趣味嗜好抉り突いて来てめっちゃ捕まえられている…とらわれている…いや、進んでそこに入っております。

世界観の考察とはその辺はストーリーブック全部読んでないのでまた今度!

なんかめっちゃ高い塔を上っている時に崩れてやばいって時に誰かが腕引っ張ってルームに引き込んで助けたシーンがめっちゃ好きです。

アフト、もとい規制退場時におとなしく待ってるファンの為に新村さんがお話してくれるのめっちゃ嬉しかった。
羽生オタクとしてのお母ちゃんだと思っている、新村さんのことを。
完全に新村さんにあやされていた…笑
「みなさんの声まだ羽生さんに届いていると思うので…」とか言ってくれて叫ばせてくれたりとか、いろいろ雑談みたいなのしてくれたりとか…
「みなさんのチケット運はどうなっているんですか?」って、そんなのはなぁぁぁぁ!羽生結弦本人が言ってるじゃないですかあぁぁぁぁ!!!
誰が取ろうが私も取るんだよぉぉぉぉ!!!チケットをおぉぉぉぉ!!!


千葉初日は配信がなかったらしく、会場内だけの空間だったのか、アンコールはいつも以上にぽやぽやしててわたがしポメラニアンゆづしてた。
なんじゃありゃ!なによ「ミスったら慰めてね」とか!
い、いくらでもメンケアしてあげる…よしよししてあげる…(気持ち悪いオタクが染み出すのを止められない

や、私はこういう結弦さんが大好きですよ…
あまりのかわいさに頭おかしくなるかと思ったわ。
もうおかしいけど。
「ファンしかいない空間」に安心して、いつも以上にあまったれのゆづ坊出してくれるの私は嬉しいよ。


エコーズ特番で修造さんも仰っていたけど、そんなに命も魂も削らないで~~~~って思うけど、思うけど「そこまでやらないとだめ」みたいな事結弦さんが言ってて、でも確かにそうなんだよね。
限界ギリギリまで攻めて限界突破するまで詰めに詰めて命も魂も削って創り出されたエンタメだからこそ人は魅せられるし心酔です。
腹括って覚悟決めた人間のやる事は、人の心を動かし胸を打つ。
ビジネスだから、妥協しなきゃいけない事もあるかもしれないけど。
それに客としては、そこまでしなくてもファンはついて行くよ…とは言えないんだよね、だって私がそうだもん。ごめんだけど。
でも心と体は大事にしてほしい。というかしてると思うけどね!
結弦さんは賢い人だから。それで取り返しつかない故障抱えたらやりたい事が出来ないって本人がちゃんと分かっていると思うし、そこは信じてる。ていうかそうであってほしいわ!

赤の他人の私がごちゃごちゃ言うのや野暮なんだよね。
羽生結弦の人生の正解は羽生結弦にしかわからない。
貴方の人生は貴方だけのもの。
ただ一つ、どうか悔い少なき人生を。
私の願いはそれだけ。

気が早いですがアイスストーリー4作目お待ちしてます。
羽生結弦さん、ブレイブリーデフォルトってゲームは知ってますか?

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