キロクミー立ち上げの経緯について
こんにちは、もくめゆう(@mokume7)です。
この度、キロクミーというSNSサービスを作りました。名前の通り「記録」をテーマにしたSNSサービスで、今まで自分が買ったものをアップロードして購入履歴を残し、そこから繋がることをコンセプトにしています。
なぜこういうサイトを作ったのか? その経緯について、本noteにまとめました。
問題①:今の検索エンジンは「なんかいいもの」を探すのに向いていない
僕は4年ほど検索エンジンに関わる仕事をしてきましたが、常々感じていたのは、「検索は頭の中の引き出しでしか情報を得ることができない」ということ。
世の中には便利な仕組みやサービスはたくさんあります。しかし、どんな便利なサービスでも「その名前」を知らない人にとっては、サービスに検索でたどり着くのは難易度が高くなります。
名称が分からない場合、次の行動として、「○○したい おすすめ」などのワードを手掛かりに検索ワードを探すことになります。この方法で解決することもありますが、最近は大手メディアの「人の使用感」を感じにくいレビューになっていることが多く、疑問を感じることも。
また、おすすめを調べることになるため、その分野での「最上位」に選択肢にフォーカスされてしまうことで、並列性が無くなってしまい、それ以外の選択肢が(序列による取捨選択で)除外されてしまいやすいことも欠点です。
これらの観点から、検索エンジンは「何かいいもの」を探すためには事前情報を必要とする上、時間をかけないと見つからない、という課題を抱えていると感じていました。
問題②:既存SNSは情報にノイズが多い
一方、「なにかいいもの」を探す場合に有効なのが「Twitter」や「instagram」です。
ものを探すときに写真付きで使用感を紹介しているSNSは非常に便利な存在ですよね。さらに、信頼性がフォロワー数という形で信頼性がある程度担保されていることもわかりやすさの一つ。
ただ、Twitterやinstagramは「人が発信している」ことが同時に弱点をはらんでいると感じています。
物の情報を知りたい場合、その人のタイムラインを追いますが、その中にモノと関係のない「ノイズ」的な存在(例えば日常的なツイート)があるため、欲しい情報だけをさっと取り出せない問題があります。
※YouTubeについてはノイズがほぼないSNSだと思っていて理想に近いです。ただし、一つの視聴時間が長くなるためテンポよく探すのには向いていないと感じていました。
仮説:欲しいものの傾向は似る
主観ですが、趣味・思考が似ている人は、買うもの・欲しいものが共通すると思っています。
僕はmonographの堀口さん、トバログの鳥羽さんのコンテンツがとても好きでブログやYouTubeをよく拝見しています。
お二人の動画を見ていると、連続再生されるYouTubeの動画の中で「あれも欲しいな」「これも欲しいな」という気持ちになります。と同時に、他のYouTuberの動画を見ていてもそこまで食指が動くことはありません。
この感覚から、買ったモノにフォーカスすることで「その人の購入履歴からなんかいいもの」を探すことができないかなと仮説を立てました。
キロクミーを立ち上げ
2つの課題解決と仮説から生まれたのが「キロクミー」です。
キロクミーではSNS型を採用しつつ、ノイズを避けるために「買い物履歴」にフォーカスしています。
個人の買い物履歴はプロフィールページから見ることができるため、「自分が欲しいもの」を買っている人が他にどんなものを買っているかを見ることができます。
このように、
①一覧から写真を眺める
②レビューを見る
③興味があればプロフィールを見る
ことで、ググる力がなくても、情報ノイズが少ない状態で、同じ趣味嗜好の人の履歴から「何かいいものを探せる」ようにすることをキクロミーの基本概念としています。
色々書いたけど、単純に人が買ってるもの見たくないですか?
まぁ、なんかそれらしく理由つけて書いてみましたが、単純に「人が買っているもの」って見たくないですか?
個人的にはTwitterのハッシュタグ「#お前らのPCデスク晒していけ」は何度も見てしまいます。
このタグをもう少し深堀する感覚で、「このガジェット使ってる人は他に何使ってるんだろう?」ということを起点に、物欲が刺激されれば運営者としては本望です。何より僕が一番刺激されているかもしれませんが(笑)
これからもキロクミーをよろしくお願いいたします。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!参考になりましたら、スキやTwitterでシェアいただけると嬉しいです。積極的にエゴサしに行きます!