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そろそろ付き合って2ヶ月。

生きてるだけで疲れる。

ごきげんよう、もくれんです。

スズキ氏と付き合って2ヶ月が経ちます。恋愛って楽しいけど疲れるもんだよなというのを思い出している今日この頃です。


デートを満喫している話

お出かけデートを満喫している。いわゆるデートスポットに行って年甲斐もなくはしゃいでおり「失われた青春を取り戻してるよね」と言いあっている。スズキくんは私が行きたい場所に全く文句を言わないばかりか、行ってみたいと言うので大変助かる。「この年齢でその格好するの!?」とかも言わない。早起きして遊ぶプランを立ててもつきあってくれる。スズキくんは恋愛経験が少ないので、私が提案する「今更それする?」というデートプランにも付き合ってくれるのでよかったなと思っている。これが東京カレンダーに出てくるような海千山千の人だったら、こうはならない。恋愛経験豊富な大人じゃなきゃ嫌だと全然思わない私でよかった。スズキくんの恋愛経験の少なさと私のわかりやすい定番デートをしたい欲が見事にマッチしている。

初めて連泊してみた

少しずつ私のモノをスズキ家に増やしてみている。今までの恋愛で彼氏の家に連泊したことはなくはないのだが、自分の痕跡を残すようなことをするのは今回が初めてである。毎回泊まるのに荷物多いのしんどいのだが、少しずつ侵食してるような侵食されているような気持ち。生活が変わっていく。連泊した後、自分の最寄駅あたりに帰ってきたら「スズキ家がおうちで、お出かけに来たみたいな気持ちだな」と思った。あんなに好きだった自分の街をそんな風に思うなんて不思議である。スズキ家から出社もしてみたが、車窓の風景の違いやスズキ家から駅までの徒歩の長さとか色々違いを感じた。一方で、スズキくんとトントン拍子に進んだ一端は職場がまぁまぁ近いことなので、通勤はわりとしやすく有難いなと思った。
連泊すると自分ちのことが進まないし、自分の家を空けたことでせっかく生けた花が枯れててガッカリもした。自業自得だけど。デートもセックスもスズキ家で過ごすことも非日常だから、日常がおぼつかないしバランスが取れない。スズキくんと土日過ごすことで美術館に行けなかったり友達と過ごせなかったりするのも地味にストレスである。一緒にいたいが1人にもなりたいし、疲れてきている。

違和感との遭遇

付き合い始めて、いくつかの違和感、相手の嫌なところは気づき始めている。見つけるたびに相手に伝えてるので大きなストレスではないが、何となく不安は感じる。おおむね「好き」が目減りするような某は見つかってないし、違和感よりも一緒にいて楽しい気持ちが勝つので、問題化していない。問題化しなければ問題ではないので、今のところいいのかなと思ってる。不安になろうと思うといくらでも不安になれるので、あんまり不安になりすぎないようにしている。もっとこうならいいのに、は言い出すとキリがないし「完璧なゼロと比べたらなんでも幸せ」の気持ちでいる。彼氏がいないよりいる方が、私はよいみたいだから。

関係性の変化

一緒にいる時間が増えて緊張することはお互い減ったように思う。相手が自分を好きであることに安心感があるので、存分に甘えられる。今のところ一度も喧嘩をしていない。スズキくんから「普通付き合い始めると好きが目減りしてくもんだと思うんだけど、俺は上がってってるんだよね」と言われて、すげーいいやつと付き合えたなと思った。私が相手を好きなのも伝わっているので、最近スズキくんは調子に乗るようになった。出会った頃の、いつまでも敬語を崩さず帰り際に深々お辞儀をしていたスズキはもういない。駅まで送ってくれるけど振り返るともうそこにスズキの姿はない。
甘え合える関係性になったけど、まだメンヘラな私を見せることには躊躇がある。というか自分がめんどくさいメンヘラであることに付き合い始めて改めて気づく。「メンヘラなこというんですけど、一緒にいたいけど1人にもなりたいです」などと冷静に言葉を選んで発している。感情的に暴力的に言葉を選ばずありのままでいることはできないし、ありのままの私は暴力的で感情的なメンヘラなんだよなと気づく。もっと何も考えずにおしゃべりしたいが、それをスズキくんに受け入れられたら、私のメンヘラが強化されそう。結局は、私が元々の性格をメンヘラから変えていくのがお互いのための得策である。人生は日々修行。

かわいいは正義

おたがいがおたがいのことをかわいいと思っていることがすごく良かった。スズキくんは私の見た目がタイプなので、私が何を着ても若作りしても「かわいい」になるので双方幸せである。私は自分の顔がかわいいと思ったことはないが、スズキくんがかわいいかわいい言ってくれるおかげで可愛くなりつつあると思う。世間一般で言うかわいいになってるわけではなく、私史上可愛さが更新されていく感じ。可愛くあろうという気持ちが強くなった。そもそも黙ってると怖いタイプの顔してるとわかってるので必然的に笑顔が増えた。言葉掛けは相手を変える。実際、肌の調子はよくなり、眉毛サロンのおねーさんに「何か変えました?」と聞かれるほどになった。
私は私で、スズキくんのことを可愛いと思っている。見た目ではなく中身について。見た目は相変わらず好みではないし恋愛マジックも全然かからない。スズキくんの素直なところやモノを知らないところは大変愛おしい。基本的に無表情だが目元にほんのり感情がのるのを見るのも楽しい。かわいいと思えるとあばたもえくぼ。そういう意味では恋愛マジックにかかっている。あと私とは全く違う系統ではあるが、スズキくんはおしゃれにこだわる人なので(それが世間一般のおしゃれにならないところが私と似ている)、私のファッションについてスズキくんにアドバイス求めるのは楽しい。

総括:概ね順調

良くも悪くもケンカの種がなく喧嘩したことないのがやや不安ではあるが、それくらいである。あんまり衝突するイメージがまだ湧かないが一緒に暮らし始めたらまた変わるんだろうなぁ。
お互い、なんかもう1年くらい一緒にいる気がしている。そう思えるということは馴染んでいるのだと思う。唐衣着つつなれにしつましあればはるばる来ぬる旅をしぞ思ふ。

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