そろそろ付き合って4ヶ月が経つ。
「君といるとき、俺、鼻毛出がちじゃない？」と言われたので「私が君に指摘できるだけで、きっとそれ以外のときも生えてるんだよ」と答えました。
ごきげんよう、もくれんです。
彼氏のスズキ（仮名）と付き合い始めて早いものでそろそろ4ヶ月になります。あっという間だし、濃すぎて記憶が飛びそうなので書き記しておきます。
転職して3年が経った。
全くスズキは関係ないんですけど、転職して3年が経ちました。いやぁ、感慨深いね。あれから成長したのか？というと、めちゃくちゃしましたね。もっと成長できたはず、というのは全くもってその通りなんだけど、それはそれとして自分がすごく変わったなと思う。労務としても驚くほど色んな経験をさせてもらえた（ここで書き残せないのが残念だ）。かなりしんどい経験だったが「やっぱり労務の仕事は嫌いである」という確信と「しかしながら労務の仕事は得意である」という自信もついた。ヨボヨボだったが、いろんな事例や経験をさせてもらえたと思う。一方で、労務作業者でしかなかったとも思う。翌年、リーダーもやらせてもらって、人の上に立つことやチームで勝つことの難しさ、マネジメントの責任の重さ、自分がまず幸せでないとチームを幸せにできないことなど、ズタボロになりながら学んでいく中で「ああ、労務としての私は非常に作業者であって、経営者目線で語れるビジネスパートナーではなかったな」と気づくことも多々あった。「それ言ってどうしますのん」ということを言ったり考えたりこだわったりしていたと思う。あと私はトラブルシューティングには強いが、きっちりこなすのは得意ではない。短期決戦しかできない人間である。なお、好きな仕事しかやれない、先延ばしクセは全く直らない。そして仕事のやる気は消えた。消えたおかげで全く苦労っぽい苦労をしていないのだが、足りない自分を見つめてグロービスに行ってみたり、人事交流会に出てみたり、色々な「らしくないこと」をしてみたのも新しい世界が広がるきっかけになった。また、まがりなりに採用をやり始めて腐っていたけど、候補者から内定承諾をもらったり、今までの私のキャリアからはなかなかできなかったであろう経験をたくさんさせてもらえた。腐ってしまいがちな自分を奮い立たせ、感謝しながら頑張らねばならないという気持ちにやっとなってきたなと思う。惰性で働くことを覚え、自分を壊さずに来られたこの3年間は偉かったけど、手抜きと力を抜くことを覚えつつ結果にコミットする「うまくやる」を日々実践していきたい。なお、給料は伸ばしたいけど役職にまたチャレンジしたいかはすごく微妙だ。メンバーが良ければやりたいような気もしなくもないけど、あれは本当に大変な仕事だ。ま、でも「ぜひチャレンジしてみてよ、もう一度」と声をかけたくなるような人材に成長することには意味があるんだろうな。最近、サボりすぎていろんなことに謙虚さが失われてほころびが出ているので改めて「なりたい自分」を思い浮かべてなれると信じ、「日々の仕事の嬉しかったことや楽しかったこと」をカウントしていきたいなと思った。スキルの棚卸しもそろそろやっておきたい。成長実感を大事にしていきたいね。
スズキは私より稼いでいた！！！
なんとなくこれくらい、と知っていたお互いの給与情報だったが改めて聞いてみたところ今年度においてはスズキの方が給料が高いことがわかった。私より6つも下なのに！！！く、悔しい～～～～～！！！悔しいというか、大企業に入るってそういうことだよね、と思った。大手安定とはまさにこのことよ。私は全然今期は上がる見込みがないし、年功序列でもないベンチャーに勤めているので「女性だからとか言ってられない世の中において、私はこれでええんか！！」と思うなどした。もう少し稼ぎたいな。結婚のことも考えてると「お金はなんぼあってもええですからね、こんなもん」というのをヒシヒシ感じている。我々はその日暮らしの独身生活を謳歌してきたので貯金が乏しく「子ども、無理なのでは？」と思うし「住宅購入も大変じゃない？？」という感じ。そもそも賃貸で2人暮らしするにしても、都内のマンションの高いこと高いこと。本当に幸せに働いて多く稼いで多く使って健康に人生を謳歌するのは、自分が試される。新卒就活イベントに仕事で行くようになって「就社するんじゃない。職能をつけろ！」という話を異口同音聞くのだけど、最近「この会社好きだし、のほほんと就社していきたい」と思っていたので努力は本当に嫌いなんだけど、本当に嫌なんだけど頑張らないとあかんかもしれへん、ううう～って感じ。まぁ結局、やれる範囲での努力しかしないであろうが、もう少し真面目に生きたほうが良さそうだなぁと思っている。Uber Eats頼んでる場合ではない。
