お米を食べたくなる、お米のことが知りたくなるそんなお話です
私の家は祖父の代から続くお米屋さん
祖父が満州から戻り、始めたのが精米所。
その祖父が亡くなって私の母がそれを引き継ぎ看板を揚げました。
昔の精米機って知ってますか?
めちゃくちゃ大きくて音も凄かったんです。
調べてみたけど、出てきませんでした。
幼少の私はいつもおじいちゃんについて精米されるお米を眺めていたんです。
とにかくそうして物心ついた時からずっと当たり前のように私の傍にはお米がありました。
うちは農家ではないので、母が契約農家さんのところへ新米を仕入れにいくのですが、高校生くらいまではよく一緒に手伝っていたな〜
すべてが当たりまえだと思っていたけど違った
いつだったか日本が米不足になったとき、お米がなくなって私の周りは皆タイ米を食べざるを得なかったけど、有難いことにうちでは県産のお米を食べることができました。
その頃から少しずつおいしいお米をいただける有難さみたいなものがでてきたのも覚えています。
全て当たり前にあるものは決して当たり前なんかじゃないんだなと気づいたときでもありました。
たくさんの飲食店さんがお米の仕入れに困り果てて、うちのお店に来られたことも覚えています。
私がオススメするお米
お米の講座でもお話しますが、
私は岡山県産朝日米と農薬・化学肥料不使用のヒノヒカリをオススメしています。
300を超える品種改良されたお米がある中で唯一の在来米がこの朝日米なんです。
今、私たちが手に取るいろんな商品がゲノム編集されたり品種改良されたりしていますが、
食の安全を考えたとき私たちの体に及ぼす影響というのは決してゼロではありません。
しかも、お米ってほぼ毎日食べる人も多いと思います。(最近の若い人は一日3食パンでも平気とか、元々お米をそんなに食べないって人もいるみたいですが)
なので、
うちのお米屋さんが扱うヒノヒカリも同じ視点で見たときの安全性を考えてオススメしています。
このヒノヒカリは炭素循環農法で毎年栽培しているお米です。
それぞれの特徴
朝日米は粒が大きくしっかりしていて噛み応えがあり、
地元ではお寿司に使う方も多くおられます。
一方のヒノヒカリは、粒はそんなに大きくなく
あっさりした味で、どんな料理にも合うお米です。
実はこのヒノヒカリというお米は若い方に人気なんです。
母がこのお米を使ったお弁当を買って行った方が後日"あのお弁当に使っていたお米がほしい"と
購入しには来られるということがよくあります。
お米の消費を増やしたい
小麦の高騰が続く中、
実はわたしはパン屋さんをやっています。
お店を始めたキッカケはごはんを食べてほしい!
というものでした。
お店のことはまた後日投稿しようと思います。
年々低下していくお米の価格と消費量
ご存知の通り、毎年お米の価格が底をつくように低下しています。
いつからか、日本の主食であるお米の消費をパンが上回りました。
今では日本の主食といっても過言ではないくらいに私たちの生活に小麦は浸透していますね。
昨今様々な世界情勢や食に対する意識も高くなり、今少しずつお米や米粉に注目が集まってきました。
実際に私のお店で焼くグルテンフリーパンを求めに多くの方がご来店くださっています。
ただ、お米に関してはそれでもまだ残念ながら農家さんが稼げる仕組みにはなっておらず、
一粒のお米を作るための労力がこれのままでは報われません。
そしてそれを消費する私たちの意識もまだまだ低いように感じます。
将来の目標
私の近い将来の目標は、農業です!
朝日米をつくることです!
昨年、岡山県東区あたりに農業ができそうな物件を購入しました。
まだまだ色んなことが手付かずで目標までは長い道のりですが、必ずやろうと心に決めています。
そして朝日米のことを知ってほしい。
朝日米じゃなくても農家さんが一生懸命作ったお米を食べてほしい。
それが私たちの主食なんですよー!
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