2019年ワーストバイガジェット(アドベントカレンダー企画)
2019年、今年もたくさんのガジェットを買ってきた。スマホ、キーボード、無線LAN、パソコン、そしてスマートフォン。
そんな購入してきた中でワーストバイガジェットとして紹介したいもの。
それが、この「マウス」だ。
このスタイリッシュな形。「これがワーストバイガジェット?そんなチャチなもんじゃあ 断じてねぇ」、そう思われた人もいるのではないだろうか。
結論から言うと、驚くほど「チャチ」だ。ホイール部分が。
ところで気になったので、チャチという語源を調べてみた。
ちゃちというのは小さいという言葉から派生したらしい。なるほど。「小さい⇒ちいさい⇒ちゃっちい⇒チャチ」、いやいや、ちいさいからちゃっちいは無理があるのではないだろうか。
まあいい、それではこのマウスの凄さについて紹介していこう。
そもそも、このマウスはゲーミングマウスという触れ込みで購入した。
見ての通り、ゲーミングの名にふさわしい、メカニカルでエッジの効いたこのマウスは闘争心が熱くたぎり、アーマードコアの新作が出そうになるほどだ。
ところが、このホイール部分を見て欲しい。写真では伝わらないが、驚くほどゆるゆるなのだ。
何事もユルユルはよくない。人生には適度な遊びは必要であるが、行き過ぎるとよくない。マウスも同じことだと思う。
ちなみにゆるゆるというのは漢字で「緩々」と書くらしい。思ったよりもそのままだ。
次にホイールのポジショニングだ。このゲーミングマウスのホイールはセンターへ来ていない。よく見てみよう。若干傾いている。
これはわざと遊びが効く方に寄せているので、センターに寄せることもできる。
しかし、なぜか左には遊びがない。つまり、遊びが右にしかなく、非対称なのだ。
以下は左側の遊びをゼロにした図だ。これでも若干右に寄っているように感じる。
私にはまったくマッチしなかったが、おそらくこの絶妙な角度がゲーミングマウスにとって重要なのだろう。
さらにゲーミングマウスならではの光る機能を備えている。早速つけてみよう。意外と綺麗に光る。
ゆっくりと様々な色に変化し、美しい。優雅である。
別角度から見てみよう、よく見ると、ホイール部は光っていない。光るように加工がされているのにも関わらずだ。
値段帯は異なるが、違う機種と比較してみよう。こちらはホイール部も非常に美しく光っている。
なぜホイール部が光っていないのか?これは手に持つと理由が想像できる。おそらく、周りに気づかせないためだ。
光る部分は手で持つと全てカバーすることができる。
しかし、以下のようにホイール部が光ると、上司にゲームをしていると疑われる恐れすらある。光り方がゲーミングマウスのそれであり、丸わかりである。
つまり、仕事場で隠れてゲームをしていても、手の平で全てを隠してしまえばゲーミングマウスであることはわからない。
そういう仕様になっているのだろう。
このマウスの良いところも紹介しておかなくてはならない。レビュアーは常に公平であるべきだからだ。
まずこのマウスはしっかりとグリップができる。マウスとしての最低要件を満たしている。
もちろんマウスとして機能する。ゆるゆるなホイールのお陰でスクロールが定めにくいが、正常に動作する。
次にサイドに2ボタンを搭載している。これにより進む、戻るを簡便に行うことができる。安物のマウスにはついていない大変便利な機能だ。
さらに先がとんがっているため、事務所に悪漢がやってきても攻撃することができる。
せっかくなので、エッジの角度を測ってみた。約54度である。
つまり、直角三角形の鋭角部分で刺すよりも弱く、直角部分で刺すよりも強い痛みを相手に与えることができる利点がある。
ただし、私は一度も人に試したことがないため、この部分は想像であり、完全なるエアレビューである。
今回、私はこのゲーミングマウスをワーストバイガジェットとして選んだ。
しかし、あくまで私にとってのワーストバイガジェットであり、この画面の向こう側にいるあなたにとってはベストガジェットかもしれない。
特にこんな人におすすめだ。
・仕事中にゲームがしたいがいざという時に手のひらで隠したい
・突然、悪い奴に襲われる可能性がある
・仕事中眠気に襲われることが多いので手元に角の立ったものが欲しい
特にマウスのエッジを活用できる人にとって、このマウスはまさにベストガジェットとなりえる可能性が高い。
ぜひ一度手に取って、試してみて欲しい。amazonでは売り切れでもう手に入れることはできないが。
<終わりに>
このマウス安くて基本機能はソコソコですが、本文にも書いているようにホイール部が気に食わず、30分で使うのをやめました。
他は意外と普通に動くので、ホイール部分を改善してくれれば、普通に売れるんじゃないかなと思ってます。
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