同棲までのやることリストを洗い出した。
内見などは行っていたので引越し先に求めるものについては何度か会話したことがあったのだが、それ以外については「何すればいいんだ？」という感じだったので、色々と洗い出すことにした。手続き的な話だけではなく、お互いの持っている家電・家具とかも書き出してみた。お互い一人暮らしをしているとカブっているものも多く、捨てるのか買い直すのかとか考えることが多い。同棲だけに特化するとTODOリストになってしまうので、どういう生活をしたいんだっけ？というところも含め「結婚のための74の質問リスト」というのをやってみた。
馬鹿な私は英語の原文をGoogle翻訳に突っ込んでしまったために、違った質問になってしまったものもあったのだが、話していくと価値観が一緒のところと違うところがきれいに色分けされていった。
例えば、私は「精神的な浮気は浮気じゃない（ただし相手に悟られなければ）」だったが、スズキは「精神的な浮気も肉体的な浮気と同じ」であった。その他にも「子どもを中絶はしたくない派。たとえなんらかの障害があると出産前にわかったとしても、最後まで産める（幸せにその子どもが生きる）道を探したい私」と「障害がある子どもが生まれてくるのはかわいそうな気がするし、予定外のタイミングでの妊娠には慎重派のスズキ」は価値観が大きく違うねという話にもなった。その他派生して、セックスの頻度だったり平日の食事は一緒に取りたいかとか、記念日は大事にしたいか、旅行に行く頻度など意見を交わした。性生活についても私は異性の知人に相談したい派だが、スズキは絶対嫌派だった。ちなみに「君が性生活についての相談をするということは、相手は君に誘われてると思う可能性もあるんだぞ。男は単純なんだ！」と言われて「そうかなぁ」と思っている。そうかね、みなさん、どうだね？？
素直さについて
結婚の価値観について話をする中で私はスズキに「子どもは素直でいいヤツに育ってほしいよね。サイバーエージェントの採用基準じゃないけど」と言い、スズキが履き違えていた「素直さと率直さ」の違いについて話すことになった。スズキは「その話の言いたいことはわかるけど、それって〇〇ってことでもあるじゃん」と、ひねたことを時々言う。それは素直にそう思ったということを嘘をつかずに表出しているので、スズキにとってはそれは素直さであったそうだ。私はそれについて「それは率直なだけであって、素直ではない。素直さというのは一理あるなと思ったらまずは肯定してやってみることだ。もしくは相手のアドバイスをまずは取り入れてみることだ。君は素直じゃなくて、率直に自分が相手の話に否定的な気持ちを持っていると伝えてるだけだ。」という話をした。この話はなかなか有益だったなと思う。私も小さい頃、親に「素直じゃない！！」と叱られることがままあった。たとえば誰かからものを貰えそうなタイミングで「いらない」と言ったときや、叱られて押し黙っているときなど「素直になれ！」と怒られていた。当時は「素直な気持ちを表出したからむくれているんだし、素直になれと叱られるのはおかしいだろう」と思っていた。でもそういうことじゃないと思う。素直さとは相手の苦言や指摘、教えをまずは取り入れる心であり、ひいては柔軟性なんだと思う。生きていくためには騙されないために懐疑心も必要だが、素直さも大切だなとしみじみ思う。
ニトリとイケアと無印に行った。
結婚前のカップルが何をしたらよいかをググっていて、家具を見に行くデートは良いと書いてあったので、家具を見に行った。ダブルベッドは思ったより小さいねと言い合ったり、ソファにたくさん座ってみたりした。嬉しかったのは、ソファの好みが一緒だったことだ。ソファほしいよね、と話していて色々座っていたのだがお互い背が高いこともあり、高めのソファのほうが好きだった。ふたりともクッションも沈み込まない固さが好きだった。座ってみないとわからないものである。小さいことだが、インテリアの趣味が合うというのは安心感があるし嬉しい。カーテンについてもお互いの好みの話をし、遮光カーテンが良いスズキと陽の光が入らないと起きられない私で「もう寝る部屋を分けよう」という話をしたり（実際分けられるかは別）、柄物のカーテンは嫌だ、薄いグレーは許容できるが濃いグレーは嫌だ、などの話をした。
また私は家具のいくつかを無印で揃えているため、私んちにある家具はコレだよと話しながら、実際に同じものを見てみるなどした。無印で揃えておくと廃盤になった商品でも規格がググれば出てくるし、いざとなったら買い手もつきそうなのでいいなと思った。過去の私、グッジョブ。なお、私もスズキもイケアでは何もピンとこなかった。スズキの部屋はTHE男の部屋（黒い！すべて黒い！！）なので、インテリアの趣味合うのかなと思っていたが、話してみると意外に趣味が合いそうだったので安心した。ネットでは「今が一番楽しいとき」とよく出てくるが、そうなのかもしれない。
