【情報の価値】木材を知って木の価値を高める
・はじめに
ここでは
木材→製材された柱や板
木→丸太や山にある立木
という区分で話をしていきます。
これは木材(板)
これは木(原木・丸太)
・木から木材へ
木を加工して木材になります。
木は山で伐採され搬出されます。
木材加工工場は山で生産された木を買って木材にします。
多くの場合、木を生産(伐採・搬出)する人と木材に加工する人は異なります。
木材を加工する人は木を買って、加工して、木材を売るのが仕事です。
木を売る人は、木を買って加工する人のことを知っておく必要があります。
買う人がどんなものを求めているのか?
なにをつくりたくて、どれを選んでいるのか?
・顧客を知る
買い手のニーズを知るというのはごく当たり前のことなのですが、その情報を山で持っている人は少ない。
意外に思われる人もいるかもしれませんが、自分が伐採した木がどこへいって何になっているのか知っていて山で作業されている人はかなり少数です。
多くの人々方はその行き先、利用先を知りません。
お客様のことを知って、よりそれに見合ったものを提供する、という流れがまだ林業には不足しています。
とはいえ木材加工工場、製材工場のことをどう調べればいいのか、知ればいいのかとっかかりがないのも事実です。
そこで製材所で製材の仕組み、考え方、木と木材の関連性を学ぶ機会を紹介します。
・製材所で製材を学ぶ
【製材所で学ぶ 森から木の価値を高める講習会】
↓詳細は以下のWebサイト
https://peraichi.com/landing_pages/view/seizaisyostudy
この講習会の目的は4つ
・製材加工のことを知って、よりニーズに適した木の生産が山からできるようにする
・それにより木の価格の向上が見込める
・それにより山主へ利益の還元を行える
・それにより森林の施行、育林、造林へとつながる
どんな業種でも顧客データはとても重要な情報です。顧客を知り、商品を提供するという商売の基本に立ち返り、木の価値の向上を目論んでいます。
これまで製材のことを学びたいと思っても、
学ぶ場がありませんでした。
木材のことを知る、木を買う顧客のことを知る、
そして木の価値を高める。
モノの流れの一つ先、一つ前に視野を広げるだけでもいろんな可能性が見えてきます。
しかもこれまでは得られなかった、得ることが困難だった情報がインターネット、ソーシャルメディアなどの発展により、手を伸ばせば情報が得られる環境が整ってきました。
情報の持つ可能性はまだまだあると思います。