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私なりの私家版歌集の作り方
詠んだ短歌が溜まってくると、「歌集にまとめてみたいなぁ」という思いが浮かんできませんか?
このnoteは、私なりの私家版歌集の作り方を、自分の覚え書きがわりに書いておこうと思ったものです。
私は、表紙はCanvaというサイトで作り、本文をWordで作りました。
今回は、Wordでどのような設定をしたのかを書いていこうと思います。
何か参考になりましたら幸いです。
歌集を手元に用意する
まずは歌集を2~3冊手元に用意してください。
目次の書き方や、本文が始まるまでのページ間隔、あとがきの分量などを観察してみてください。
自分の歌集はその本を参考にするのか、それとも独自のものにするのか、ある程度イメージできましたか?
今後、本文づくりを進めていく際に、迷ったら確認する参考書として、手元に歌集を置いておくと便利ですよ。
Wordの設定
私は、B6判の本を作りたいと思ったので、その設定で説明していきますね。
Wordを起動したら、まずは設定の変更です。
[レイアウト]タブの、[文字列の方向]で[縦書き]に変更します。
そして、[印刷の向き]を[縦]に変更します。
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次は、ページ設定の詳細を変更しましょう。
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ダイアログボックスが出てきたら、[用紙]タブをクリックします。
B6の場合は、用紙サイズが用意されていないので、幅を「128mm」、高さを「182mm」に設定します。

次は、[余白]タブをクリックします。
私は、余白を下記のように設定しました。
そして、印刷の形式を[見開きページ]に設定します。
ここまで設定出来たら、[OK]を押しましょう。

目次を作ろう
目次ページは、結構自由度が高い気がします。
一ページを「書名*目次」として次ページから目次を始めたり、「目次」とだけ書いたり、目次ページに書名を載せる形にしたり。
手元の歌集を参考にしつつ、ご自身の好きなレイアウトにしてくださいね。
私の場合ですと、一ページの真ん中に「書名*目次」として、次ページから目次を始める形です。
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数字を縦書きにする方法も説明しますね。
数字はそのまま入力すると、横書きになってしまいます。縦書きにしたい数字をドラッグした状態で、[ホーム]タブの[拡張書式]を選択し、[縦中横]を選択すると、変更できます。
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ページ数の設定
ページ数をフッターに入れてみましょう。
[挿入]タブを選択し、[フッター]をクリックし、[フッターの編集]をクリックすると、ヘッダーとフッターを編集するタブが出てきます。
ここで、「先頭ページのみ別指定」や「奇数/偶数ページの別指定」を行えます。
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また、[ページ番号]をクリックし、[ページ番号の書式設定]を選択すると、ページ番号の書式も設定できます。

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本文を入力しよう
いよいよ短歌を入力していきます。
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私の場合は、サブタイトルをSpceキーで字下げしてサイズを「10」にし、Enterキーで行を開けて、短歌をサイズ「10.5」で入力していきました。
これを繰り返していく感じです。
突然の力技ですみません。
奥付を付けよう
私は、奥付を横書きにしました。
縦書きの文書の中で、横書きに変更するには、「セクション区切り」という機能を使います。
セクション分けしたい段落の冒頭にカーソルを置きます。
[レイアウト]タブを選択し、[区切り]をクリックすると、選択肢の中に[次ページから開始]があるので、クリックします。
すると、次ページから新しいセクションが始まるため、横書きで打つことができます。
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PDF入稿の場合
印刷所さんへの入稿は、私の場合はPDFでしたので、Wordで作ったファイルをPDFにします。
[ファイル]タブを選択し、[エクスポート]をクリックすると、[PDF/XPSの作成]ボタンが出てきます。
ボタンをクリックすると、ファイル名や保存場所を聞かれますので、お好きな名前、保存場所を選んで[発行]をクリックすると、PDFができあがります。
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おわりに
Wordを使った本文の作り方を、自分なりにまとめてみました。
ネットで調べた知識を組み合わせたものなので、ちぐはぐな部分もあるかと思いますが、こんな感じの機能があるんだなぁという参考になればよいなと思います。
読んで頂いてありがとうございました!