SEXの感じ方、デートの過ごし方がやや変わったかもしれない。
SEXの回数を重ねれば重ねるほど、やっぱり変わってきている。慣れだな、つまり。あとお互いがどういう手練手管を持っているかがわかってきたからか、最初に話していたアブノーマルな趣味嗜好の話はなりをひそめ、普通のセックスでも気持ちいいよねという感じになっている。気持ちいいのだが大興奮しなくもなってきており、やっぱり場所を変えるとかアレンジしていかないとあっという間に気持ちよくなくなっちゃいそうだなと思った。また、別にやらんでも一緒にキャッキャウフフしてるだけでも幸せだなと思ってきており4カ月足らずにも関わらず熟年感が醸し出ている。この前はずっとゴロゴロしていて終わってしまった。流石にコレじゃあかんわ、と思ってピクニックに行ったり思い出も作っている。相変わらず私が行きたいところになんの文句も言わず付き合ってくれるスズキは神である。二人で芝生に寝転ぶのどかさ、お互いのサンドイッチをひとくち交換する幸せ、二人だからできることを満喫し、スズキと付き合えて良かったなと思っている。あとスズキは私の仕事の話を傾聴してくれる。とてもありがたい…愚痴ってごめんよ。気をつけないと呆れられるので気をつけないと、ほんとうに。
ときにはイライラもする。が、喧嘩はしていない。
イライラした私や疲れ切ったヨボヨボな私も見せる機会が増えている。イライラしている私はめちゃくちゃ怖いので「こういうところ見せたくないのになぁ～」と思いながらイライラしてる。なお疲れ切った私は、金曜の夜など仕事帰りに会ったり泊まったりすると如実にヘロヘロで「疲れた」しか言えなくてちょっと申し訳なかった。自分の器の小ささが二人の生活の亀裂になるのは避けたいが、一朝一夕でどうにかなるもんでもない。がんばろ。
また、スズキはわりとしつこく過去の私のイライラしていたときのエピソードをとりだしてはからかってくるのでいい加減辟易している。辟易しながら、こういう小さなからかいや冗談を水に流せない自分のめんどくささにも向き合っている。私が気にし過ぎでめんどくさいやつなのかなと思って、今は我慢している。結構ムカついている。
一方、全く喧嘩らしい喧嘩をしたことがない。私が嫌だといったことを無視すると心のシャッターが降りそう、という話をしてみたり、スズキから「ちゃんと食事を取れ！」と言われたり、意見の相違はなくはないのだが、たぶんスズキがめちゃくちゃ我慢強い。あと私の伝え方が上手い。嫌なもんは嫌だと伝えても受け止めてくれる相手だという安心感もあるし、お互いが議論できるのも大変良い関係性が築けている。
自己発見。私の価値観。
そうそう、スズキの口癖とまではいかないが、時々使うフレーズで嫌いなものも発見した。「難しいよね～」である。難しいって言ったところで何も解決しないし、難しいよねと言い切ると簡単なものも難しくなってしまうので、難しくしないでほしい。本人にも伝えた。ちなみにスズキは全然言わないけど、同じく私が嫌いなフレーズは「しょうがないよね」である。しょうがないことは世の中いっぱいあるが、しょうがなくないことを諦める姿勢は好きじゃない。「しょうがない」は「自分に言い聞かせる言葉」に聞こえるため好きではない。酸っぱい葡萄の狐みたいに思える。わざわざこういうことをさかしらに言うということは、私がしょうがないと逃げてるものがたくさんあるのだと思う。いずれにしても「しょうがない」と言われると私は疑念を持つ。思考停止ワードに思えて苦手である。
ちなみにスズキから「君は、〇〇という経験を得たから良かった、ってよく言うよね。その発想は真似したいと思う」と言われた。確かに私は失敗すると落ち込むが「挑戦しないでこの失敗を知らないよりは良い人生だった。辛いけど、死ぬほど泣いたけど、、それはそう。」と思いながら生きている。挑戦と失敗はニコイチなので、なにかに失敗しても「失敗という経験を得た。」と思っている。次はこの間違いをしなくて済むから良かったねと思う。
総括：順調、ただし部屋の汚さと仕事の出来なさを除いては。
一緒に過ごす時間が長いほど、週末は二人で過ごすことになり全く何も進まん。そろそろ本当にやばい。同棲前じゃないと、私の家でデートするというイベントは発生しないので、本気だして取り組んでお家デートを我が家でやりたい。オンオフ問わずあらゆるところで、やるやる詐欺をやめるのが11月の目標かもしれない。